最終更新日:2022.09.21
公開日:2022.09.17
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子どもの習い事ランキング20選|おすすめや人気の習い事は?選ぶときのポイントも解説します
子どもが得意なことを伸ばしたり、好きなことを増やすためにも「子どもに習い事をさせたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、調べてみても数多くの習い事があって、「うちの子どもに何があっているのだろうか」「どうやって選んだらいいんだろう」といった疑問をお持ちの方もいると思います。
この記事では、小学生に人気の習い事や、選ぶ時のポイント、最近注目のプログラミング教室について紹介していきます。
習い事ランキング20選|子どもに人気の習い事は?
ここでは習い事をしている小学生の割合や、人気の習い事を紹介していきます。
習い事をしている小学生の割合
まず、習い事をしている小学生はどのくらいいるのでしょうか?
文部科学省の調査によると、平均すると小学生の80%以上がなんらかの習い事をしていると報告されています。
またそのうちの平均40%の子どもが複数の習い事をしているという調査結果も出ています。
小学生に人気の習い事ランキング20
ここでは学研総合研究所が発表している「小学生白書Web版2021年8月調査」による、小学生の習い事ランキング20を紹介します。
- 水泳 25.7%
- 受験のための塾・学校の補習のための塾 18.7%
- 通信教育 15.3%
- 英語塾・英会話教室 14.3%
- 音楽教室 13.3%
- 習字・書道 9.8%
- 体操教室 6.6%
- サッカー・フットサル 6.4%
- そろばん 6.2%
- ダンス(バレエ以外) 4.3%
- その他のスポーツ 4.2%
- 武道 3.6%
- 硬式野球・軟式野球・ソフトボール 2.8%
- バレエ 2.3%
- プログラミング・ロボット教室 1.9%
- バスケットボール 1.6%
- 絵画教室・造形教室 1.0
- プログラミング・動画制作以外のPCスキル 0.8%
- ボルタリング 0.3%
- 演劇 0.2%
1位は「水泳」となりました。25.7%と大きな割合を占めており、過去の調査から続いて長い間人気の習い事となっています。
2位はいわゆる「学習塾」で18.7%でした。そこから「通信教育」「英語塾・英会話教室」「音楽教室」と続いていきます。
全体として、低学年のうちは身体を動かす習い事が多く、学年が上がるにつれて勉強に関する習い事が増えていく傾向がありました。
プログラミング・ロボット教室が上昇傾向
ランキングの中でも上昇傾向にあるのが「プログラミング・ロボット教室」です。
2021年の調査では1.9%とまだ割合は少ないですが、2016年の調査の際は0.6%だったため、5年で3倍以上に上昇していることになります(2016年当時は「プログラミング」という項目でした)。
ほかにも「プログラミング・動画制作以外のPCスキル」が18位にランクインしており、また20位には入りませんでしたが「動画制作」という習い事も現れてきています。
その背景には小学校でのプログラミング教育の必修化の影響があると考えられますが、
「将来つきたい職業」のランキングで「YouTuberなどの配信者」が2位に、「エンジニア・プログラマー」が13位にランクインしているなど、コンピュータ関連の職業が小学生にとって憧れの仕事となっていることも要因といえるかもしれません。
そういったことから、プログラミング・ロボット教室は今後も注目されていくことが考えられます。
習い事を通して得られること
水泳や英会話など、その習い事に応じたスキルが身につくことはもちろんですが、ここではそれ以外でも習い事をすることで子どもが得られることを紹介します。
成功体験を積むことができる
習い事で「平泳ぎができた」「リフティングが100回続いた」など、これまでできなかったことができるようになるという成功経験を積むことで、子どもの自信にもなっていきます。
自信がつくことで、何か困難に直面した時も「今度もできるはず」とチャレンジする意欲にもつながっていきます。
家庭や学校以外の関わりができる
習い事では家庭や学校とは別の人たちと関わることが多くなり、社会性が育まれることも期待できます。
水泳のインストラクターや塾などの講師など、保護者や教師とはまた違った大人と触れることや、学区外や年齢の異なる子どもと一緒に学んでいくことで、子どもはたくさんの価値観に接して視野を広げることにもつながっていきます。
子どもにおすすめの習い事は?
ここでは子どもにおすすめの習い事を紹介していきます。
ランキングを見てみると人気に差はありますが、上位の習い事が必ずしも子どもに合うわけではありません。
子どもは一人ひとり性格や興味関心、得意なこと、苦手なことも異なっています。そのため子どもに合っていて、「続けられそう」と感じる習い事を選んでいくことが大切です。
先ほど挙げた習い事で得られることも、その習い事を続けていくことで子どもに身についていきます。せっかく始めてもすぐにやめてしまうと失敗体験になることもあるので、その習い事が子どもに合うかを考えていきましょう。
そのため、まずは子どもが「楽しい」と感じるものからはじめるのがおすすめです。
楽しいと感じるものは自発的に取り組むことが多く、その結果できることが増えていけばそれが成功体験となって続けやすくなります。
子どもから「こういうことがやってみたい」という発信があればいいですが、ない場合も普段の様子を見て、好きなおもちゃやテレビ番組などから習い事を探していくといいでしょう。
習い事の多くは入会する前に体験や見学をすることができるため、子どもが興味を持ちそうなものがわかったらそれに合った習い事の体験授業などを受けてみることをおすすめします。
同じ習い事でも教室によって雰囲気などが異なっているため、習い事の種類だけでなく環境が合っているかも併せて選んでいくことで子どもに合った習い事が見つけやすくなります。
子どもの習い事を選ぶときのポイント
習い事を選ぶときはどんなポイントを抑えておくといいのか紹介します。
子どもに強制しない
習い事をするとき子どもの自主性がとても大事になってきます。保護者は「子どもの将来のために」といった思いから、「この習い事のほうがいい」とつい決めてしまいたくなることもあるでしょう。
しかし、それがその時の子どもの気持ちと一致しないこともあります。子どもは成長とともに考えも変わっていきます。焦らず子どもの気持ちを尊重して強制せずに見守ることも大事です。
無理なく通える場所にする
せっかく子どもの希望と習い事がマッチしても、通うことが難しいと続かなくなってしまいます。
距離的に離れているときや、時間がかかってしまうと子どもも疲れてしまいますし、保護者も仕事などの関係で付き添いが難しくなることもありえます。
長い期間通うことを考えたうえで、距離や時間も考慮に入れて選んでいくことが大事です。
続けることを考えて月謝を計算する
習い事の多くは月謝制で、毎月一定の金額を支払っていきます。
一か月だけではそれほどでなくても、何か月、何年と通い続けるとかなりの金額となる場合があります。
子どもが楽しく取り組んでいる習い事を途中でやめるという選択をしなくていいように、あらかじめ続けることを考えて月謝を計算しておくといいでしょう。
子どもの習い事はプログラミングがおすすめ!
習い事としてプログラミング教室が注目されているとお伝えしましたが、実際にどういったことが学べるか紹介します。
プログラミング教室はアプリやゲーム、ロボットプログラミングなどを通してプログラミングを学んでいく学習塾のことです。
基本的には教室に通って、プログラミングの知識があるスタッフに教えてもらったり、他に通う子どもたちと一緒に学習に取り組んでいく場合が多いです。
他にもオンラインでの授業を行っているなど、プログラミング教室ごとに特色は異なります。
プログラミングが子どもにおすすめの理由
プログラミング教室が子どもにおすすめな理由として、
- 子どもが好きなゲームやロボットを使って学べる
- コンピュータに触れる機会が持てる
ということが挙げられます。
子どもが好きなゲームやロボットを使って学べる
習い事を選ぶ上では子どもの興味関心が大事になります。
プログラミング教室ではゲームやロボットなど、子どもが遊びとして普段親しんでいるものを使って学習を進めていきます。
もともと好きなゲームなどを使っているので、子どもは夢中になって遊んでいるうちにプログラミングについても学習することができます。
また、好きなものであれば飽きることも少なく、思い通りにいかないことがあってもやり続けることができることなどもプログラミング教室がおすすめできるポイントです。
コンピュータに触れる機会が持てる
現代社会ではコンピュータは欠かせない道具となっていますが、時代の進歩が速くなかなか追いつけないと感じている方もいると思います。
プログラミング教室ではパソコンやタブレットなどのコンピュータ機器を使って学習を進めていきます。
子どものころからコンピュータに慣れておくことで、コンピュータの操作方法やできることできないことを自然と身につけていくことができ、今後の社会の変化にも対応するスキルが養われていきます。
子どもがプログラミングを学ぶメリット
ここでは子どもの頃からプログラミングを学ぶことのメリットを紹介します。
プログラミングと聞いても、「コンピュータ関連の用語らしい」「難しいのでは」「子どもの将来にどう役に立つのか」といった感想を持つ方も多いと思います。
実はプログラミングを学習することは、ただプログラミングのスキルを身につけるだけでなく、子どもが社会に出てからも役に立つ「論理的思考力」「創造力」「問題解決能力」などの能力が身につくというメリットもあります。
論理的思考力
論理的思考力とは、物事を筋道立てて論理的に考えていく力のことです。
たとえば受験で合格点をとることが目的の時に、試験日から逆算して教科ごとの勉強計画を立てるなどといったことができる能力のことで、学校生活や社会に出てからも重要になってくる力です。
プログラミングではコンピュータに思い通りの動きをさせるために、筋道を立てて考えていく必要があるため、自然とこの論理的思考力が身につくとされています。
創造力
プログラミングでゲームやアプリを作るときには、実現したいアイデアが必要になります。
「こんな世界のゲームが作りたい」といったアイデアを元に、プログラミングで形にしていく過程で自分のアイデアがより明確になり、そこから別のアイデアが浮かんでいくという連想が起こります。
子どもは思いついたことを実現し、そこからさらにアイデアが広がっていくという経験を通して、創造力が養われていくといわれています。
問題解決能力
プログラミングをしていると、思い通りにいかないこともたくさん出てきます。
そういったときに「どこをどう変えたらいいだろう」と考えて、試行錯誤をしていくことで問題解決能力を身につけていきます。
コンピュータが相手だとやり方を少し変えてテストしてみる、という試行錯誤がしやすいためプログラミングは問題解決能力を養うことに向いているといえます。
プログラミング教室はたくさんあり、それぞれ特色も異なっていて、雰囲気や学習の進め方が子どもに合っているか確認することが大事です。
体験授業を受け付けているところが多いので、気になった教室があれば一度体験をして子どもとの相性を見てみるといいでしょう。
LITALICOワンダーでは、5歳から高校3年生までを対象としたプログラミング教室を運営しています。
子ども一人ひとりに合わせてカリキュラムを設計し、個別最適な授業をおこなっているのが特徴で、子どもの興味関心やプログラミングスキルの習熟度に合わせて最適な学びを提供しています。
教室に通うほか、オンラインでも授業をおこなっていますので、「送り迎えが難しい」「自宅のほうが集中できそう」という場合は、オンラインでの受講もご検討ください。
LITALICOワンダーでは教室・オンライン両方で無料の体験授業を実施しています。子どもに合う習い事を探している方は、お気軽にお問い合わせください。
習い事ランキングのまとめ
小学生に人気の習い事ランキングを紹介しました。小学生のうち約80%が習い事をしており、その中でも「水泳」人気の高さがうかがえました。
そのほかも定番の習い事がランクインしている中、最近注目が高まっているのがプログラミング教室です。
プログラミング教室では、単にプログラミングができるようになるだけでなく、創造力や論理的思考力、問題解決能力などの子どもの将来に役立つスキルの習得が期待できるといわれています。
これまでもあった習い事から新しい習い事までたくさんありますが、子どもの興味関心を大切に、体験授業などを活用しながら検討していくといいでしょう。