公開日:2023.01.25
- スプリンギン
プログラミングアプリ「Springin’(スプリンギン)」とは?特徴や使い方を解説します
小学校でプログラミング教育が必修化され、授業の中でもプログラミングに触れることが出てきました。
そういったこともあり、子どもが「プログラミングをしてみたい」と話している家庭もあるのではないでしょうか?
しかし、「プログラミングは難しそう」というイメージもあり、何から始めさせていいのか迷っている方もいるかもしれません。
現在では子どもにも扱いやすいプログラミングアプリも登場しており、今回紹介するSpringin’(スプリンギン)もその一つです。
この記事ではスプリンギンの特徴や使い方、スプリンギン以外の無料プログラミング学習ツールなどを紹介します。
Springin’(スプリンギン)とは?
スプリンギンとはスマホやタブレットを使って、タッチ操作で簡単にゲームや絵本が作れるプログラミングアプリです。
株式会社しくみデザインにより開発されていて、2017年にiPhone向けのアプリとして配信されました。
その後2021年にはAndroid向けのアプリも配信されています。
作ったゲームや絵本はスプリンギン内で公開することができ、自分が作ったゲームを友達に遊んでもらうことや、他の人の作品で遊ぶこともできます。
他の人の作品がどのように作られたのか知りたいときには、実際にプログラミングをした内容を見ることもできるため、自分の作品作りのヒントにすることもできます。
スプリンギンでは作品を作る人を「クリエイター」と呼んでおり、現在のクリエイター数は15万人以上にものぼり、これまでに投稿された作品数は25万件を超えるなど盛り上がりを見せています。
Springin’(スプリンギン)の特徴とは?
スプリンギンの特徴として、
- 初めてプログラミングをする子どもにも扱いやすい
- 作品を発表しあえる場がある
といったことがあります。それぞれ見ていきましょう。
初めてプログラミングをする子どもにも扱いやすい
スプリンギンの特徴として、直感的な操作でプログラミングができる点があります。
操作は基本的にスマホやタブレットの画面をタッチするだけなので、キーボードに慣れていない子どもにも扱いやすいといえるでしょう。
また、スプリンギンを最初に起動すると「チュートリアル」といって、アプリの使い方や操作方法の説明が出てきます。
画面の指示に沿って指を動かしていくことで、基本を学ぶことができるためスムーズに作品制作に進んでいくことができます。
スプリンギンはそのほかにも、アプリ内やYouTubeに作品の作り方を紹介した動画もあるため、継続的な学習もしやすくなっています。
作品を発表しあえる場がある
スプリンギンでは、作ったゲームや絵本などの作品を投稿することができます。
公開した作品はほかの人に遊んでもらうことができ、「いいね」や「コメント」がつくことがあるので、作品作りのモチベーションにもなります。
ほかの人の作品を遊ぶことができるだけでなく、どのようなプログラミングがされているかを見ることもできるため、面白いと思ったゲームを参考にして自分の作品を改良していくといった使い方もできます。
また、お題に沿った作品を投稿する「コンテスト」や、面白いと思った作品を応援する「週チャレ」など、作品作りが楽しくなるようなイベントも随時おこなわれています。
このようにスプリンギンは、プログラミングが初めての子どもにも始めやすく、楽しく続けていくための仕掛けもあるといった特徴があります。
Springin’(スプリンギン)の使い方
実際の画面を見ながら、スプリンギンの使い方を紹介していきます。
ここでは2022年12月時点のiPad版アプリを使用しています。
他の機器や時期によっては画面が異なることがありますのでご了承ください。
スプリンギンのアプリを起動するとチュートリアルの画面が現れます。
チュートリアルとは使い方の解説のことで、スプリンギンでは画面の指示に従って実際に操作することで使い方を学んでいきます。
「チュートリアルワークを開く」をタップすると、解説画面が出るので指示に従って操作していきます。
チュートリアルを終えるとコインがもらえます。
コインはアプリ内で使用することができる通貨で、ほかの人の作品で遊ぶときなどに使用します。
ほかにもいくつかチュートリアルがあり、こちらは「ボタンを押したら黄色い丸がジャンプする」というプログラミングの方法を学んでいます。
チュートリアルは全部で5分程度で終わり、基本操作を身につけた後にホーム画面に移ります。
ホーム画面では、もっと詳しい操作方法の説明動画や、おすすめの作品、現在おこなわれているコンテストなどが表示されます。
右下の「+」ボタンをタップすることでいつでも自分の作品を作ることができます。
無料でできるプログラミング学習ツールをご紹介
スプリンギンのほかにも、無料で利用できるプログラミング学習ツールがあります。
Viscuit(ビスケット)
ビスケットは合同会社デジタルポケットが開発している、プログラミング学習ツールです。
スプリンギンと同様にタッチ操作だけでゲームや絵本などを作ることができ、アプリのほか、ブラウザでも遊ぶことが可能です。
ビスケットはタッチ操作で描いた絵を、「メガネ」という独特な機能を使って動かしていきます。
文字や複雑な操作は使わず、未就学の子どもにも扱えるという点が特徴となっています。
Scrach(スクラッチ)
スクラッチはアメリカで開発されたプログラミング学習ツールです。
こちらもスプリンギンと同様に、タッチ操作でプログラミングをおこなっていきます。
アプリ、ブラウザ両方で遊ぶことができ、スプリンギンのように作った作品を投稿したり、ほかの投稿された作品を遊んで自分の作品作りに活かすことも可能です。
一部に文字を使用しますが、ひらがなと数字が読める子どもであれば問題なく操作できるでしょう。
CodeMonkey(コードモンキー)
CodeMonkey(コードモンキー)はイスラエルで開発された、プログラミング学習ツールです。アプリ版はなく、ブラウザで遊ぶことができます。
こちらは、スクラッチなどでプログラミングに慣れてきて、キーボードも扱えるようになってきた子ども向けとなっています。
それまでのブロックや記号と異なり、大人が仕事で使うような英数字を使用した本格的なプログラミングを学ぶことができます。
サルのモンタがバナナを取るために冒険する、という親しみやすい設定の下で、プログラミングによってモンタを動かしてステージをクリアしていきます。
最初の方のステージは無料で遊ぶことができるので、子どもが本格的なプログラミングを希望している場合は試してみるといいでしょう。
子どものプログラミングならLITALICOワンダー
プログラミングを学ぶには自宅でプログラミング学習ツールを使う方法のほかに、プログラミング教室に通う方法もあります。
プログラミング教室にはプログラミングの専門的な知識を持ったスタッフがいて、わからないことがあったらその場で質問したり、いろいろなテクニックを教えてもらうことができます。
また、一緒に学ぶ仲間も通ってきているので、一緒に作品を作ったり、お互いの作品を遊び合うといったこともできます。
LITALICOワンダーでは、子どもの興味関心や一人ひとりにあわせてカリキュラムを設計しています。
教室は東京・神奈川・埼玉・千葉にあるほか、全国から受講できるオンライン授業もおこなっています。
教室とオンラインどちらも無料体験授業を実施しています。
子どもが「プログラミングに興味がある」「一人で進めるのは不安」という方は、ぜひ一度お問い合わせください。
※LITALICOワンダーでは、Springin’(スプリンギン)を使うコースはありません。
Springin’(スプリンギン)についてまとめ
スプリンギンは日本で開発されたプログラミングアプリです。
スマホやタブレットを使って、タッチ操作でゲームや絵本を作ることができるので、プログラミング初心者やまだキーボードに慣れていない子どもにも始めやすいといえます。
作った作品は投稿してほかの人に遊んでもらったり、定期的に「コンテスト」が開催されるなどモチベーションが保てる仕組みも多くあります。
無料で使うことができるので「子どもがプログラミングに興味がある」という方は、試しに遊ばせてみてもいいでしょう。