公開日:2022.09.17
- エンジニア
- 種類
エンジニアの種類・仕事内容は?年収・資格・学習方法も解説します
私たちは普段暮らしの中で、水道や電気・車や電車など、さまざまなものを利用しています。
今や自宅にいながら通販サイトで買い物をするなど、インターネットを活用したサービスも生活に欠かせないものとなりました。
こういった私たちが当たり前に使っているサービスを、当たり前に使えるように、目に見えないところで支えてくれているのがエンジニアの仕事です。
専門的な知識や技術が必要とされるエンジニアの、さまざまな種類や仕事内容、年収・将来性などをご紹介します。
エンジニアとはどんな仕事?
エンジニアの仕事は、機械や電気・土木といった技術に関する仕事です。
扱うものはゲームやシステムなどの手で触れない無形のものから、飛行機・船・車・エレベーターなどの大きなもの、さらに半導体などの小さな部品まで、さまざまなものが含まれます。
また扱う過程においても、考える人、つくる人、チェックする人、修理する人など、それぞれに専門性を持ったエンジニアが存在します。
エンジニアの定義
エンジニアという言葉は英語で「工学」を意味する「engineering(エンジニアリング)」から来ています。
工学とは、文部科学省の学科系統分類表によれば「機械」「電気通信」「土木建築」「応用化学」「船舶」「航空」など多くの分野が含まれており、エンジニアはこれらの分野の中で、知識と専門性を活かして仕事をする人たちのことです。
日本では主に「技術者」と訳され、幅広い意味で使われています。
エンジニアの将来性は?
さまざまな技術の分野で活躍するエンジニアですが、これからの社会は大きな変化が予想されます。そうしたとき、エンジニアには将来性があるのでしょうか。
2015年に発表された、野村総合研究所とオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士の共同研究報告によれば、日本の労働人口の49%の仕事が、今後10~20年後にはAIやロボットによって代替可能になってしまうそうです。
AIやロボットにもできる仕事の例として、事務員、受付係、レジ係、技術者の中でもオペレーターと呼ばれる、作業が中心の仕事が挙げられています。
対してAIやロボットによる自動化が難しい仕事には、ゲームクリエイターなど、人間ならではの感性が活かされる仕事が挙がっています。
AIやロボットに関連するエンジニアや、作業するのではなく考えるエンジニアの将来性は、高いと言えるでしょう。
エンジニアは人材不足?
現段階においても、エンジニアは人手不足で、多くの企業から求められています。
通信・ネットワーク、ハード・ソフトプログラム系を扱うITエンジニアについては、2030年には最大80万人近くの不足になると経済産業省が別の調査報告をしています。
平成29年度の経済産業省の調査によれば、採用予定人数と採用実績人数を比較すると、機械工学、電力、土木工学、ハード・ソフトプログラム系、食品科学分野が特に採用ができていないそうです。
「5年後技術者が不足すると予想される分野」においても、機械工学、電力、通信・ネットワーク、ハード・ソフトプログラム系、土木工学の人材不足が予想されると企業がアンケートで回答しました。
これらの深刻な人材不足の理由の一つに、理系学生の減少があります。
文部科学省によれば理・工・農学分野の学生は平成11年度をピークに減少を続けており、平成25年段階では全学生の21.6%まで下がっています。
社会のIT・ロボット化が進み、関連するエンジニアの必要性が高まっているのに対し、そのスキルや知識を持つ人材は不足が続いています。
エンジニアは社会や企業から強く求められていると言えるでしょう。
エンジニアの種類と仕事内容
社会から必要とされているエンジニアですが、中でも特に求められているのがITエンジニアです。
ITエンジニアは通信・ネットワークや、ハード・ソフトプログラム関連を扱います。
ここでは、システムを作る「開発系エンジニア」、システムを支える「インフラ系エンジニア」、システムを現場に届ける「営業系・その他エンジニア」の3つに分けてご紹介します。
また、車やロボットなどの目に見える機械を扱う機械・電気系エンジニアについても触れていきます。
開発系エンジニアの種類と仕事内容
開発系エンジニアとは、システムを開発するエンジニアです。
何も無いところから話し合い、一つのシステムを生み出します。あるいは、修正やバージョンアップを手掛けることもあります。
開発系エンジニアの種類は多く存在しますが、ここではよく聞くものや話題のものをご紹介します。
システムエンジニア
エンジニアの中でもよく聞く名前ではないでしょうか。
「system engineer」の頭文字をとって、「SE(エスイー)」と呼ばれることもあります。
システムエンジニアは、クライアントから依頼されたシステムをどのように作るか考えて、「仕様書」と呼ばれる設計図に落とし込みます。
たとえば銀行からATMのシステム開発を依頼されたとすれば、振込できるようにしたり、ユーザーごとに入出金の履歴を残したり、通帳に印字できるようにしたり、セキュリティ対策はもちろん、年配の方も使いやすいわかりやすさなど、さまざまなことを考える必要があります。
プロジェクトの規模によって複数人で手分けして仕様書を完成させます。
開発するシステムは官公庁や金融機関、企業の業務用システム、ゲームなど、多岐にわたります。
Webエンジニア
Webエンジニアは、開発系エンジニアの中でもWebに関するサイトやシステムの開発を行います。
スマートフォンが浸透し始めた2010年頃から、急激に仕事が生まれました。
振込ができるようなネット銀行のシステム開発や、Web上で買い物ができる通販サイトの開発などもWebエンジニアが行います。
プログラマー
プログラマーも代表的な開発系エンジニアの一つです。名前の通り、プログラミングを行います。
プログラミングとは、機械への命令式を機械向けの言語で書くことです。
プログラマーは、システムエンジニアやWebエンジニアの書いた仕様書(設計図)に基づいてプログラミングをしていきます。
AIによる自動化も進んでいるため、AIに仕事を奪われるのではないかと危惧されることもありますが、プログラマーには職人芸の一面もあります。
しかし、人間のプログラマーに求められる資質は、これから変わっていくかもしれません。
デバッガー/テストエンジニア
デバッガ―やテストエンジニアは、完成したシステムを試しに操作することで、不具合がないか確認していく仕事です。
たとえばゲームのデバッグでは、ゲームをなぞりながら普段であればしないような動作も含めて、ミスやバグが無いか徹底的に洗い出します。
テストには地道さはもちろん、どんなテストを行えば効率的に見極められるか、設計するコツも必要です。品質の重要度が上がるほど求められるポジションです。
AIエンジニア
AIエンジニアは、開発系エンジニアの中でも、AIを使った開発に携わります。
たとえばこれまで人間が行っていた事務処理をAIが代わりにできるシステムを作るとき、これまでの事務処理のデータ分析や、解決するAIシステムの開発も仕事です。
AIが一般企業でも使えるようになってきたのは、金額や精度の関係でここ数年です。
しかし経済産業省や総務省が調査報告をしているように、今後はより加速して社会に浸透していくと考えられます。
そういった点で、とても期待されている仕事と言えるでしょう。
選ぶとしたらどの開発系エンジニアがいいの?
開発系エンジニアには他にもたくさんの種類があります。
しかし、これらは厳密に分類できるものではありません。
複数人で一つの役割を分担することもあれば、一人でシステムエンジニア・プログラマー、テストエンジニアの役割をすべて担当することもあります。
また、現場や進捗管理をするマネジメント寄りの人もいれば、ユーザーの使い勝手やビジュアルも考えるクリエイター寄りの人もいます。
そして、その役割もプロジェクトによって変わります。
プロジェクトは数ヶ月ごとに切り替わることもあれば、数年という長期にわたるものまでさまざまです。
開発の現場では多くの人が関わり、自分のできることを活かしています。
まずは職種名にとらわれず、自分の興味関心や得意を伸ばしていくことこそ、長く活躍するエンジニアにとって重要です。
インフラ系エンジニアの種類と仕事内容
インフラ系エンジニアとはシステムを支える仕事です。
インフラとは「Infrastructure(インフラストラクチャー)」の略で、社会生活に必要な基盤を指します。
水道や電気、道路などはインフラの代表例です。IT分野におけるインフラの例としては、携帯電話やWi-Fiの電波があります。
インフラ系エンジニアとはこのように、社会のITに必要な基盤を支える仕事です。中でも代表的な3つをご紹介します。
ネットワークエンジニア
ネットワークとは、パソコン、スマートフォンなどの通信端末や各種サーバーの間を有線や無線でつなぎ、情報の伝送を行うための通信設備のことです。
自宅にネット回線をひく際、回線工事を依頼したことがある方もいるかもしれません。
ネットワークエンジニアはそのように、ネット回線の構築を行ったり、メンテナンスを行います。
通信システムは4G、5Gと進化を続け、2030年代には6Gが実装されると言われています。インターネットをより快適に、安定して使うためにも、重要な仕事です。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、サーバーの構築や運用・保守を行います。
サーバーとは、私たちがWebやメールを使うのに必要不可欠なコンテンツを提供するコンピューターです。
サーバーはWebサイトやメールのデータを持っているため、私たちがWebサイトやメールを見たいときには、サーバーに応答してもらう必要があります。
サーバーが弱いと、たくさんの人がアクセスしたときにサーバーが対応できなくなってしまい、見たいページは表示されなくなってしまいます。
サーバーエンジニアはアクセスのバランスを考えながら、さまざまなシステムに使われるサーバーを構築したり、今動いているサーバーが順調か確認したり、メンテナンスを行います。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、ITエンジニアの中でもセキュリティに特化した開発や運用、メンテナンスを行います。
セキュリティが弱いと、たとえば、私たちのクレジットカードが不正利用されてしまうかもしれません。個人情報の重要性が高まる中、かかせない仕事です。
セキュリティと一言で言っても、その範囲はさまざまです。
システムやサーバー、ネットワークなどそれぞれに対策を行います。
また、大切な情報を守る際にIT関連の法律も扱うことがあり、幅広い知識が必要です。
営業系・その他のエンジニアの種類と仕事内容
エンジニアの仕事にはさまざまな種類があります。営業系・その他から、代表的な仕事をご紹介します。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは技術知識を持った営業です。
たとえばサーバー機器を開発している会社であれば、自社の機器を導入してもらえるよう、技術の知識と営業のスキルをもって、機器の性能を具体的にわかりやすく説明します。
セールスエンジニアと言っても、営業寄りの人や技術寄りの人、トラブルサポートや修理寄りの人など、会社によって呼び方はさまざまです。
社内SE(システムエンジニア)
社内SEは自社専任のシステムエンジニアのことです。
SEは「エスイー」と読みます。
一般的なシステムエンジニアは、クライアントである別の会社から依頼されたシステムを開発しますが、社内SEは自社のシステムを担当します。
その範囲は幅広く、自社システムの開発から、自社のサーバーやネットワークの管理、社内のパソコン関係全般を担当する人もいます。
機械・電気系エンジニアの種類と仕事内容
機械・電気系エンジニアは、ITエンジニアとは異なります。
ITエンジニアがシステムや通信、セキュリティなどの手で触れないものを扱うのに対し、機械・電気系エンジニアは車や飛行機、ロボットといった手で触れる機械を扱います。
機械・電気系エンジニアの作るものは、車や飛行機、ロボットや、それらに使われる小さな精密部品など、さまざまです。
また作る内容においても、外見・外装や中身の機構、部品を作るための金型や電気回路など、多岐にわたります。
より専門的な知識を求められるため、機械・電気系エンジニアを目指す場合は、専門の学校や学部で数年間学ぶことが一般的です。
このようにエンジニアの仕事は多岐にわたります。
ほとんどのITエンジニアは、必ずしも始めから特定のITエンジニアを目指していたわけではありません。
さまざまなプロジェクトにさまざまなポジションで関わるうちに、自分の興味を見出し、強みを伸ばしていくものです。
エンジニアと言っても、必要なものは現場によって専門知識であったり、コミュニケーション力であったり、対応力であったりします。
必要なことだけではなく、好きなことや興味のあることにも、目を向けるとよいでしょう。
エンジニアの年収はどれくらい?
将来を考えたとき、年収も気になるところです。
実際は仕事内容やスキル、会社によってさまざまですが、エンジニアの年収は1000万円を超えるというデータもあります。
あくまでも目安にはなりますが、ご紹介します。
エンジニアの年収は平均よりも高い?
厚生労働省の調査によると、令和3年の全体の全体年収は307.4万円です。
対してITを担う情報通信業の平均は373.5万円と、全体平均よりも60万円以上高いことがわかります。
とはいえ情報通信業で働く人は、エンジニアだけではありません。エンジニアに焦点をおいたデータを見てみましょう。
独立行政法人 情報処理推進機構「IT人材白書2020」では、データサイエンス、AI・人工知能、AR・VR、5Gといった先端の技術を用いたITの仕事をしている人の年収は、「1000~1499万円」が最も多いという結果が出ています。
先端ではないITの仕事をしている人の65.8%も「年収は400万円以上」と回答しており、ここには年収1000万円以上の人も含みます。
実際はさまざまなケースがあるため一概に比較はできませんが、決して低い水準ではないと言えます。
エンジニアの年収を上げるためには?
エンジニアの年収は会社や仕事内容によって大きく異なります。それでは、どうすれば年収は上がっていくのでしょうか。
目安の一つとして、経済産業省のデータがあります。
このデータは、IT関連産業で働く人たちのスキル別に、平均年収を算出しています。
たとえば「仕事に慣れ始めた新人・初級者レベル」の平均年収は437.8万円です。
次の段階の「上位者の指導のもとに仕事ができる若手人材レベル」は、60万円以上高い499.2万円です。
その次の「独立して仕事ができる中堅人材レベル」にもなると、70万円以上高い576万円まで上がります。
あくまでも平均のため実態はさまざまですが、スキルやポジションを上げていくことで年収は上がっていくという一つの指標になるでしょう。
エンジニアになるには?
エンジニアになるために必要な準備はあるでしょうか。
車やロボットを作るような機械・電気系のエンジニアを目指す場合は、高校や大学で学ぶ理工系の知識が求められることがほとんどです。
IT系のエンジニアの場合もあれば歓迎されますが、必ずしも必須ではなく、文系からIT系のエンジニアになったという人も少なくありません。
それではIT系のエンジニアになるためには、どのような資格やスキルが必要なのでしょうか。
エンジニアに必要な資格
ITエンジニアの入門編として代表的な資格に、「ITパスポート」と「基本情報技術者」という国家資格があります。
とはいえこれらの資格は社会人になってからとる人も多く、資格がないからといって目指すチャンスがなくなるわけではありません。
ただし、長く活躍していく中では、自分の知識や技能を証明するために資格が必要になることもあります。
ITエンジニアの資格は分野やメーカーごとにさまざまな種類があり、勉強する機会が多いため、興味のある分野であればより理解も深まるでしょう。
エンジニアに必要なスキル
それではITエンジニアを目指すにあたって最も重要なスキル・素養とは何でしょうか。
エンジニアの仕事では、専門知識やコミュニケーション力、実行力、現場対応力など、さまざまな力を発揮することができます。自分の性格や得意なことを大切にしましょう。
同時に、どんなエンジニアでもあれば活かすことができる代表的なスキルがあります。それがプログラミング的思考です。
文部科学省によれば、プログラミング的思考とは、自分が思い描いた一連の動きを実現するために、関係する要素をどのように組み合わせていくのかを論理的に考えていく力のことです。
プログラミング的思考はエンジニアにかかわらず、これからの子どもにも必要な力だと言われています。
エンジニアになるためのおすすめ学習方法
エンジニアの仕事には、専門的な知識が必要です。そのため、知識の無い人にはとても難しい仕事に見えます。
エンジニアとして活躍していくためには、苦手意識を持たず、興味関心を持つことが大切です。
そのためには機械やプログラムに慣れ親しみ、好きになることが一番でしょう。
エンジニアになるための学習方法として、機械やプログラムとの出会いが広がる環境などをご紹介します。
プログラミング教室・プログラミングスクールに通う
プログラミング教室・プログラミングスクールは今では人気の習い事です。
5歳頃の子どもから通うことができ、早くからプログラミングに慣れ親しむことができます。
子どもにとって大切なのは楽しむことです。
プログラミング教室の中でもLITALICOワンダーは、子どもが自分らしく楽しむことを第一に考え、子どもが自由に思い描いた作りたいものを、知識豊かなスタッフがサポートします。
LITALICOワンダーの場合は年長から高校生まで幅広い年齢の子どもが通うことができ、実際に将来エンジニアとして活躍するために具体的な進路選択をしている子どもいます。
LITALICOワンダーの制作ゲーム事例
上から降ってくるバナナをカニが避ける落ちものゲーム(小学4年生)
パソコンの十字キーやスペースキーなどのボタンで操作ができるようプログラミングされています。
※LITALICOワンダー「ゲーム&アプリ プログラミングコース」で制作
架空の街を探索する3Dゲーム(中学2年生)
光や重力などリアリティの再現にこだわった作品です。
※LITALICOワンダー「ゲーム&アプリ エキスパートコース」で制作
大学・専門学校への進学
大学や専門学校では実践だけではなく体系的な知識を学ぶことができます。
大学によって学部名やカリキュラムは異なりますが、理工学部や情報学部がその一例です。
専門学校にもプログラミングを学べる学校はありますし、国立では高等専門学校というエンジニア養成に特化した5年制の学校もあります(国立が多いですが公立・私立もあります)。
独学
習い事や学校に通わなくても、勉強することはできます。
ITエンジニアに関して言えばさまざまな資格の参考書が出版されています。
また、動画で学べるコンテンツもたくさんあります。
まずは自分が楽しめそうかどうか、のぞいてみてもよいかもしれません。
まとめ:エンジニアの種類を知って将来を考えよう
エンジニアとは技術を扱う仕事です。技術にはさまざまな分野がありますが、特にITの分野はAIの急激な進化が予想されるため、注目が集まっています。
スマートフォンが世の中に浸透したこの10年のスピードを見ても、ITの技術を扱えるエンジニアは足りず、将来性が高いと言われています。
同時に、変化が激しいからこそ、学び続けることも大切です。
ITエンジニアには開発系、インフラ系、営業系など、さまざまな仕事があります。まずはどのエンジニアを目指すかまで決める必要はありません。
自分なりに興味のあることを探求し、楽しいと感じることこそ重要です。
LITALICOワンダーのプログラミング教室・ロボット教室では、楽しむことを第一に、自分が作りたいと思ったオリジナルのゲームやロボットを作ることができます。
大人がびっくりするほど本格的なゲームも作ることができるため、ぜひ一度無料体験をしてみてください。