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プログラミング教育コラム

最終更新日:2021.08.19 
公開日:2021.08.25

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プログラミングをAO入試に取り入れている国公立・私立大学は?

プログラミングをAO入試に取り入れている国公立・私立大学は?

プログラミングというと、専門知識を持った技術者・開発者が扱う分野というイメージを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、小中学校でプログラミング学習が導入され、現在では身近な存在になりつつあります。

大学入試でも近年、AO入試や推薦入試において、プログラミングを評価項目とする大学・学部が登場しています。

実際の大学入試では、どのようにプログラミングが取り入れられているのでしょうか。この記事では近年のAO入試・推薦入試での事例を取り上げ、プログラミングがどのように評価されているのかについて解説します。

AO入試、推薦入試とは?

AO入試の「AO」は「アドミッション・オフィス」の略であり、「入学事務局」を意味する言葉です。書類審査や小論文、面接などを元に、大学側が求める人物であるかを総合的に判定する入試方法を、これまでは「AO入試」と呼んでいました。

現在は「総合型選抜」という名称になっており、入学試験当日の成績だけでは判断することができない、多面的な選考方法での入試を指します。大学入学共通テストの得点を選考内容に加えている大学もありますが、事前に提出されたレポートや、面接での受け答え内容を重視する傾向にあるようです。

 

入学試験の得点のみで合否判定を行わない入試方法には、推薦入試もあります。

所定の出願条件を満たし、出身校からの推薦を受ける入試方法であり、現在は「学校推薦型選抜」と呼ばれています。推薦を受けるには学校の成績をはじめ、スポーツや文化活動での入賞、課外活動、取得資格など、在校中の取り組みが重要です。

選考を受ける大学への進学を強く望む人物が求められ、合格者は原則的に入学を辞退できません。

そのため、専願のみとなっているか、併願する場合はAO入試・推薦入試を受ける大学を第一志望とする、といった制約がある学校がほとんどです。

 

近年、国立大学・公立大学・私立大学いずれも、AO入試や推薦入試の実施が増えています。ほとんどの私立大学で推薦入試が取り入れられ、AO入試による入学者数は全体の約1割、推薦入試による入学者数は全体の約4割という状態です。

国立・公立大学でもAO入試が増加傾向にあり、2019年度では国立大学の7割以上がAO入試を実施しています。AO入試による国立大学への入学者数も、年々増加しています。

 

※本記事では、「総合型選抜入試」、「学校推薦型選抜」の旧名称としていまだに馴染み深い「AO入試」、「推薦入試」という言葉を使用しております。

プログラミングの取り入れられ方

AO入試や推薦入試では、一般的に出願時に調査書や活動報告書の提出が必要です。

特に理工学・情報科学といった理系分野では、プログラミングに関する活動実績が、提出書類に書くことができる実績として利用できる大学が多くあります。プログラミング学習の中で自主制作したアプリや、コンテストへの参加歴・受賞歴が、選考でのアピール材料になります。

大学・学部によっては、情報処理やプログラミングに関する取得資格も、選考時の加点対象です。例えば、情報処理技術者試験などがあります。

大学入学共通テストの得点が選考対象に含まれる場合もありますが、調査書や活動報告書の内容が重視される傾向にあるようです。プログラミングを学び、自身の強みにできれば、大学入試でも選択肢を増やせるでしょう。

入試にプログラミングを取り入れている国公立大学

AO入試や推薦入試に、プログラミングを取り入れている国公立大学の事例を紹介します。

国公立大学となると、難関大学であるイメージが強いかもしれませんが、プログラミングの知識・実績を活かせれば合格に近づくことができるでしょう。

東京工業大学 情報理工学院

東京工業大学(東工大)の情報理工学院では、調査書や活動実績報告書の内容を重視したAO入試が実施されています。

 

志願者数が定員の2~3倍を超える場合には、2段階に分けた選抜を実施。第1段階選抜は、大学入学共通テストの得点と出願書類(調査書・志望理由書・活動実績報告書など)で選考されますが、中でも活動実績報告書の内容が重視されます。

 

調査書は課外活動・特別活動の実績、受賞歴や資格取得が評価項目となるので、プログラミングコンテストへの出場歴や受賞歴はアピール材料になるでしょう。活動実績報告書の内容は、調査書の内容と重複しても大丈夫です。

 

第2段階選抜の面接試験でも、活動実績報告書の内容に基づくプレゼンテーションと質疑応答が中心となります。

参考

東京工業大学公式サイト

https://www.titech.ac.jp/

参考

令和3年度総合型選抜型学生募集要項(東京工業大学)

https://admissions.titech.ac.jp/admission/college/pdf/R03_guidelines_sogo56591257.pdf

電気通信大学 情報理工学域

東京都調布市にある国立大学、電気通信大学(電通大)の情報理工学域でも、プログラミング分野が入学試験の判定材料となる、AO試験が実施されています。

 

AO入試の第1次選考において必要な活動実績報告書では、プログラミングやデータ分析など情報技術に関する実績を提出します。プログラミング学習を通じて自主制作したアプリやプログラムがあれば、題材として利用できるでしょう。

 

第1次選考通過後の第2次選考で実施される面接でも、プログラミングへの理解や資格取得・受賞歴があれば、話を広げやすく単調な受け答えになりにくくなります。

参考

国立大学法人 電気通信大学公式サイト

https://www.uec.ac.jp/

滋賀大学 データサイエンス学部

滋賀大学では、実績評価型のAO入試において、プログラミングの実績・取得資格が利用できます。

 

第1次選考は出願書類100点、取得資格30点を合わせ、総合的に判定される書類選考です。選考対象となる出願書類には実績報告レポートがあり、これには全国規模で開催されたデータ解析やプログラミングに関するコンテストなどの参加歴を書きます。

 

取得資格の加点対象となる資格には、情報処理検定のプログラミング部門又はビジネス情報部門1級があり、これはプログラミング学習をするうえでの目標にもなる資格です。

 

第2次選考では、実績報告レポートの内容を含んだ個人面接が実施されます。最終選考は大学入学共通テストでの得点による判定となりますが、指定教科900点中550点以上が目安です。

 

大学入学共通テストの得点よりも、第1次選考の実績報告レポートの内容と、取得資格の比重が大きいと言えるでしょう。

参考

滋賀大学公式サイト

https://www.shiga-u.ac.jp/

参考

令和3年度総合型選抜学生募集要項(滋賀大学)

https://www.shiga-u.ac.jp/wp-content/uploads/2020/09/R3sougougata_youkou09.pdf

入試にプログラミングを取り入れている私立大学

続いて、私立大学のAO入試や推薦入試の事例を取り上げます。

私立大学でも国公立大学と同じく、情報科学や理工学分野の大学・学部にてプログラミングが評価項目とされています。

慶應義塾大学 理工学部、総合政策学部・環境情報学部(SFC)

慶應義塾大学(慶応大学)では理工学部や総合政策学部と環境情報学部(SFC)などで、AO入試が実施されています。所定の出願条件を満たしたうえで、第1次選考・第2次選考を実施。第1次選考は書類や動画での選考となり、志望理由書や調査書のほかに、勉学・課外活動などで優れた実績を示す必要があります。

 

選抜において有利になる資格や受賞歴が定められている学部もあります。各学部の募集要項に詳細が記載されていますので、必ず確認しておきましょう。

 

理工学部とSFCの場合、大学が定めた大会やコンテスト以外の情報・プログラミング分野の入賞歴も入試の武器として利用できます。そのため、大学が定めたものに限らず、自分が興味を持つことができ、現在取り組んでいる内容に合った資格や受賞歴獲得に挑戦してみましょう。

 

第2次選考は面接選考となり、口頭試問が行われます。

参考

慶應義塾大学公式サイト

https://www.keio.ac.jp/ja/

参考

慶應義塾大学学部入試案内 – 入試制度

https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/

立命館大学 情報理工学部、映像学部

立命館大学では情報理工学部や映像学部をはじめとする多くの学部でAO入試が実施されています。情報理工学部の選考では、自作ソフトウェアの審査のほか、書類選考や小論文、面接および口頭試問があり、多角的な選考が行われます。

 

特に自作ソフトウェアの審査では、プログラム作品だけでなく、実行マニュアルやデモ動画の提出も必要です。

 

選考では自己満足を目的とした制作物ではなく、制作意図を示す必要があります。面接でも提出した作品の内容について答えるものがあり、プログラミング能力だけでなくコミュニケーション能力も評価対象となります。

参考

立命館大学公式サイト

http://www.ritsumei.ac.jp/

参考

立命館大学 入試情報サイト

http://ritsnet.ritsumei.jp/

関西大学 システム理工学部、総合情報学部

関西大学では、システム理工学部や総合情報学部をはじめとする全学部でAO入試を実施しています。システム理工学部や総合情報学部で実施されているAO入試にも、プログラミングの知識・技術が役立ちます。選考は2段階になっており、第1次選考は書類選考、第2次選考は面接です。

 

書類選考では学部によって様々な選考基準があります。システム理工学部では、学術分野での活躍が証明できる資料の提出、または高度な資格や技術をが社会的に評価されていることを証明する資料の提出が求められます。例えば、ロボットコンテストでの実績や情報処理技術者試験のレベル3に合格した実績が記載できます。

 

情報処理技術者試験のレベル3以上にあたるのは、応用情報技術者試験であり、国家資格の一つです。高校生での合格者はまれな難関資格ですが、大学進学・就職の際に有利に働くため、興味のある人はチャレンジしてみましょう。

参考

関西大学公式サイト

https://www.kansai-u.ac.jp/ja/

参考

関西大学入学試験情報総合サイト Kan-Dai web

https://www.nyusi.kansai-u.ac.jp/

AO入試には日々の積み重ねが必要

AO入試や推薦入試では、試験当日の成績だけでは判定できない、これまでの経験や実績が求められます。高校での成績だけでなく、部活動や課外活動での成果も、大学入試の結果を左右すると言えるでしょう。

大学によっては、AO入試にプログラミング能力やプログラミングに関する実績を利用できる場合もあります。大学入試でのアピール材料とするには、日々の学習の積み重ねが大切です。学校や自宅での学習だけでなく、目標を明確にしそれに向けた指針を示してくれるプログラミング教室に通うのも有効な方法と言えます。

 

LITALICOワンダー(リタリコワンダー)は、幼稚園生(新年長)から高校生を対象にしたプログラミング教室です。カリキュラムは一定ではなく、一人ひとりの興味や個性、理解度に合わせた目標設定の上、世界に1つだけのカリキュラムによる個別授業が展開されます。オリジナル教材は初心者でも理解しやすいように、視覚的・直感的に学ぶことができる工夫がされています。

教室受講のほかにも、自宅から参加できるオンライン受講が実施されています。無料の体験授業も随時開催されているので、試しに受講を検討してみてもよいでしょう。

  • LITALICOワンダー編集部
    LITALICOワンダー編集部

    監修 LITALICOワンダー編集部(りたりこわんだー へんしゅうぶ)

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    LITALICOワンダー編集部(りたりこわんだー へんしゅうぶ)

    LITALICOワンダー編集部では、ITやものづくり、子どもの教育などに関するさまざまな記事を発信します。LITALICOワンダーは、新年長さん〜高校生のお子さんを対象にしたIT×ものづくり教室です。

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