story
そのひとりのストーリー

誰かと競うためではなく
以前の自分を越え続けたい

ワンダーメイクフェスへの参加を通じて、夢や才能を育む子どもたち。
STORYのコーナーでは、そんなストーリーや彼らの作品を紹介します。

有本剛(ありもと つよし)くん
(小学5年生・ロボットテクニカルコース・LITALICOワンダー秋葉原)

できるか分からなかったけど、やってみようと思った。

できるか分からなかったけど、やってみようと思った。

「フェスってなんだ?プレゼンってなんだろう・・?」

教室で初めてワンダーメイクフェスについて耳にしたとき、

馴染みのない言葉にあまりピンとこなかったという。

それでも、色々と話を聞いているうちに少し前に学校でおこなったグループ発表を思い出した。

みんなと力を併せて発表を成功させることはできた。

「今度は、自分でつくった作品を 自分の言葉で伝えてみよう。」

お父さんと相談し、悩みながらもプレゼン発表へのエントリーを決めた。

“やると決めたら、とことんやる。”

“やると決めたら、とことんやる。”

幼いころから一つの物事に集中して取り組むタイプだったという剛くん。

ロボット製作のかたわら、プレゼン練習にも余念がない。

まず行ったのはプレゼン野外リハーサル。

少し離れたところでお父さんが声を録音し、ちゃんと聞こえるかを検証。

その結果、「あれ、ぜんぜん聞こえない・・」

自分の発表を振り返り分析した剛くん、今度はカラオケボックスで練習を始める。

「この作品は自分にしかわからない、聞いている人にちゃんと伝えるにはどうしたらいいんだろう」発表台本は何度も推敲し、練り直した。

挑戦は、楽しい。

挑戦は、楽しい。

たくさんの練習を重ねた剛くん、それでも当日はとても緊張したという。

「結構ドキドキしてたけど、お客さんの前に出たら大丈夫になった。」

緊張を乗り越え、立派にプレゼンをやり遂げた。

朝ごはんに食べたという験担ぎのカツも功を奏したのだろうか。

改めてフェス参加の感想を尋ねると、まず一言、「参加してよかった」と話す。

「挑戦は、楽しい。挑戦すると何度も失敗する。でもその失敗の繰り返しが楽しいんだ。」と教えてくれた。

自分が納得するまで挑戦しよう。

自分が納得するまで挑戦しよう。

「目標をもったこと、諦めなかったこと、感謝の気持ちをもてたこと、やり遂げたこと」ワンダーメイクフェス直後に書いたという振り返りシートには、参加して良かったことをこのように書き記している。

お父さんに尋ねると、ワンダーメイクフェスの参加後は普段の生活にも少し変化があったという。

これまでよりも自分から積極的に手を上げて物事に取り組む様子が増え、今度学校で行われる運動会にも応援団としての参加を前向きに検討中とのことだ。

今回のワンダーメイクフェス5では、なんと前回と同じ題材で出展することを決めたそうだ。誰かと競うためではなく、以前の自分を越えたいのだという。

前回よりもさらにかっこよく、自分の納得のいく作品を目指し、日々挑戦を続けている。

 

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