最終更新日:2021.03.29
公開日:2020.09.17
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【子供(小学生)】無料で簡単にロボットが動かせる!mBlock(エムブロック)の使い方・学び方は?
ゲームやロボット好きな子供におすすめ!プログラミング学習やAI学習もできるmBlock(エムブロック)とは?
2020年に小学校で必修化されたこともあり、「プログラミング教育」ということばを耳にする機会が増えました。
プログラミング学習を通して論理的思考力が身につき将来に役立つということから、関心を持つ保護者も多いですが、一方で、自分の子供に合ったプログラミングの学び方がわからないという声もよく聞かれます。
もしもロボットやAI学習に興味がある子供なら、無料で使える子供向けプログラミングアプリmBlock(エムブロック)に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
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mBlock(エムブロック)とは?
mBlock(エムブロック)とは、Makeblock社が開発した教育用プログラミングソフトウェアです。
世界中でプログラミング教育に使われているScratch(スクラッチ)と同様に、ブロックを組み合わせてプログラミングすることができます。
また、ロボットと接続するとロボットの制御も可能です。
mBlock(エムブロック)では、ブロック型のプログラミングと、世界中で使われているプログラミング言語「Python(パイソン)」を比較しながら学ぶことができます。
音声認識や画像認識といったAI(人工知能)や機械学習の考え方を学ぶ拡張機能もついているため、初心者から中上級者まで幅広く使うことができるのも特徴です。
<無料>mBlock(エムブロック)はどうやって始められる?
mBlock(エムブロック)は、PCではブラウザで、スマートフォンやタブレットではアプリをインストールして利用することができます。
※アプリのダウンロードや動画の視聴には別途通信料がかかります。
※AIや機械学習などの拡張機能を使う場合は、サインアップ(アカウント作成)の必要があります。
iOS(iPad・iPhone)の場合
こちらからアプリをダウンロードする
Android(スマートフォン・タブレット)の場合
こちらからアプリをダウンロードする
パソコンの場合
1. 公式サイトへアクセスする
2.「mBlockウェブ版」の「ビジュアルプログラミング」をクリックする
mBlock(エムブロック)は、ロボットと接続してプログラミングを学べる
mBlock(エムブロック)を対応しているロボット教材と接続することで、ロボットを動かすことができます。
誕生日などのお祝い事で、子供にロボット教材をプレゼントするのと同時に、mBlock(エムブロック)でプログラミングを学び始めるのもよいでしょう。
mBlock(エムブロック)と連携可能なロボットにはCodey Rocky(コーディーロッキー)やmBot(エムボット)などいくつかありますが、初めてプログラミングを学ぶ子供にはCodey Rocky(コーディーロッキー)がおすすめです。
組み立てる必要がなく、すでに完成しているロボットを操作したりプログラミングしたりすることができるため、手軽に始めやすいためです。
<動画で紹介>mBlock(エムブロック)とCodey Rocky(コーディーロッキー)でタイマーをつくろう
インストールして準備ができたら、早速mBlock(エムブロック)を使ってみましょう。
この動画では、別売りの「Codey Rocky(コーディーロッキー)」と呼ばれるロボットを使って、タイマーをつくります。
Codey Rocky(コーディーロッキー)とは
AIを扱うことができるロボットで、音声認識やセンサーを駆使してさまざまな動きをプログラミングすることができます。
Scratch(スクラッチ)をベースに開発されたブロック型プログラミングで制御し、コードを「Python(パイソン)」に変換して学ぶことも可能です。
1. 秒数管理をマスター!タイマーをつくろう
Codey Rocky(コーディーロッキー)とパソコンをつなげて、タイマーづくりに挑戦します。
数字が増えすぎたり、減りすぎたりしないように不等式を使ってプログラミングするのがポイントです。
自分のペースに合わせて、時々動画を止めながら進めてみましょう。
2.機械学習と認知センサーをつかおう!笑顔レベルチェッカーをつくろう
次に、Codey Rocky(コーディーロッキー)の機械学習機能を使って、笑顔チェッカーをつくってみましょう。
顔を認識して、どのくらい笑顔かどうか判定してくれます。
笑顔レベルをいくつか用意して、数字を変えて遊んでみましょう。
mBlock(エムブロック)とCodey Rocky(コーディーロッキー)で機械学習の考え方を学べる!
上記の「笑顔レベルチェッカー」はmBlock(エムブロック)の機械学習の機能を使って、カメラにうつる顔を認識させています。
機械学習とは、AIの中核的な技術のひとつです。
AIって?
AIは「人工知能」とも呼ばれます。
ものを認識したり、言葉を理解する人間の知的行動をソフトウェアを用いて人工的に再現するもののことです。
人間は画像に写っているものが何であるのか、これまでの経験から「理解」して判断します。
しかし、コンピュータは画像に何が写っているかを「理解」することはできません。
同じように、人間が言葉として意味を持たせた音声を、コンピューターは「理解」することができません。
AIを用いることで、コンピュータに画像を学習させたり(画像認識)、音声を学習させたり(音声認識)することができます。
もっと手軽に始めるなら、ロボットとセットのワークショップに参加してみよう
mBlock(エムブロック)は単体でも使用できますが、ロボット教材が実際に動くのを見ることで、多くの子供たちはやる気を刺激されます。
ロボット教材でどんなことができるのかわからない・自分で探して準備するのが大変という方は、ロボット教材がセットになったワークショップやプログラミングの仕方がよく似ているScratch(スクラッチ)が学べる教室を利用するのも、ひとつの手です。
LITALICOワンダーのゲーム&アプリプログラミングコースでは、Scratch(スクラッチ)を使ったゲームづくりなどに取り組みます。
オンラインまたはお近くの教室でご受講いただけます。
時期によっては、mBlock(エムブロック)を使ってロボットプログラミングに取り組むワークショップを開講していることもありますので、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
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監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)
監修
LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社