最終更新日:2021.03.29
公開日:2020.07.31
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ゲームが好きな子供にプログラミング学習を!学び方やメリットを紹介
ゲーム好きな子供にはプログラミング学習がおすすめ!
ゲームが好きな子にプログラミング学習がおすすめな4つの理由
なぜ、ゲームが好きな子供にプログラミング学習がおすすめなのでしょうか。
その理由として、次の4つが挙げられます。
1. 子供が食いつきやすい
プログラミング学習では、ゲーム形式で学んだり自分が実際にゲームをつくったりします。
ゲームが大好きな子供は食いつきやすく、夢中になって学ぶことができます。
2. 将来の進学や就職の選択肢が広がる
プログラミング学習では、ゲームで遊ぶだけではなく「つくる」ことへの理解や関心を深めることができます。
また、ゲームをつくる過程で、プログラミング、デザイン、音楽づくり、企画、プロジェクトマネジメントなど多様な経験を積むことになり、結果的に、将来の進学や就職の選択肢を広げることにつながることが多くあります。
3. 論理的思考力や、STEMの力を伸ばすことが期待できる
プログラミング学習を通して、論理的思考力を身につけることを期待できます。
また、IT化の進む今後の社会で活躍するために重要だとされている「STEM」(Science:科学、Technology:技術、Engineering:工学、Mathematics:数学)の力を伸ばすことにもつながります。
4. プログラミング学習アプリには、無料のもの・日本語対応しているものが多い
プログラミング学習アプリやサービスの中には、無料で楽しめるもの・日本語対応しているものが多くあります。
そのため、誰でも気軽に楽しく学べる点もおすすめの理由です。
家庭でゲーム感覚で学べる、プログラミング学習ツール・アプリ・サービス
ご家庭で、ゲーム感覚で学べるプログラミング学習ツール・アプリ・サービスについて解説します。
タブレットやスマートフォン、パソコンなどを使って気軽に始めることができます。
1. Hour of Code(アワーオブコード)
アメリカのNPO団体が制作した、プログラミング学習サイトです。対象年齢(学年)別に、1時間のアクティビティが多数用意されています。
ゲーム感覚で楽しんだあと、コードの記述を確認することもできます。
2. コードモンキー
有料サイトですが、無料体験版でもステージ30まで楽しむことができます。(有料版は2019年6月時点で420ステージ)
推奨年齢は、9歳以上。
初歩的な内容からスタートして、CoffeeScriptなどのプログラミング言語を学習することができます。
3. HackforPlay(ハックフォープレイ)
一見すると普通のRPG(ロールプレイングゲーム)に見えますが、実際は、クリアするためにコードを書き換えなければならないというプログラミングのオンライン教材です。
プログラミングを書き換えることでステージクリアを目指す、もしくは自分でステージをつくるといった楽しみ方があります。
コードを記述するタイプのプログラミング言語に初めて触れる小学生・中学生におすすめです。
4. Minecraft(マインクラフト)
Minecraft(マインクラフト)は、略称「マイクラ」で子供から大人まで親しまれている人気のゲームです。
ゲームのなかでブロックを積んでものをつくったり冒険したりして遊ぶもので、PC、スマートフォン、ゲーム機などで楽しむことができます。
プログラミング要素としては、「レッドストーン」という回路を使用することで、ゲーム上に自動ドアやジェットコースターなどの仕組みをつくて動かすことができます。
また、PC版の拡張機能を活用してプログラミングの学習も可能です。
5. Scratch(スクラッチ)
Scratch(スクラッチ) とは、簡単なマウス操作でゲームやアプリ、アニメーション制作ができるブロック型のビジュアルプログラミング言語です。8歳~16歳向けにデザインされていますがすべての年齢の人に使われています。専門的な知識がなくても楽しんで学ぶことができます。
Scratch(スクラッチ)の使い方や遊び方、学び方に関して詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
■ビジュアルプログラミング言語のScratchはゲーム制作を通した創造的な学びに最適?使い方や学び方を解説!
6. Viscuit(ビスケット)
Viscuit(ビスケット)とは、日本で開発されたビジュアルプログラミング言語です。
「メガネ」と呼ばれる仕組みを使って、簡単なアニメーションやゲームなどをつくることができます。
iPhone/iPadやAndroidの無料アプリとしてダウンロードし、使うことができます。
Viscuit(ビスケット)の使い方や遊び方、学び方に関して詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
■\テキスト付き!/Viscuitでモグラたたきゲームをつくろう!
※2020年10月以降に一部機能が有料化される予定です。詳しくはこちら(https://www.viscuit.com/2020/09/10/post-6461)
ゲームやアプリをつくることで身につく力とは
プログラミング学習を通してゲームやアプリをつくることで、さまざまな力を身につけることができます。
1. 論理的に考える力
ゲームなどを制作するにあたり、何を実現したいのかを論理的に考え、プログラミングする必要があります。
こうしたプロセスの中で、論理的に考える力が養われます。
2. 自由な発想や創造力
プログラミングにルールはあっても、正解は1つではありません。
自由な発想でプログラミングしたいものを考え、形にする実行力を身につけることができます。
3. 楽しみながら自発的に学習したりチャレンジしたりする姿勢
大好きなゲームをつくることに夢中になって取り組む子供たちは多く、自分自身の「やりたい」気持ちから、自発的に学びチャレンジすることになります。
4. つくりたいものを形にできたという達成感、自己肯定感
つくりたいものをつくるために簡単ではない工程をやり抜くことで、達成感や自己肯定感が育まれます。
チームワーク、協働
プログラミング学習を続けていると、チームを組んでプログラミングコンテストに作品を出展することも経験できます。
メンバーと協力して意見を出し合いながら作品づくりに取り組むことになり、チームワークや協働する力が育ちます。
アプリ等の開発により、身近な困りごとや社会をより良くしようとする姿勢
アプリ開発に取り組むと、プログラミングのスキルだけではなく、どのような目的でどのようなものをつくるかというアイデアや企画力が必要になります。
そのため、身近な困りごとや社会に必要なものに目を向け、よりよくしようとする姿勢が身につきます。
まとめ
ゲームが好きな子供たちにとってプログラミング学習は、楽しみながらさまざまな力を身につけられる学びの選択肢のひとつです。
プログラミング教室に通って学習すると、ゲームを遊ぶだけではなく「つくる」ことに挑戦することができます。自由な発想を生かせるので、子供の創造力を大きく伸ばせる可能性もあります。
また、夢中になってゲームづくりをするうちに、プログラミングのスキルも磨かれていくでしょう。
LITALICOワンダーの「ゲーム&アプリプログラミングコース」では、ビジュアルプログラミング言語Viscuit(ビスケット)やScratch(スクラッチ)、「ゲーム&アプリエキスパートコース」では開発環境のUnity(ユニティ)を使用して、スキルや興味に合わせたゲームやアプリ制作を楽しむことができます。
ゲームが好きな子供の学びの選択肢としてプログラミング学習を検討している方は、まずは無料で体験授業にご参加してみてはいかがでしょうか。
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監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)
監修
LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社