『タイムのすけ』で夢が目標に
杉谷翼(すぎたに つばさ)さん
ゲーム&アプリプログラミングコース・
LITALICOワンダー 秋葉原
ゲームや絵を描くことが大好き!自分の考えたゲームをScratchでつくることに夢中。
オリジナルゲームを世界にリリースすることが夢!
LITALICOワンダーには月2回通っている。
15年後、僕は『タイムのすけ』をつくる予定
「15年後に任天堂に入って、『タイムのすけ』ってゲームをつくる予定なんだ」。そう言いきって翼くんはにっこり笑った。
なぜ15年後なのか。その期間には理由がある。「僕が大学を卒業して、任天堂に入ったら、3年くらいは新入社員の仕事があるでしょ。だから15年後なの」。小学校5年生の翼くんが考える夢はとても明確で、彼にとっては『タイムのすけ』は漠然とした夢ではなく、目標になっているようだ。
『タイムのすけ』というのは翼くんが考えたゲームで、Scratchを使ってパソコン版の『タイムのすけ』をプログラミングしている。平日は1~2時間、休日は3時間までと決めて、少しずつ『タイムのすけ』をつくっている。ゲームのキャラクターデザインはもちろんのこと、各ステージの背景やアイテムもすべて彼の手づくりだ。
「このステージはゲーム屋に入って、ゲームをプレイすると『タイムのすけ』のRPG世界に入ってしまうっていう設定なんだ」と翼くん。設定やシチュエーションにも制作者ならではのこだわりがあるようだ。
プログラミングで世界が広がった
職人肌の翼くん。普段からLITALICOワンダーでは黙々とプログラミングをしている。時々プログラミングでうまくいかないことがあると、悔しそうな表情を浮かべながら、それでも諦めることなく熱心に取り組んでいる。
翼くんは元々ゲームや絵を描くことが好きで、プログラミングにもきっと興味をもつだろうとパパやママの勧めでLITALICOワンダーを訪れた。
「自分の考えたキャラクターがLITALICOワンダーで初めて画像になって、動いた瞬間は本当に嬉しそうでした」とママ。翼くんがここまで熱心にプログラミングに取り組むのは、ゲームや絵が好きだからという想いと、『タイムのすけ』を世に出したいという強い目標が根底にあるようだ。
まずは美術専門の高校へイラストの技術を磨きたい
「実は、高校では美術専門の学校にいって、イラストレーターになる勉強をしたいと思ってる」と翼くんは最後に打ち明けてくれた。LITALICOワンダーでゲーム制作やプログラミングに打ち込む内に、キャラクターデザインやゲーム画面のデザインへの興味が強くなってきたそうだ。プログラミングという表現の手段を得て、翼くんの世界は広がっている。
「この子はやりたいことが明確にあるので、それに向かって突っ走っていってほしいと思っています。その途中で挫けそうになることがあったとしても、その経験を通して乗り越える強さのようなものも培っていってほしいと願っています」とパパやママは翼くんの成長をとても楽しみにしている。
翼くんの挑戦はまだ始まったばかりだ。
すでにオリジナルグッズを制作!
翼くんといえば『タイムのすけ』。このゲームの主人公タイムのすけは攻撃モード時には赤髪に変身する。イベントの際につくった缶バッチは翼くんのお気に入り。15年後に『タイムのすけ』が発売になった暁には公式グッズとして発売されるかも?!