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プログラミング教育コラム

2019.04.27

  • プログラミング教育

2020年、小学校でのプログラミング教育必修化について【目的・身につく力】

2020年、小学校でのプログラミング教育必修化について【目的・身につく力】

2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されることになり、プログラミング学習が注目を集めています。保護者の方の中には、なぜ学校でプログラミングを教えるのだろうか?と不思議に思われている方がいらっしゃるかもしれません。

 

今回は、どのような目的でプログラミング教育が行われるかを紹介するために、その背景となる現代の時代の状況や海外でのプログラミング教育の取り組み事例、プログラミング教育によって得られる力について紹介します。

今、新たな教育の在り方が問われている

2020年、小学校でのプログラミング教育必修化について【目的・身につく力】

今、時代が大きく変わろうとしています。さまざまなモノがインターネットにつながり、人に変わってAIがそれらをコントロールするようになる「第4次産業革命」とも言われる大きな社会の変化が起ころうとしているのです。

 

これらの変化によって、生活が飛躍的に便利になる反面、人の仕事をロボットに奪われてしまうのではないか、従来の学習が役に立たなくなるのではないか、ということが懸念されています。さらに、グローバル化によって海外の企業や人材との競争も激化すると予想されています。

 

こうした背景から、未来の作り手となる子どもにどのような教育をすべきかが改めて問われています。平成28年の文部科学省「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」によると、以下の力が強く求められるとまとめられています。

 

  • ✓ 情報を読み解く力
  • ✓ 情報技術を手段として使いこなしながら、論理的・創造的に思考して課題を発見・解決し、新たな価値を創造する力
  • ✓ 感性を働かせながら、よりよい社会や人生の在り方について考え、学んだことを生かそうとする力

 

これらを踏まえて、全国の公立小学校では次世代型の能力を身に付けるための「新学習指導要領」が2020年から施行されます。

プログラミング必修化の目的は?

次世代型の能力は、「21世紀型スキル」ともいわれます。21世紀型スキルは、以下の4つのカテゴリーに分かれています。

2020年、小学校でのプログラミング教育必修化について【目的・身につく力】

1. 思考の方法

  • ✓ 創造力とイノベーション
  • ✓ 批判的思考、問題解決、意思決定
  • ✓ 学びの学習、メタ認知(認知プロセスに関する知識)

2. 仕事の方法

  • ✓ 情報リテラシー
  • ✓ 情報通信技術に関するリテラシー

3. 仕事のツール

  • ✓ コミュニケーション
  • ✓ コラボレーション(チームワーク)

4. 社会生活

  • ✓ 地域と国際社会での市民性
  • ✓ 人生とキャリア設計
  • ✓ 個人と社会における責任(文化に関する認識と対応)

そして、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるためのプログラミング教育が新学習指導要領に盛り込まれています。プログラミングは、21世紀型スキルでいえば「仕事をするための道具」であると考えられがちですが、新学習指導要領では、情報リテラシーを高めることだけでなく、情報技術を活用しながら21世紀型スキルでいう「思考の方法」を養うことを重視しています。

 

新学習指導要領の総則にも、以下のように明記されています。

 

“児童がプログラミングを体験しながら,コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動”

出典:小学校学習指導要領 文部科学省

プログラミング教育を重視する国と教育の効果

2020年、小学校でのプログラミング教育必修化について【目的・身につく力】

海外でも、プログラミング教育に積極的に取り組んでいる国が数多くあります。むしろ、日本のプログラミング教育はこれらの国々を参考にしながら、遅れを取らないように進めているともいえます。

 

以下に、プログラミング教育を重視しているといわれる国をご紹介します。

英国(イングランド)

2014年から新たな教科「Computing」を系統的な教科として位置づけ、5~14歳にプログラミング教育を必修化していますいます。ここが日本のカリキュラムとの大きな違いです。

 

日本のプログラミング学習と共通するポイントとしては、特に小学校での学習の際に実態物を動かしたりアニメーションを制作したりして論理的思考力を育てる手段としてプログラミングが扱われていることです。

アメリカ

アメリカのプログラミング教育で注目すべきポイントは、2013年に設立されたNPO団体「Code.org」の存在です。Code.orgは4歳以上の子供が無料でプログラミングを学習できるホームページを公開しています。そして、当時のオバマ大統領が2014年にプログラミング学習の重要性を訴えたり、Code.orgに対してマイクロソフト社やFacebook、Appleなどの大手IT企業が協賛をしたりするなど、政界・産業界もプログラミング教育をバックアップしています。

 

こうした背景には、アメリカのIT人材の不足への懸念があります(IT人材の不足は、世界規模ですでに起こっており、これからさらに深刻化するといわれています)。国際的な競争力を維持するために、国をあげてプログラミング教育を推進しているという状況です。

 

アメリカでの公立小学校のプログラミング教育は、州ごとの規定や学校ごとでの取り組みによりますが、こういった支援を受けてプログラミング教育熱が非常に高まっています。

エストニア

続いて紹介するのはエストニアの事例です。あまりなじみのない国かもしれませんが、IT国家として非常に有名な国で、Skypeを生んだ国でもあります。行政のオンライン手続きがほぼ100%電子化されていることでも有名です。

 

エストニアは2012年世界で最初に小学生向けにプログラミング学習が導入された国です(必修ではありません)。授業の内容は、それぞれの学校に委ねられているとのことですが、ロボットプログラミングやゲームプログラミングなどを用いてプログラミングに興味を持たせる内容が多く見られます。

 

エストニアでは近年、学力が向上しており、2015年に経済協力開発機構(OECD)が実施したPISAワールドワイドランキングでは、数学9位(日本は5位)、サイエンス3位(日本は2位)、読解力6位(日本は8位)の順位となっています。

シンガポール

2015年の世界学力調査、PISAワールドワイドランキングで一位を誇る教育先進国はシンガポールです。そして、経済の面でも世界的な金融センターになっていて、成長の追いついた近年でも2~3%台の成長率と活気があります。

 

シンガポールでは、中学校で「Computer Applications」としてプログラミング教育がされています。小学校ではプログラミングの必修化はされていませんが、教育において90年代からITインフラを導入しており、ICTが効果的に教育に活用されてきました。

LITALICOワンダーでは創造力を養う教育を重視

2020年、小学校でのプログラミング教育必修化について【目的・身につく力】

平成27年6月に総務省がまとめた「プログラミング⼈材育成の在り⽅に関する調査研究 報告書」でも、プログラミングが教育にもたらす効果として「創造力の向上」を挙げています。プログラミング教育はプログラマーなどのIT技術者の養成以外にも、論理的思考力を土台にしてICTを使うことで新たなイノベーションを生み出したり、新しいICTを生み出したりすることのできるスキルを持つ人材の育成につながる、との考え方です。

 

そして、LITALICOワンダーでは、まさに創造力を養う教育を重視しています。これからの時代は、コンピュータやAIでは代用できない新しいものを生み出す力として創造力やテクノロジーを活用する力が重要になる、との考えからです。そうして、生徒一人ひとりにカスタマイズした個別カリキュラムで、プログラミングを通して自分で考えたことを形にする経験を積めるよう教育を行っています。

まとめ

2020年、小学校でのプログラミング教育必修化について【目的・身につく力】

時代が大きく変わろうとしている今、子供たちは論理的思考力を始めとした21世紀型スキルの習得が必要とされています。そして、21世紀型スキル習得の最適な方法の手段の一つがプログラミング教育です。

論理的思考力を養いながら、テクノロジーやICT機器の使い方を学ぶことにより、IT人材となるためのスキルだけではなくモノづくりを始めとした幅広い知識を体得することができます。

 

海外の国々でも国力の維持・発展のため、プログラミング教育を始めとした情報系の学習環境の整備に力を注いでいる状況です。

 

注意したいのは、プログラミング学習をするために教室に通う場合、教室によって理念や考え方、授業の内容が大きく異なることです。LITALICOワンダーでは、創造力×ものづくりを重視して、個々の生徒に合わせた個別カリキュラムの学習を行っています。

 

まずは一度、お気軽に無料体験授業にお越しください。

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