最終更新日:2021.02.13
公開日:2019.04.27
- プログラミング教育必修化
レゴ®・ロボット好きな子供におすすめなプログラミング教材
デンマーク発祥の世界トップクラスの売上や知名度を誇るレゴ。その社名は「よく遊べ」という意味のデンマーク語「Leg Godt」に由来しています。
2017年にはレゴランド®・ジャパン・リゾートが日本にもオープンするなど盛り上がりを見せていますが、レゴ®が創造力や想像力を高めるために最適なおもちゃであることをご存じでしょうか?実際、レゴ®を使ったプログラミング学習が、世界の小・中学校や教育現場で採用されています。
今回は、レゴ®を楽しみながらどのように創造力・想像力を伸ばせるか、そしてレゴ®のプログラミング教材にはどのようなものがあるかについて解説します。
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レゴ®ブロックは親子共通で楽しめるおもちゃ
レゴ®ブロックが人気の理由の一つに、子供から大人まで幅広く楽しめるおもちゃという点があります。たとえば、代表的なブロック「LEGO® Classic」シリーズでは対象年齢が「4~99歳」とされています。実際にレゴ®ブロックを手に取って遊べばすぐに実感できると思いますが、説明書を読んだり想像力を働かせたりしながら、手先を使ってレゴブロックを組み立てて遊ぶのは大人でも楽しいものです。
そして、その楽しさはもちろん子供も同じです。子供たちは、大人が思いつかないような自由な発想力を発揮してくれることもあります。1歳半から遊べる「duplo」シリーズなど年齢に応じたラインナップが多数あり、レゴ®は世代を問わず楽しめるおもちゃです。そして、親子で一緒に楽しめば楽しさはさらに広がります
レゴ®で創造の力を伸ばしてあげよう
人気のレゴ®ブロックを、コンピューターのプログラミングを使って動かすことができるのをご存じでしょうか?子供が自分で作ったブロックを思い通りに動かすことができれば、ますますブロックづくりが楽しくなり、創造力を高められそうな気がしませんか?
プログラミングといえば、2020年から施行される「新学習指導要領」にて小学校で必修化されることが決まっています。そして、すでにプログラミング教育をスムーズに行うため、小学校でPCの使い方の授業なども行われています。
レゴ®のプログラミング教材は、小学生のプログラミング学習を助けてくれるものです。これらの教材は子供たちにレゴ®ブロックを動かす楽しみを知ってほしい、という狙いをもって開発されています。
そして、ブロックを動かすために使用するレゴ®のプログラミングソフトは、プログラミング教室で広く使用されています。レゴ®で創造力を鍛えながら、プログラミングの基本的な考え方も伸ばしていくことができる、というわけです。
レゴ®のプログラミングは教材キットがあります。レゴ®WeDo2.0と教育版レゴ®マインドストーム®EV3です。
レゴ®WeDo2.0
レゴ®WeDo2.0は7歳以上を対象としたブロックとモーターやセンサーなどの部品、ソフトウェアのセットです。
レゴ®WeDo2.0を使って、ぴょんぴょんと跳ねるカエルのロボットや、羽がクルクル回る扇風機などをつくることができます。ソフトウェアの中に、組み立て説明書やサンプルプログラムなどが入っていて、それらを参考にしながら子供たちはブロックを組み立て、プログラミングを行います。
そして、レゴ®WeDo2.0の醍醐味は、ただ説明書通りに組み立てるだけではなく、「もっとカエルらしい動きにするにはどうしたらよいか?」「扇風機の風を強くするにはどんな工夫をすればよいか?」などの課題を設定して取り組んでいけることです。レゴ®WeDo2.0は2人で一緒に取り組むことも多く、ペアになった友人に相談をしたり意見を聞いたりしながら、自分の考えを発表する力や人の意見を聞く力、協力して問題解決に取り組む力などを磨いていくこともできます。
レゴ®WeDo2.0は世界85か国以上の教育現場で教材として採用されていて、日本でも神奈川県相模原市などがすでに公立小学校の教材として採用しています。
レゴ®マインドストーム®EV3
レゴ®マインドストーム®EV3は、10歳以上を対象としたSTEM教育に最適な教材の一つです。
STEM教育とはScience=科学、Technology=技術、Engineering=工学、Mathematics=数学の頭文字をとった言葉で、理数系学習のことを指します。正確には「科学技術的なアプローチによって現実の課題を論理的に考え、創造的に解決する問題解決のためのプロジェクト型の学習」を指し、世界的に注目されています。
特にアメリカではオバマ前大統領が国力維持のためSTEM教育の重要性を宣言し、年間数十億ドルの予算を投じています。日本では、対応の遅れが指摘されているところです。グローバル化やIT化が進む社会でSTEMが重要となるのは日本でも同様。子供が国際的に競争力のある人材になるためにはSTEMの能力を大きく伸ばすことが重要です。
レゴ®マインドストーム®EV3の構成は、ブロック、モーター、センサー、ギア、ホイール、軸およびその他のパーツ、ソフトウェアのセットとなっています。これらを組み立てて作るロボットも、ライントレースの車や自動改札機など、センサーやギアを活用した高度なロボットになります。レゴ®WeDo2.0同様に、マニュアル通りに組み立てるだけではなく、創意工夫や試行錯誤を重ねて改善を行い、理想の動きをするロボットを作り上げます。
レゴ®マインドストーム®EV3は、技術を競い合う大会も開かれています。有名なのは、小学生~高校生までを対象とした世界規模の大会「WRO」と、高校生~大人のエンジニアを主な対象とした国内全国規模の「ETロボコン」です。これらの大会に参加することで、高いレベルを目指すモチベーションが生まれ、ロボット工作技術の飛躍的な向上を目指すことができます。
まとめ
センサーやモーターを使って実際に目の前で動くロボット「レゴ®WeDo2.0」は子供にとってとても魅力的なものです。多くの子供たちが、自分の思い通りにブロックを動かすために自発的・積極的にプログラミングに取り組みます。
LITALICOワンダーのロボットクリエイトコースは年長以上のお子さんを対象にしたロボット製作を学べるコースです。「レゴ®WeDo2.0」などを使用して、センサーやモーターの仕組み、ロボットの組み立て、プログラミングなどのSTEM教育を楽しみながら学ぶことができます。習熟度や興味に合わせて個別カリキュラムを設計していますので、子供の学習意欲を高めます。
LITALICOワンダーは、「IT×ものづくり」を通して、学びと遊びの両方を体験し、子供の創造力を高めることを目指している教室です。興味のある方はぜひ体験授業へお越しください。
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LEGO and MINDSTORMS are trademarks of the LEGO Group.
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監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)
監修
LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社