最終更新日:2021.06.28
公開日:2020.09.24
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無料でスタート!子どもがはじめてプログラミングを学習するには?子どもにおすすめの学習サイト&学習法
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プログラミング教育は、2020年度より小学校で必修化され、2021年度に中学校でも必修化されました。
その影響もあり、保護者さまの中には幼児からプログラミング学習をはじめたほうがいいのでは、と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プログラミング学習は、無料のオンラインツールを利用することで、子どもでも手軽にはじめることができます。
幼児(未就学児)・小学生・中学生のそれぞれにおすすめなプログラミングツールである「Viscuit(ビスケット)」「Scratch(スクラッチ)」「C#(シーシャープ)」の学び方について紹介します。
子どものうちからプログラミングを学ぶメリットは?
子どものうちからプログラミングを学ぶことには、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
第4次産業革命とも呼ばれる昨今、インターネットやAIを活用することで人々の暮らしはより便利なものへと進化し続けています。
このような時代において、これからの社会を生きていく子どもたちは、将来どのような職業に就くとしても「プログラミング的思考」を持つことは極めて重要であると考えられています。
また、中学校においても2021年度よりプログラミング教育が全面的に実施されました。小学校での学習よりも難易度が上がり、実際にパソコンに触れての作業が行われます。「動作の確認」「デバッグ(不具合の調整)」「結果の評価」「改善および修正」など、より実践的な技術の習得が目標です。
プログラミング的思考の意味
「プログラミング的思考」とは、プログラミング言語を扱う能力や知識のことではありません。
コンピューターやプログラミングの論理的な考えにもとづいた問題解決の考え方を指しています。
プログラミング学習では、次のような力を身につけることができます。
・物事を抽象化する力
・物事を分解する力
・やるべきことを順序立てて考える力
・ベストな方法であるか否かを分析・判断する力
・ほかの方法に置き換えて一般化する力
プログラミング的思考は目標を達成へと導くための重要な思考法です。
今後のデジタル社会を生き抜く子どもたちにとって欠かせない能力になると考えられているため、義務教育でのプログラミング教育が必修化されたのです。
参考:小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(文部科学省)
【幼児~・4歳以上におすすめ】Viscuit(ビスケット)
「Viscuit(ビスケット)」とは、日本で開発されたビジュアルプログラミング言語です。
「メガネ」と呼ばれる仕組みを使って、簡単なアニメーションから複雑なゲームまでつくることができるため、子どもはもちろん大人も一緒に楽しむことができます。
Viscuit(ビスケット)でつくることができるもの
Viscuitでは、以下のようなものをつくってあそぶことができます。
・海の中を魚や生き物が動くアニメーション
・シューティングゲーム
・モグラたたきゲーム
・きれいな模様が動くアニメーション
・さわると音が出るデジタルアート
・宝探しゲーム
また、自分が制作したアニメーションやゲームをほかの人と共通の画面にうつして協働制作を楽しんだり、ほかのユーザーがつくったゲームやアニメーションを閲覧したりすることもできます。
Viscuit(ビスケット)について詳しく知る
下記の記事ではViscuitのはじめ方などを詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
【小学生~・8歳以上におすすめ】Scratch(スクラッチ)
「Scratch(スクラッチ)」は、世界中の7000万人近いユーザーがプログラミングの学習で用いているビジュアルプログラミング言語です。
参考:統計情報(Scratch)
ブロックを組み合わせることで、専門的なコード記述・文法の知識がなくても、ゲームやアニメーション作品など多様な作品をプログラミングによって制作することができます。
Scratch(スクラッチ)でつくることができるもの
Scratchは自由度が高く、工夫次第で幅広い作品をつくることができます。具体例は次の通りです。
・アクションゲーム
・きせかえゲーム
・電車運転ゲーム
・ロボット制御プログラム
このほかにも機能を組み合わせて、さまざまなものをつくることができます。
Scratch(スクラッチ)を早速学びたい方はこちら
下記の記事ではScratchのはじめ方を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
【中学生以上におすすめ】C#(シーシャープ)
中学生にもなると、既存の機能を組み合わせるだけのブロックプログラミングでは物足りなく感じる子どもも現れるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、中学生のうちから本格的なプログラミングに触れることです。
世の中には数多くのプログラミング言語が存在します。
その中でもC#は好奇心旺盛な中学生に特におすすめの言語です。
C#(シーシャープ)でつくることができるもの
C#はMicrosoftによって開発された言語です。C言語から派生した言語と想像できますが、実は文法などはJavaに近いとされています。
オブジェクト指向言語であり、今風のコーディングが可能です。C言語よりも取っつきやすく、初心者にもおすすめです。
成り立ちからMicrosoft用のアプリケーション開発に用いられるものと捉えられがちですが、実際はかなり汎用的な言語です。
具体的には、以下のような開発が可能です。
・デスクトップアプリ
・スマホアプリ
・ゲーム
・VR・AR
フレームワークも充実しており、開発環境で困ることもほとんどありません。
まだ何をつくりたいか明確に決めていない場合は、C#から取り組んでみるのもよいでしょう。
C#(シーシャープ)について詳しく知る
下記の記事ではC#(シーシャープ)について詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
プログラミング教室なら習熟度・個性に合わせて学ぶことができる!
この記事では、幼児・小学生・中学生と、それぞれの子どもにおすすめのプログラミング学習方法として、無料で手軽にはじめることができるプログラミング言語を紹介しました。
プログラミングの学習を進めて行く中で、分からないことに直面したり、子ども一人では学習が捗らなかったりすることもあるでしょう。
そのような場合は「子ども向けのプログラミング教室」の受講を検討してみてはいかがでしょうか。
一緒に学習を進めていくスタッフや仲間がいることで、分からないところを質問したり、仲間と一緒に切磋琢磨したりすることができます。
LITALICOワンダー(リタリコワンダー)では、プログラミングやものづくりが好きな子どものコミュニティとして利用している子や、1:4までの個別指導のためプログラミングをみっちり学びたいという子など、さまざまな子どもが3000人以上通っています。
ビジュアルプログラミング言語である「Viscuit(ビスケット)」や「Scratch(スクラッチ)」を使ったものづくりから、「C#(シーシャープ)」などの本格的なテキストプログラミング言語まで学ぶことが可能です。
そのため、初心者から上級者まで幅広い子どもたちのプログラミング学習に対応しています。
子ども一人ひとりの個性やプログラミングの習熟度に合わせて、オーダーメイドでカリキュラムをつくり上げるため、パソコンのスキルがない小さな子どもでも、少しずつステップアップしていくことができます。
また、すでにスキルがある子どもには、得意なことや興味に合わせてさらに発展した授業を行うため、それぞれのペースで楽しく学習することができます。
子どものプログラミング学習に悩んでいるなら、まずは無料のツールで遊んでみたり、LITALICOワンダーの無料体験授業に参加してみたりしてはいかがでしょうか。
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監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)
監修
LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社