最終更新日:2023.04.05
公開日:2020.08.07
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子供(小学生・中学生・高校生)向けプログラミングコンテスト(大会)5選!参加するメリットも解説
プログラミングコンテストとは
プロミラミングコンテストとは、一定のルール(使用するロボット、ソフトウェア、プログラミング言語、学年、年齢など)のもと、個人もしくはチームごとに競うプログラミングの大会です。
大人向けやITエンジニア向けの大会が多く開催されており、中には小学生がエントリーできるものも。また、プログラミングスクールの内部で開催されるコンテストもあれば、企業が主催するコンテストもあります。
WRO(World Robot Olympiad) のように世界規模のものや、アプリ甲子園のように全国規模のものなど、コンテストの規模も様々です
この記事では、子供(小学生・中学生・高校生)が参加できるコンテストの例や、参加するメリットなどをご紹介します。
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プログラミングコンテストに参加する4つのメリット
小学生・中学生がプログラミングコンテストに参加するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。以下に4つ、ご紹介します。
目標を持って学習できる
明確なゴールを持って取り組むことで、プログラミングスキルが伸びやすくなります。
チームワークを高めることができる
チーム戦の場合、チームメイトとアイデアを出し合い、共に試行錯誤をしながら準備を進めることになります。個人戦の場合も、同じ教室でプログラミングを学ぶメンバーから制作物へのフィードバックをもらう機会が増え、連帯感が生まれやすくなります。プログラミングスキルだけではなく、仲間とのチームワークを育んでいけるのも、大きなメリットだといえるでしょう。
ライバルからの刺激で成長できる
コンテストで仲間と同じくらい大事なのが、ライバルの存在です。ライバルの作品から学んだり、ライバルと比較して自分の立ち位置を確認したりすることで、刺激を受け成長意欲を高めることができます。
入賞経験が、進学や就職の際に役立つ可能性も
規模の大きいコンテストや知名度の高いコンテストで入賞すると、進学や就職の際にアピールポイントとなり、有利に働く可能性が高くなります。
小中学生向けプログラミングコンテスト(大会)5選
小学生・中学生が参加できるプログラミングコンテスト(大会)を5つご紹介します。
1. 全国小中学生プログラミング大会(ロボット・アプリ・電子工作など)
・対象:小学生・中学生
・エントリー人数:1人〜3人
・作品ジャンル:ロボット・アプリ・電子工作など、形は問わない
審査基準は「発想力」「表現力」「技術力」の3つで、1人何度でもエントリー可能です。
小学生・中学生を対象とした全国規模のプログラミング大会で、「U-22プログラミングコンテスト」と連携しています。
2. U-22プログラミングコンテスト(ロボット・アプリ・電子工作など)
・対象:22歳以下
・エントリー人数:問わない
・作品ジャンル:ロボット・アプリ・電子工作など、形は問わない
「プロダクト」、「テクノロジー」、「アイデア」の3つのポイントで評価されます。特に「なぜこのアプリを作ったのか」という背景が重視されます。
3. WROJapan(ロボット)
・対象:小学生・中学生・高校生、大学生
・エントリー人数:選手(児童・生徒)2~3名 + コーチ(20歳以上の大人)1名
・作品ジャンル:ロボット(レゴ®マインドストーム®もしくはレゴ®WeDo、大会指定のロボットキットとソフトウェアにより製作されたロボット)
WRO(World Robot Olympiad)は、自律型ロボットによる、世界最大規模のコンテストです。
世界約75の国・地域から29,000を超える小学生・中学生・高校生、大学生のチームが参加し、回を重ねるごとに国際的な盛り上がりを増しています。
2020年は「レギュラーカテゴリ」「オープンカテゴリ」「R-Sports Challenge」「フットボール/アドバンスドロボティクス・チャレンジ」の4つのカテゴリーのなかから選んでエントリーします。
国内の大会を勝ち抜き、WROの国際的な大会への出場を推薦されたチームは、世界大会に参加できる可能性があります。
IT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」に通う小学生チーム「Frozen Blizzard」は、WRO2017コスタリカ国際大会で世界7位に入賞しました。
4. アプリ甲子園(アプリ)
・対象:小学生・中学生・高校生 もしくは、生年月日が2001年4月2日以降の方(2019年時点)
・エントリー人数:問わない
・作品ジャンル:スマートフォンアプリ
「中高生のため」のスマートフォンアプリ開発コンテストですが、小学生からでも応募可能です。
「企画力×技術力」を大きな2軸として評価され、プログラミングスキルだけではなく、企画内容の斬新さやオリジナリティなどクリエイティブな力を存分に発揮することが求められます。
5. Unityインターハイ(ゲーム)
・対象:西暦2002年4月2日以降に生まれた方(2020年時点)
・エントリー人数:問わない(正式登録する代表者はリーダー1名、メンバー2名まで)
・作品ジャンル:Unity(ユニティ)を使用したゲーム作品
Unity(ユニティ)を使用したゲーム開発の全国大会です。作品のテーマはなく、自由な発想でつくったオリジナルゲームを応募することができます。
ゲームの完成度やオリジナリティが公正にに評価されます。
LITALICOワンダーでも作品発表会を実施!「ワンダーメイクフェス」
LITALICOワンダーでも、通塾生による作品発表会「ワンダーメイクフェス」を年1回以上開催しています。
ワンダーメイクフェスは一般の方も入場できるイベントで、2019年に開催した「ワンダーメイクフェス6」では、過去最大の9,168名の方にお越しいただきました。
発表者はプレゼンテーションだけでなく、ブース出展やポスター展示、動画の上映など様々な形式で発表しました。
参加者からは「人前で発表するのは苦手だったけど、挑戦してやり遂げたことで自信がついた」「自分の作品にフィードバックをもらえて嬉しかった」などの感想があったほか、学校生活でも積極的に物事に取り組むようになった、将来の夢や進路のイメージが膨らんだ、といった変化も見られました。
まとめ
全国にはこの記事で紹介した以外にも多様な大会があり、大規模なコンテストでは、予選や一次選考は制作物の提出でエントリーし、決勝としてプレゼンテーション大会が開催されるものが多いです。
コンテスト・大会の評価基準では、プログラミングスキルのみに限らず、「何をつくるか?」「何のためにつくるか?」「プログラミングによって、どのような問題が解決できるか?」といった各々の視点や発想力が非常に重視されていることがわかります。
既存の教材や説明書の通りにプログラミングする力以上に、自分なりの視点で新しいものを生み出す「ものづくり」の姿勢が問われているといえるでしょう。
また、小学生・中学生向けのコンテストは、全国小中学生プログラミング大会やU-22プログラミング大会などのように自由なプログラミング言語で参加しやすいことも特徴のひとつです。独自の視点があれば、Scratch(スクラッチ)やViscuit(ビスケット)などのビジュアルプログラミング言語でエントリーし、入賞を目指すことができます。
LITALICOワンダー通塾生にはコンテストに挑戦するお子さんが多く、WROJapan(ロボット)で世界7位に入賞したお子さんもいます。
また、ワンダーメイクフェスも、成長の機会として数多くのお子さんにご参加いただいています。
もしもそんな仲間と一緒に刺激し合いながら学んでみたいという方は、まずは無料で体験授業にご参加してみてはいかがでしょうか。
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監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)
監修
LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社