ロボット世界大会で、世界7位になった小学生コンビ!イベント

日本代表としてロボット世界大会に挑戦!
WRO(World Robot Olympiad)という国際的なロボットコンテストにて、厳しい国内予選を勝ち進み、日本代表としてLITALICOワンダーに通う小学生コンビ片岡嗣葉(つぐは)くん・小助川晴大(はるた)くんが出場しました!コスタリカで開催された「WRO2017コスタリカ国際大会」への挑戦の道のりを紹介します。
■WRO(World Robot Olympiad)とは?
World Robot Olympiad(以下、WRO)は国際的なロボットコンテストです。世界中の子どもたちが各々ロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競うコンテストで、市販ロボットキットを利用することで、参加しやすく、科学技術を身近に体験できる場を提供するとともに、国際交流も行われます。
【公式サイト】https://www.wroj.org/2018/
本物のオリンピックさながらに、毎年開催国が変わり2017年は南米コスタリカでの実施でした。
応募カテゴリーは、事前に発表されたルールにのっとり、課題をクリアしたポイントと完了までの時間により順位を競う「レギュラーカテゴリー(競技部門)」と、事前に与えられたテーマに沿って設計・デザインしたロボットをプレゼンテーションし、その内容を競う「オープンカテゴリー(プレゼン部門)」の2種類に分かれています。今回、嗣葉くんと晴大くんペアはオープンカテゴリーで出場し、日本代表となりました。
日本予選!海面上昇を防ぐロボットで世界へ!

WROオープンカテゴリーの予選はまず「ビデオ審査」からはじまります。ビデオ予選を通過したチームが国内の「決勝大会」に進むことができます。そこで表彰されたチームの中で世界大会に出場できるチームが決まります。開催年によっては世界大会へ出場チームなしという年もある厳しい道のりです。
昨年のロボット制作のテーマは「サステナビリティ(持続可能性)」。テーマに沿ったものであればどんなロボットをつくってもOKな自由さがこのカテゴリーの面白いところです。
しかし、高い技術力を持っており、何かを再現したり、アレンジすることにセンスがある嗣葉くんにとって、アイデア出しは少し苦手な分野。テーマに沿ったロボットのアイデアを考えることに苦戦しました。
テーマにそった様々な社会問題や技術について調べて、ロボットで実現したらよいものはないかご両親やLITALICOワンダーのスタッフとアイデアを出しあいました。
そんな中、あるテレビアニメを観ていたときに出てきた「南極の氷が溶けている」という話題に着眼し、今回の海面上昇を防ぐロボットを思いつきました。
本気でぶつかりあって、最高のロボットを仕上げた

無事ビデオ審査を通過して、日本での決勝大会に向けてロボットをバージョンアップ!
①低い氷山をさがすパトロールロボット
②見つけたあとに①から信号を送って動く、海水を汲み上げるポンプロボット
③組み上げた海水を霧状に発射する噴射ロボット
の3つのロボットで構成し、南極の寒い空気に海水を噴射することで、再び雪状にふきかけ、氷山を復活させるロボットを製作しました。
特に③の「一定量のものを遠くに噴射しつづける」仕組みの部分は、パワーが足りずに特に実現が難しかったところを、ビニールプールをふくらませるような自動ポンプを採用し、ロボットでスイッチをいれる仕組みを開発することで解決しました。
製作時には、パーツごとに役割分担しては、できたパーツにお互いにフィードバックしあってよりよいものを作り上げていきました。時にはヒートアップして喧嘩のようになってしまうこともあったそう。そうして遠慮なくぶつかりあったからこそ、決勝大会では妥協のないロボットで臨むことができました!
これがチーム「Frozen Blizzard」のロボットだ!

決勝大会では、発表ブースの設営も子どもたちだけの手で行わなければなりません。嗣葉くん・晴大くんのチーム「Frozen Blizzard」は3つのロボットが連携がキーポイント。設営の際に会場の環境に合わせて、センサーが作動するか、ロボットの動線に障害物がないかなどしっかり確認をしなければ、3つのロボットの連携ミスが起きてしまう可能性もありました。
でも、当日は本番に強い2人。ロボットの設営も制限時間内に終え、プレゼンテーションでも堂々としたプレゼンを披露しました。その場で聞かれた審査員からのするどい質問にも、落ち着いて回答することができました。
その結果は、小学生チームとして世界大会への出場が決定!
別チームでもチャレンジしてきた、嗣葉くんにとっては3年目にしてやっと掴んだ世界大会への切符でした!
コスタリカへ!地元新聞1面を飾り、ブース注目度はNo.1!

世界大会に出場が決まってからは、オール英語の原稿のプレゼン練習や、ロボットの最終調整に大忙し。週3日以上はロボットと向き合う日々でした。
そして、のぞんだコスタリカ世界大会!
日本予選からはさらに「伝え方」をバージョンアップ!ペンギンと南極観測隊に扮した服装を用意し、目から楽しませる演出を心がけました。他にも審査員からの英語での質問にうまく答えるため、質問項目をボードから選ばせるスタイルにしたり、日本らしさを伝えるため折り紙の鶴をプレゼントするアイデアを用意するなど、随所に工夫を凝らしました。
その結果、「Frozen Blizzard」は世界7位!日本チームとしては過去最年少での出場だったにも関わらず、中高生も含め2番目の好成績を残すことができました。また、コスタリカの現地新聞に大きく取り上げられるなど、ブースの注目度は世界でも指折りの結果でした。
世界大会で学んだ「人に伝える」ということ

日本予選と大きく違ったのは、”人に伝えるための魅せ方”の技術の高さでした。
◎自分の名刺をつくる
◎アイスブレイクとして、ダンスから始まり観客を惹きつけてから発表
◎開始後30秒は寸劇を行い、ロボット制作の背景を簡単に説明
◎審査員を巻き込んでブース内に引き込んで話す
◎ポスターが説明用にグラフになっていて、プレゼン資料になっている
など、世界各国のチームは時間の使い方や空間の使い方に様々な工夫を凝らしていました。
ビジネスマン顔負けのプレゼンテーションスキルの高さに、WROのレベルの高さとオープンカテゴリーに挑戦することで得られる学びの深さを感じることができました。
本気で打ち込んだ経験が、子どもたちを成長させる

LITALICOワンダーではWROに限らず、外部コンテストや子どもたちによるイベント出展などを積極的に行っています。
それは、進学や就職など、自分の将来を選択するときに、ロボット製作などのものづくりを通じて得た挑戦の経験がその後の人生を大きく左右するターニングポイントになると考えているからです。
「例えば甲子園に向けて必死に頑張る子がいるように、ロボットコンテストに向けて悔し泣きするほど本気で打ち込んで、試行錯誤した経験は必ず子どもたちを大きく成長させてくれます。そんな機会をたくさんつくっていけるよう子どもたちにあった社会との接点づくりは常に意識的に行っています。」(田中聡大コーチ/LITALICOワンダー渋谷教室長)
今年は2チーム出場!日本代表目指して全国大会へ!

そして今年も9月9日(日)に日本予選(全国大会)が開催されます。嗣葉くん&晴大くんチームももう1名メンバーを加えて出場することが決まりました!
LITALICOワンダーに通っている子どもたちからは、さらに中学生チームも動画審査を通過しています。この夏をかけて準備してきた成果を発揮してくれることをLITALICOワンダー一同応援しています!
チーム名:Candy Samurai
プロジェクト名:Save the Food Project
チーム名:wonder bugs
プロジェクト名:bugs kitchin