最終更新日:2021.06.06
公開日:2020.09.24
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はじめてプログラミングを学習する小学生の子どもにおすすめの学習サイトは?世界中で使われる有名サイト3選
はじめてプログラミングを学習する小学生の子どもにおすすめの学習サイトは?世界中で使われる有名サイト3選
小学校でプログラミング教育が必修化された今、小学生のプログラミング学習に注目が集まっています。
しかし、小学生の子どもがプログラミング学習に興味を持っても、何から手をつけるべきか分からないと思われるのではないでしょうか。
プログラミング学習は、無料で使うことができるツールを活用することで、独学でもはじめることができます。
中でもおすすめのツール「Scratch(スクラッチ)」「mBlock(エムブロック)」「Unity(ユニティ)」を、学び方と一緒に紹介します。
子どもが小学生からプログラミングを学ぶメリット
プログラミング教育は、2020年度から小学校で必修化され注目を集めています。
小学生からプログラミングを学ぶことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
プログラミングによって身につく資質・能力とは?
文部科学省は、プログラミング教育で育成する資質・能力について3つの柱を以下のように定めています。
・「プログラミング的思考」を育むこと(思考力、判断力、表現力など)
・身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気づくこと(知識および技能)
・コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度(学びに向かう力、人間性等)
また、各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすることとしています。
参考:小学校プログラミング教育の手引(第三版)|文部科学省
プログラミング的思考って?
「プログラミング的思考」とは、プログラマーになるための思考を指すものではありません。
将来どのような職業に就くとしても普遍的に求められる「自分が意図する活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要で、どのように改善していけば意図した活動に近づくのかを論理的に考える力」のことをいいます。
プログラミング学習を通して、「物事を抽象化する力」「物事を分解する力」「やるべきことを順序立てて考える力」「ベストな方法であるか否かを分析・判断する力」「他の方法に置き換えて一般化する力」などを身につけます。
こういった「プログラミング的思考」などを小学生から身につけることで、将来どのような進路を選択したとしても、幅広い場面で活かすことができると考えられているのです。
Scratch(スクラッチ)
Scratch(スクラッチ)は、世界中の7000万人近いユーザーが家庭や学校、プログラミング教室などのプログラミング学習で使っているビジュアルプログラミング言語です。
参考:統計情報(Scratch)
ブロックを組み合わせることで、専門的なコード記述・文法の知識がなくても、ゲームやアニメーション作品など多様な作品をプログラミングによって制作することができます。
Scratch(スクラッチ)でこんなものをつくることができる!
Scratch(スクラッチ)を早速学びたい方は
下記の記事では、Scratch(スクラッチ)のはじめ方を詳しく紹介しています。
独学でプログラミングをはじめたい子どもにもおすすめです。ぜひ参考にしてください。
mBlock(エムブロック)
mBlock(エムブロック)は教育用プログラミングソフトウェアの1つで、ロボットと接続することでロボットの制御が可能です。
Scratch(スクラッチ)のようにブロックを組み合わせてプログラミングするだけでなく、世界中で使われているプログラミング言語「Python(パイソン)」でプログラミングすることもでき、初心者から上級者まで使うことができます。
拡張機能を使えば、AI(人工知能)にまつわるプログラミングに取り組むことができます。
例えば、音声認識や画像認識といった機械学習の考え方を学ぶことが可能です。
mBlock(エムブロック)でこんなものをつくることができる!
mBlock(エムブロック)には、連携できる別売りのロボットなどがあり、それぞれのロボットによってつくることができるものが異なります。
例えば、はじめてプログラミングを学ぶ子どもにおすすめな「CodeyRocky(コーディロッキー)」と接続すると、秒数を数えることができるタイマーや、顔を認識してどのくらい笑顔かどうか判定できる笑顔チェッカーなどをつくることができます。
笑顔チェッカーは、CodeyRocky(コーディロッキー)で扱うことのできるAIの中核的な技術の1つである機械学習を使っているため、AIについて学習するきっかけにもなります。
mBlock(エムブロック)を早速学びたい方は
下記の記事ではmBlock(エムブロック)のはじめ方を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
Unity(ユニティ)
Unityは、ゲーム開発をはじめとする3Dコンテンツ開発エンジンの1つです。
3Dコンテンツ開発エンジンとは、ゲームやVR用ソフトなどの3Dコンテンツをより簡単につくるための支援ツールを指します。
世界の有名なゲームメーカーでも多く採用されており、近年では「ポケモンGO」の開発に使用されたことでも話題になりました。
ScratchやmBlockと比べると上級者向けになるものの、視覚的に操作できる点も多いため、はじめてのゲームづくりやテキストプログラミング言語の学習には欠かすことができないでしょう。
参考:Unity公式サイト
Unity(ユニティ)でこんなものをつくることができる!
Unityは、2Dゲームと3Dゲームのいずれもつくることが可能です。
C#(シーシャープ)というプログラミング言語を使用して開発を行います。さまざまな端末やプラットフォームに対応しているため、自分の思い通りに作品づくりができるでしょう。
またUnityは、映画やアニメーションの制作や建築物の設計、医療分野でのシミュレーションにも活用されています。
ゲーム以外の面での将来性の高さも魅力の1つです。
Unity(ユニティ)を早速学びたい方は
下記の記事ではUnity(ユニティ)のはじめ方を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
子どもがプログラミングを学ぶ方法は独学がベスト?
この記事では、小学生におすすめなプログラミング学習方法として、無料で手軽にはじめることができるツールを紹介しました。
これらのツールを活用することで、プログラミングを独学で学ぶことは可能です。しかし、独学にはデメリットもあります。
例えば、現状の子どものレベルに合ったツールが探しづらいこと、子どもに合った学習方法になっているか判断しづらいこと、つまづいたときに、サポートしてもらえないためにプログラミング学習を挫折しやすいことなどが挙げられます。
また、独学である程度の知識を得てからも、その後の明確な目標や進むべき方向性が自身の判断に委ねられてしまうため、効果的なステップアップが難しいことも考えられます。
これらのデメリットを解消するには「子ども向けのプログラミング教室」に通う方法がおすすめです。
一緒に学ぶ先生や仲間がいることで、分からないときは質問したり、仲間と一緒に切磋琢磨したりすることができます。
LITALICOワンダー(リタリコワンダー)では、Viscuit(ビスケット)やScratch(スクラッチ)、Unity(ユニティ)などを使ったものづくりに取り組むことが可能です。
統一されたカリキュラムではなく、子ども一人ひとりの個性やプログラミングの習熟度に合わせて、オーダーメイドカリキュラムを元にした授業を行うことがLITALICOワンダーの特徴です。
パソコン初心者の子どもは簡単な操作からはじめて少しずつステップアップしていくように、すでにスキルのある子どもは興味の方向性を探り、さらに発展したものづくりができるように授業を行うため、それぞれのペースで楽しく学ぶことができます。
ご家庭で子どものプログラミング学習をどうサポートすれば良いか分からない…と悩んでいたり、もっと子どもの好き興味とプログラミングをかけ合わせて子どもの可能性を伸ばしてあげたいと考えたりされている保護者さまは、無料で参加可能なLITALICOワンダーの体験授業に申し込んでみてはいかがでしょうか。
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監修 LITALICOワンダー編集部(りたりこわんだー へんしゅうぶ)
監修
LITALICOワンダー編集部(りたりこわんだー へんしゅうぶ)LITALICOワンダー編集部では、ITやものづくり、子どもの教育などに関するさまざまな記事を発信します。LITALICOワンダーは、新年長さん〜高校生のお子さんを対象にしたIT×ものづくり教室です。