最終更新日:2023.02.03
公開日:2022.12.16
- プログラミング
- タイピング
プログラミングにタイピング練習はなぜ必要?おすすめのサイトも紹介します
プログラミングを始めてみたけれど「タイピングが遅くて学習がうまく進まない…」「タイピングってどうしたら上達するの?」と、タイピング技術について悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
タイピングが速くなると全体的なプログラミングの速度があがり、より効率よく学習できるようになります。
こちらの記事では、最近プログラミングを始めた方やこれから始めてみようと思っている方に、タイピング練習の重要性やポイント、おすすめのタイピング練習サイトをご紹介します。
プログラミングにタイピング練習は必要?
プログラミングをするにあたって、タイピングは非常に重要な技術です。
特にプログラミングの特性上、「正確性」と「速度」の2つが重要なため、プログラミングスキルの向上を目指すのであれば、この2つを意識してタイピング練習をおこなうことをおすすめします。
ではなぜ「正確性」と「速度」がプログラミングにおいて重要なのでしょうか。
プログラミングの特徴として、「一文字でも誤った入力だと正常に作動しない」という点があります。
1つのスペル間違いや、大文字と小文字の間違いでもエラーになってしまうのです。
長いプログラムを書いた後だと、より誤りを見つけ辛く、訂正するのにも時間がかかります。
エラーの一例
- 大文字小文字の違い
Contents
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- スペル間違い
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こういった小さなミスでもプログラミングではエラーになるため、できるだけ初回の入力で正確なタイピングができるよう、正確性のあるタイピングスキルが必要です。
また、タイピングの速度はプログラミング全体のスピードに関係します。
プログラミングは入力すれば終わりではなく、その後の動作確認や修正作業などにより多くの時間を要します。
そのため、タイピング速度がゆっくりだと1つのプログラムを完成させるまでに時間がかかり、効率が悪く感じるでしょう。
さらにプログラミング言語には、普段使用することが少ない記号や文字列などが含まれるため、普段タイピングができる方でも慣れるのに時間がかかりやすいです。
効率よくプログラミング学習をしていくためにも、タイピング速度を上げられるとよいでしょう。
正確性と速度は、繰り返し練習をすることで改善されていきます。
次の章から、タイピング練習において大切なことを解説していきます。
プログラミングのタイピング練習で大切なこと
プログラミングのタイピング練習で押さえておきたいポイントは3つあります。
1.正確なポジションで練習をする
タイピングにはホームポジションがあり、指を配置する場所が決められています。
左手の人差し指はキーボード「F」の位置に、右手の人差し指は「J」の位置に置き、そこから中指、薬指と順に横に並べた状態がホームポジションです。
ホームポジションを基準に、それぞれのキーに近い指で押下すると指の移動が最小限なため疲れにくく、効率よくタイピングができます。
逆に間違った指使いやポジションを覚えてしまうと速度も上がり辛く、タイプミスを多発してしまうこともあるでしょう。
また、直そうとしても時間がかかり矯正が難しくなるので、始めに基本のポジションと指使いを覚えておくことが大切です。
2.間違いやすいワードを把握する
繰り返し練習をしていると自分の癖に気づくことができます。
よく打ち間違えてしまう文字や時間のかかる記号など、自分で把握しておくことによって対策をすることができます。
対策方法としては、間違えた部分を繰り返し練習する、慎重に入力する、など意識することで改善することができます。
タイピングソフト(サイト)によっては間違ったキーを表示してくれる機能があるものもあるため、活用していくといいでしょう。
3.練習を継続する
よく何かの技術を学ぶ際「体が覚える」という表現をするかと思いますが、タイピングも同様に当てはまります。
キーボードの位置を指が覚えると、文字を探さなくても押下することができ、タイピングスキルは格段に上がります。
大事なのは練習の間隔を空けすぎず高頻度でキーボードに触れることです。
毎日のすき間時間でいいので練習を継続することで、キーボードの位置を早く覚えることができるでしょう。
さらに練習を重ねるとタッチタイピングという、画面だけを見ながらタイピングするスキルの獲得が目指せます。
仕事や私生活でも役立つ技術なので是非練習をしてみてください。
プログラミングのタイピング練習ができるサイトは?
タイピング練習ができるWebサイトを利用すると、初心者の方もスムーズにタイピング練習をはじめることができます。
さまざまな練習サイトがありますが、ここではプログラミング学習に適したサイトを3つご紹介します。
- PTYPING
- myTyping
- コードドリル
PTYPING
出典:PTYPING
Python(パイソン)やJavaScript(ジャバスクリプト)などさまざまなプログラミング言語に合わせたタイピング練習が可能です。
表示されたコードと同じコードを真似してタイピングすることで、選んだプログラミング言語に必要なワードを覚えることができ、タイピングのスキルアップが目指せます。
速さよりも正確性を重視しているところが特徴です。
myTyping
出典:myTyping
いくつかのプログラミング言語に合わせたタイピング練習が可能です。
キーボードや指使いのガイドの表示があるため、正確性を上げたい方や基礎を学びたい方におすすめです。
最後に自分の苦手とするキーが表示されるなど、自分のレベルを客観的に把握することができるため上達に役立ちます。
Codedrill(コードドリル)
より実践的なプログラミングを書く練習ができるサイトです。
プログラムを自分で始めから最後までお手本通りに写すことで、よりプログラムの全体像を把握することができるのが特徴です。
最後に答え合わせがあるので、間違えた箇所を自分で把握し改善を意識することで上達を目指します。
プログラムを書くことでタイピングスキルを上げることができる練習サイトです。
ゲーム感覚で取り組める、プログラミングやタイピングの練習サイト
楽しみながらゲーム感覚で練習ができるサイトは、プログラミングやタイピングに挑戦する初心者や子どもにもおすすめです。
ここでは3つ紹介します。
- e-typing
- めざせタイピングマスター
- 寿司打
e-typing
出典:e-typing
スポーツや百人一首など、タイピングをする言葉のジャンルが豊富なので飽きにくく楽しく練習をすることができます。
キーごとにどの指を使えばいいかのガイドも表示されるため、正しい指使いを習得することも可能です。
スコアの表示やランキング機能などがあり、モチベーションを上げながら取り組むことができます。
めざせタイピングマスター
出典:めざせタイピングマスター
「めざせタイピングマスター」(富士通パソコン)はタイピングの基礎の基礎から練習できるため、タイピングを始めたばかりの初心者や子どもにおすすめです。
初心者向け・中級者向けといった難易度分けの中に、さらに細かく、使う指やキーボードの段ごとに分けた練習があるため、つまずきにくく基礎をしっかりと身につけることができます。
徐々にステップアップできるように設計されているため、モチベーションを維持したままスキルアップを目指すことができるでしょう。
寿司打
出典:寿司打
寿司打は見た目のインパクトもある、エンターテインメントの要素が多いタイピング練習サイトです。
難易度は選べますが制限時間が比較的短いので、少し上級者向けのサイトです。
指やキーボードの表示がないため、指使いを覚えた後に挑戦することをおすすめします。
ゲーム感覚でプレイができるため、楽しみながら練習することができるでしょう。
高校3年生までのプログラミング学習ならLITALICOワンダーがおすすめ
初心者や子どもにおすすめの練習サイトを紹介しましたが、そもそもまだパソコン自体に慣れていなかったり、まだ一人でタイピングを習得できるのか不安と感じる方もいらっしゃると思います。
高校3年生までの方にはパソコンを使ったプログラミングの習い事として、LITALICOワンダーがおすすめです。
ゲームづくりやロボットづくりを軸に、一人ひとりの興味関心に合わせたプログラミング学習が可能です。
専門知識をもった講師からサポートを受けながら、実際にパソコンに触れ楽しく学ぶことができます。
無料体験をおこなっていますので、是非お近くの教室に遊びに来てみてください。
プログラミングとタイピングについてまとめ
プログラミングのタイピング練習についてお伝えしてきました。
タイピングは1日でできるようになるものではなく、繰り返し練習をすることが大切です。
また、タイピングが速く正確にできるようになると、プログラミングだけでなく趣味や仕事などさまざまな場面で役立つことでしょう。
ぜひスキルアップを目指して楽しく練習してみてください。