子どものプログラミング教育について
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プログラミングってどういうものなの?
意図した動きを順番に指示すること。「プログラム」という言葉があります。運動会のプログラム、ピアノの発表会のプログラムなど。コンピュータのプログラミングでは人間がコンピュータにさせたい仕事を小さな処理に分割し、コンピュータに指示しやすくするためにつくられた言語(プログラミング言語)で記述します。コンピュータは指示された通りのことしか動かないため、記述方法に規則があります。複雑な問題を正しく速く処理するための記述方法を定式化したのがアルゴリズムです。
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小学生でもプログラミングはできるのでしょうか?
プログラミングの考え方は小学生でも使うことができるようになります。iOSアプリやWebアプリ開発などの社会で使われているような技術は英語が使われているプログラミング言語を学んだり、数学的知識が必要になったり、キーボードタイピングのスキルが必要になりますが、近年はScratchやViscuitなど教育用のプログラミング言語も増えてきました。こういった教育用のプログラミング言語を使うことで、自分の意図した処理をコンピュータに指示し、思い通りのものをつくるということが小学生もできるようになります。
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子どもがプログラミングができるようになるのは、どれくらい時間がかかるでしょうか?
お子さんの興味関心やつくりたいゲームやアプリの難易度によりますが、プログラミングの中の簡単な指示の組み合わせは、60分のワークショップで理解できるようになります。お子さんによりますが、小学1~2年生で2年程、小学3年生以上で1年程、教育用のプログラミングに取り組み続けると複雑な指示の組み合わせを使えるようになり、初期の家庭用ゲームのようなしくみを自分の力だけでつくることができるようになります。
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2020年プログラミング教育必修化ってどういうこと?
政府の新成長戦略で小中学校のプログラミング必修化が発表され、文部科学省は2020年度からの新学習指導要領に盛り込むために議論を進めています。小学校では新しく教科をつくるのではなく、総合的な学習を含む既存の教科に取り入れる形での導入が検討されています。中学校では既に「技術・家庭」でプログラミングについて教えていますが、新しい内容が盛り込まれる予定です。2016年の有識者会議ではプログラミング教育について、『将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。』としています。
プログラミング教育がもたらす効果