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プログラミング教育コラム

最終更新日:2020.10.29 
公開日:2019.04.27

  • プログラミング教育必修化

プログラミング教育必修化のねらい・メリットって?【2020年小学校で必修化】

プログラミング教育必修化のねらい・メリットって?【2020年小学校で必修化】

プログラミング教育がなぜ必要とされているか、ご存じでしょうか?時代の変化や国際的な状況などさまざまな要因がありますが、2020年の新学習指導要領でプログラミング学習が必修化されるねらいを確認することで、なぜプログラミング教育が重要かを理解することができます。

 

今回は、プログラミング教育必修化の4つのねらいや、その他にもたらされるメリットについてご紹介します。

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プログラミング教育のねらい

2020年より全国で一斉に施行される「新学習指導要領」にてプログラミング教育が必修化されます。プログラミング教育必修化のねらいについて、文部科学省は「小学校プログラミング教育の手引」によって教育のねらいを公表しています。そこには、以下の3点がプログラミング教育の3つの柱だと記述されています。

 

  1. ✓ 「プログラミング的思考」を育むこと(思考力、判断力、表現力など)
  2. ✓ 身近な生活でコンピューターが活用されていることや問題の解決には必要な手順があることに気付くこと(知識および技能)
  3. ✓ 各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること

 

プログラミング学習はプログラミング言語の習得を目的としているわけではない、ということです。では、これらの3つの柱をベースに、プログラミング学習のねらいについて詳しくご紹介していきます。

ねらい1.プログラミング的思考を身に付ける

プログラミング教育必修化のねらい・メリットって?【2020年小学校で必修化】

プログラミング的思考とは、自分が意図する動きを実現するために、どのようなプログラミングが必要であり、どのように改善すべきかなどを論理的に考える力を指します。プログラミング的思考によって得られる論理的思考力は主に以下の5つの能力があります。

 

1.物事を抽象化する力

似ているものから共通点を見つける能力です。たとえば、テレビにはさまざまな大きさやメーカー、色のものがありますが、「テレビ」として必須の共通する要素を抽出します。

 

2.物事を分解する力

素材や材料を一つひとつ分解して考えます。たとえばテレビの場合、液晶や基盤、ボタン、電源などの部品から構成されています。

 

3.やるべきことを順序立てて考える力

テレビを組み立てる場合、部品をどのような手順で組み立てれば完成するかについて考えます。

 

4.ベストな方法であるか否かを分析する力

完成したテレビがベストであるか否か(軽量化できないか?など)を考えます。

 

5.方法を他に置き換えて一般化する力

テレビの組み立て方をわかりやすい言葉で書いて、他の人にもわかるように伝える力です。

 

プログラミング学習では、正しい順序でプログラムを作成しなければ作動しません。その過程で試行錯誤を繰り返すことができるので、こうした一連の論理的思考力を養うのに最適だといわれています。

ねらい2.創造的な力を身に付ける

プログラミング教育必修化のねらい・メリットって?【2020年小学校で必修化】

プログラミング的思考に加えて、クリエイティブ・ラーニング・スパイラルについても注目されています。

このクリエイティブ・ラーニング・スパイラルとは何でしょうか?

 

多くのプログラミング教育の現場で用いられているScratchという教育プログラミング言語を開発したMITメディアラボのミッチェル・レズニック氏によると、以下のような考え方です。

 

クリエイティブ・ラーニング・スパイラルとは積み木遊びやブロック遊びなどの幼児期の遊び方(好きなものを自由に作って、他の子どもと一緒に遊んで、改善方法を考え、組み立てなおす、というサイクル)によって創造的な力を身に付けられる、とするものです。

 

細かく見ると、以下の手順を踏みます。

 

1.発想

2.創作

3.遊び

4.共有

5.振り返り

6.発想

 

こうしたサイクルは、まさにプログラミング学習におけるロボット制作やアプリ・ゲーム制作と同じで、プログラミング学習が創造的を身に付けるのに適しているということです。

ねらい3.身近なテクノロジーの仕組みを学ぶ

プログラミング教育必修化のねらい・メリットって?【2020年小学校で必修化】

今の子どもたちは、生まれたときから当たり前のように身近に機械やコンピューターが存在しています。当たり前のように機械を利用する一方で、どんな仕組みで機械が動いているのかがわからない「ブラックボックス化」が課題となっています。

 

プログラミング学習により、コンピューターに意図した処理を行うよう指示をする活動を通して、コンピューターはプログラムで動いていること、プログラムは人が作成していること、また、コンピューターには得意なことと、なかなかできないこととがあることを体験し、知識を身に付けていきます。

 

人工知能やIoTなど科学技術はこれからますます身近なものとなります。これまでは作成する側の技術者にのみテクノロジーの仕組みの理解が必要とされていましたが、これからは利用者側にも仕組みの理解が求められます。科学技術を使いこなすためにもコンピューターの仕組みの理解が不可欠となるためです。

ねらい4.他の教科への理解を深める

プログラミング教育必修化のねらい・メリットって?【2020年小学校で必修化】

小学校でプログラミングは必修化されますが、独立した新しい教科ができるわけではありません。算数や国語、社会、総合的な学習などの教科の中にプログラミング学習が取り入れられ、教科の理解を深めるために用いられます。したがって、算数の授業でプログラミングが活用される際、算数の理解に関する内容のプログラミング学習がなされるということになります。

 

たとえば、プログラミングを使って正多角形を記述する授業が新しい学習指導要領の中で紹介されています。正多角形をプログラミングで記述するには、授業では直接指導をしていない単元の考え方を用いることが必要ですが、プログラミングの動きをよく見て、図形の性質を考えれば、答えが導き出せるようになっています。

 

こうして正多角形の性質を理解すれば、たとえば正二十角形など手書きでは書くのが難しい図形をプログラミングで簡単に記述することもできるようになります。そうして、図形に関して知識の幅を広げることができるようになります。

プログラミングを通して身に付けられる力

プログラミング教育必修化のねらい・メリットって?【2020年小学校で必修化】

プログラミングを通して身に付けられる力は他にもあります。今回は3つのスキルを紹介します。そして、それらは学校教育の場面で役に立つだけでなく、子どもたちが将来社会に出て働くときにも求められるスキルです。

 

主体性

主体性は、学習指導要領では、「学びに向かう力」と記載されています。児童にとって身近な問題を発見したり解決したりするために、コンピューターの力を使って主体的に取り組む態度を育むことが重視されています。

 

また、プログラミングは失敗してもすぐやり直しがきくことや、一つではない正解を求めて失敗を繰り返しながら取り組むことが基本的な学習方法であることから、困難に対しても主体的に取り組める姿勢を育むことができると期待できます。

 

プレゼンテーション能力

プログラミングで作成したロボットやアプリを、クラスメイトの前で発表する機会を設ければ、プレゼンテーション能力の向上にもつながります。必修化のねらいにおける「表現力」の延長線上にあるスキルです。

 

計画性

計画性もプログラミング学習においては重要な要素です。特に学習内容が高度になると、時間内に希望するプログラミングを作成したり、ロボットを制作したりするための時間配分が重要になります。

 

また、何回かの授業にまたがってアニメーションを作成するようなケースもあります。期日に間に合うようにスケジュールを立てて、進捗管理する力を伸ばしていけます。

まとめ

プログラミング教育必修化のねらい・メリットって?【2020年小学校で必修化】

なぜプログラミングを学ぶのかについては、プログラミング的思考力が鍛えられること、創造力を養うこと、身近なテクノロジーの仕組みを学べること、プログラミングを使って教科の理解を深めることの4つのねらいがあります。また、プレゼンテーション能力の向上や主体性や計画性を持って取り組む姿勢など、将来社会に出たときにも役立つ能力を身に付けることも可能です。

 

こうしたメリットを得るには、学校での学習に加えてプログラミング教室の活用もおすすめです。LITALICOワンダーでは子どもの創造力を伸ばすことを重視して一人ひとりの興味に合わせた個別カリキュラムを設定しています。興味のある方は、無料体験を実施していますのでぜひ気軽にお越しください。

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  • 和田 沙央里
    和田 沙央里

    監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)

    監修
    LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)

    2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
    著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
    監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
    監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社

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