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プログラミング教育コラム

最終更新日:2022.12.26 
公開日:2022.12.21

  • 主体性

主体性とは?具体例や自主性との違い、高める方法などを解説します

主体性とは?具体例や自主性との違い、高める方法などを解説します

主体性は、これからの時代を生きていくにあたり、重要な資質であるとされています。

 

経済産業省が提唱する「人生100年時代の社会人基礎力」では、主体性が必要な資質の一つとして挙げられています。

 

また、令和4年度から実施されている「新高等学校学習指導要領」においても、予測困難な社会の変化に主体性を持って関わっていくことが重要であるとされています。

 

では、そもそも主体性とは何なのでしょうか?なぜ、これからの時代には主体性が必要なのでしょうか。

 

この記事では「主体性」という言葉の定義や、これからの時代に主体性が必要とされる理由、主体性とよく似た言葉である「自主性」との違いについて解説します。

 

また「主体性のある人」の具体例や主体性を高める方法、子どもの頃から主体性を高めておくことの必要性についても説明します。

主体性とは?

主体性とは?

 

子どもの教育や仕事の場面で、「主体性を高めることが大事」と言われるのを聞いたことがある人もいるかもしれません。

 

これは、主体性が、これからの時代を生きていくために重要な資質であると考えられているためです。

では、「主体性」とは具体的に、どういうことなのでしょうか?

 

広辞苑によると、主体性とは「主体的であること。また、そういう態度や性格であること」とされています。

 

「主体的」とは、「ある活動や思考などをなす時、その主体となって働きかけるさま。他のものに導かれるのではなく、自己の純粋な立場において行うさま」と定義されています。

「主体」については、「性質・状態・作用の主」と定義されています。

 

つまり主体性とは、自分の意志や判断に基づき、「自分から物事を起こす」という意識でいる・行動する状態であるといえるでしょう。

主体性はなぜ大事?

「主体性のある状態が、これからの時代を生きていくのに必要な在り方である」と考えられている理由は、長寿化や社会の変化により、人と社会との関わり方が従来とは変わりつつあるためです。

 

現代は、「人生100年時代」と言われます。「人生100年時代」とは、2016年に出版されたベストセラー「ライフシフト」で提唱された概念です。

 

この本では、平均寿命の大幅な上昇にともない、多くの人が非常に長い人生を送るようになることで、個人の生き方や社会と企業の仕組みに起こる変化について考察されています。

 

寿命が長くなると、人が企業や組織、社会との関わりを持つ期間がこれまで以上に長くなると予想されます。

こうした状況を踏まえて経済産業省は2017年、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力として「人生100年時代の社会人基礎力」を提唱しました。

 

社会人基礎力とは「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のことで、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力から構成されています。

 

 

出典:経済産業省「社会人基礎力」

 

ここでは主体性は「物事に進んで取り組む力」と定義されており、「働きかけ力」と「実行力」とともに、「前に踏み出す力」の構成要素の一つとなっています。

 

人生の時間軸が従来より長くなり、私たちはこれから、前例のない中で人生やキャリアを作り上げていかねばなりません。

 

このとき、自分で考え、自らが主体となって物事を起こしていく「主体性のある態度」が必要となると考えられています。

教育の場でも主体性を重視

主体性は、近年の教育の場においても重視されています。

 

今の子どもたちが成人して社会で活躍するころには、日本は厳しい挑戦の時代を迎えていると予想されています。

 

生産年齢人口の減少やグローバル化の進展、絶え間ない技術革新などにより、社会構造や雇用環境が急速に変化し、将来の予測が困難な時代に突入しているためです。

 

このことを踏まえて、令和4年度からは「新高等学校学習指導要領」が実施されています。

 

「改訂の経緯」の中で文部科学省は、予測困難な社会の変化に主体的に関わり、「どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのか」という目的をみずから考え、よりよい社会と幸福な人生の創り手となる力を身につけられるようにすることが重要であると述べています。

 

これらの動きから見えてくることは、これからの時代は、めまぐるしく変わるであろう社会情勢に柔軟に対応しながら、「新しいやり方」を一人ひとりがみずから見つけ出していく必要があるということです。

 

このとき、受け身ではなく、主体性を持って社会や自分の人生に関わっていく態度が重要となってくると考えられるのです。

主体性の具体例

「主体性のある人」とは、どのような人なのかを考えてみましょう。

 

主体性がある状態とは、物事に能動的に関わる状態です。

置かれた状況において当事者意識を持って考え、積極的に行動する人は「主体性がある」と言えます。

 

例えば、仕事でチームを組みながら、あるプロジェクトを進めている場合を考えてみましょう。

 

自分のタスクを進めると同時に「プロジェクト全体がスムーズに流れるように」という意識も持ち、他の人の様子も見て、苦戦していそうな人に「調子はどう?何か手伝えることはある?」と声をかけてサポートするような場合は、主体性が発揮されているといえるでしょう。

主体性と自主性の違いとは?

主体性と自主性の違いとは?

 

「主体性」と意味が似ている言葉に「自主性」があります。

「主体性」という言葉と「自主性」という言葉には、どのような意味の違いがあるのでしょうか?

 

広辞苑において「自主性」という言葉は「他者に依存せず、自分で行動することができる性質」と定義されています。

 

また「自主的」という言葉は、「他からの干渉などを受けないで、自分で決定して事を行うさま」と定義されています。

 

「主体性」の定義とニュアンスは似ていますが、異なる点があります。

それは、「行動や思考を、みずからが主体となって、人や対象に働きかけているか」という点です。

 

「自主性」のある状態とは、すでに決まっている「やるべきこと」を、他からの干渉がなくともみずから率先してやることです。

 

一方「主体性」のある状態では、「やるべきこと」が決まっていない状態において、自分の考えに基づいて、自分から物事を起こして実行するという点が「自主性のある状態」とは異なります。

主体性を高めるには?

主体性を高めるには?

 

日本では協調性や年功序列が重んじられる風潮があるため、主体性を持ちにくい環境で育ってきた人もいるでしょう。

 

そんな人が「これからの時代には主体性が必要」と言われても、いきなり主体性を発揮することは難しいかもしれません。

 

しかし、主体性は意識的に高めていくことができます。主体性を高めるには、以下のような要素を身につけていくよう心がけてみてください。

主体性を高める方法1:「自分の考え」を構築する

「主体性がある」という状態は、「主体」がしっかりと構築されていることが前提となります。

つまり、「自分の考え」をしっかりと持っていることが土台となります。

 

しっかりした考えとそれを支える根拠があってこそ、周囲の人や環境などに働きかけて、何らかの事象をみずから起こすことができます。

 

日常生活のさまざまな事象に対して、自分の考えを持つ癖をつけてみてください。

 

「いきなり自分の考えを持つのは難しい」と感じるかもしれませんが、まずは日常で疑問に思ったことを自分で調べることからはじめるのも一つの方法です。

 

調べる習慣がつくと、調べることで蓄えられていく知識が土台となって、自然に「自分の考え」も形づくられていきます。

 

「自分の考え」が徐々にできてきたら、今度は時事問題などについて友人などと意見を交わして、それぞれの立場によりさまざまな考え方があることも知ると、「自分の考え」がさらに豊かになるでしょう。

主体性を高める方法2:実行力を高める

自分で決めたことは最後までやり切ることで、実行力を高めていきましょう。

 

ここで重要なのは、「自分でやると決めたことを、最後まで実行できた」という成功体験を積むことです。

「自分はどうせできない」という思い込みが根底にあると、主体性を発揮しづらくなってしまうためです。

 

例えば「生活にもっと運動を取り入れたい」と思っているのであれば、「1ヶ月の間、週1回は通勤時にひと駅分の距離を歩く」など、まずは簡単なことから始めてみましょう。

主体性を高める方法3:人と積極的に関わる

主体性はしばしば、周囲との関係性の中で発揮されます。

自分が主体となって何かを働きかけるときには、「働きかける対象」の人や環境があることが多いためです。

 

主体性を発揮するとき、周囲の人たちの協力を得ることができれば、「働きかけ」がうまくいきやすくなります。

このため、日頃から人と積極的に関わり、信頼関係を構築しておくことがいざ主体性を発揮する場面で土台となってくれます。

 

積極的に人と関わっていくことはリーダーシップを発揮する練習にもなり、主体性を高めることにつながります。

これまで受け身であった人間関係においても、小さなことから始めて、少しずつ積極的に関わっていくようにしてみてください。

 

例えば、自分から挨拶をしたり声をかけるように心がけること、笑顔でいることや、相手との共通点を探して会話に盛り込んでみたりすることなどが挙げられます。

子どものころから主体性を高めておくことも大切

 

前述のように主体性は、自分の考えがしっかりと構築され、成功体験が積み重なったうえで発揮されると考えられます。

 

このため、子どものころから自分で考える習慣を持ち、「自分で決めたことはやり遂げる」という成功体験を積んでいくことが、主体性のある大人になる素地をつくると考えられます。

「自分で考え、やり遂げる」体験は、学校や家庭以外の場所でも積むことができます。

 

例えばものづくりをする体験では、「自分のつくりたいもの」を具体的に考え、それが形になるという点で「やり遂げた」という実感を得られやすいでしょう。

 

子どもが体験できるものづくりにはさまざまな種類があり、プログラミング教室やロボット教室もその一つです。

 

LITALICOワンダーのプログラミング・ロボット教室では、プログラミングやロボット製作の知識を学ぶだけではなく、子どもたちの創造力やプログラミング的思考の育成もサポートしています。

ゲームやアプリ、ロボットを楽しく製作しながら、自分のアイデアが実際に形になる体験や、うまくいかない部分を試行錯誤して解決する体験を重ねていくことは、主体性を伸ばしていくことにもつながるでしょう。

 

全員同じカリキュラムではなく、子ども一人ひとりの興味や習熟度に合わせて授業が個別に設計されるため、パソコンやプログラミングに慣れていない子どもも主体性を持って楽しく参加できます。

 

オンラインと教室の両方で、無料体験授業を随時開催しています。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

主体性についてまとめ

主体性についてまとめ

 

主体性とは、自分の意志や判断に基づき、「自分から物事を起こす」という意識でいる状態や、行動する状態のことです。

 

これからの予測困難な時代を生きていくにあたり、前例のない中で自分の人生を設計していくうえでは、主体性を持つことが必要であるといわれています。

 

これまで主体性を発揮することが少なかった人でも、意識的に主体性を高めていくことが可能です。

 

また主体性は、子どものうちから高めていくことができると考えられます。

子どもが「自分で考え、やり遂げる」という体験を積んでいくことで、主体性を育んでいくことができるでしょう。

 

子どもを対象とするプログラミング教室やロボット教室では、楽しく学びながら「自分の考えを形にできた!」という喜びと自信を積んでいくことができます。

「子どもの主体性を高めたい」とお考えの保護者の方は、ぜひご検討ください。

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