2020.09.24
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無料でスタート!小学生の子供が初めてプログラミングを学ぶには? おすすめ子供用プログラミング学習サイト&学習法

無料でスタート!小学生の子供が初めてプログラミングを学ぶには? おすすめ子供用プログラミング学習サイト&学習法
幼児や小学生などの子供がプログラミング学習に興味を持っても、何から手をつけたら良いかわからないという方も多いかもしれません。
プログラミング学習は、無料で使えるオンラインのツールで手軽に始めることができます。
なかでもおすすめのツール、「Viscuit(ビスケット)」、「Scratch(スクラッチ)」、「mBlock(エムブロック)」を学び方と一緒にご紹介します。
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もくじ
子供が小学生からプログラミングを学ぶメリット
プログラミング教育は2020年から小学校でも必修化され、注目を浴びています。
小学生からプログラミングを学ぶことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
例えば、プログラミング教育必修化のねらいについて、文部科学省による「小学校プログラミング教育の手引」では、プログラミング教育で育成する資質・能力について3つの柱を以下のように定めています。
・「プログラミング的思考」を育むこと(思考力、判断力、表現力など)
・身近な生活でコンピューターが活用されていることや問題の解決には必要な手順があることに気付くこと(知識および技能)
・コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度(学びに向かう力、人間性等)
また、各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすることとしています。
プログラミング的思考って?
「プログラミング的思考」とは、プログラマーになるための知識ではなく、将来どのような職業に就くとしても普遍的に求められる「自分が意図する活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要でどのように改善していけば意図した活動に近くのか、論理的に考える力」のことを指しています。
プログラミング学習を通して、「物事を抽象化する力」「物事を分解する力」「やるべきことを順序立てて考える力」「ベストな方法であるか否かを分析する力」「方法を他に置き換えて一般化する力」などを身につけることができるといえます。
こうした「論理的に考える力」を小学生のころから身に着けることで、将来どのような進路を選択したとしても、幅広い場面で活かすことができると考えられます。
【幼児~・4歳以上におすすめ】Viscuit(ビスケット)
Viscuit(ビスケット)とは、日本で開発されたビジュアルプログラミング言語です。
「メガネ」と呼ばれる仕組みを使って、簡単なアニメーションから複雑なゲームまでつくることができるため、お子さんはもちろん大人も一緒に楽しむことができます。
※2020年10月以降に一部機能が有料化される予定です。詳しくはこちら
Viscuit(ビスケット)でこんなものがつくれる!
Viscuit(ビスケット)では、海の中を魚や生き物が動くアニメーション、シューティングゲームやモグラたたきゲーム、動くきれいな模様・さわると音が出るデジタルアートや宝探しゲームなど、さまざまなものをつくって楽しむことができます。
また、Viscuit(ビスケット)では、自分が制作したアニメーションやゲームを他の人と共通の画面にうつして協働制作を楽しんだり、他のユーザーがつくったゲームやアニメーションを閲覧したりすることもできます。
Viscuit(ビスケット)を早速学びたい方は
下記の記事ではViscuit(ビスケット)の始め方を詳しくご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
【小学生~・8歳以上におすすめ】Scratch(スクラッチ)
Scratch(スクラッチ)は、世界中の何百万もの人が家庭や学校、プログラミング教室などでプログラミング学習に使われているビジュアルプログラミング言語です。
ブロックを組み合わせることで、専門的なコード記述・文法の知識がなくても、ゲームやアニメーション作品など多様な作品をつくることができます。
Scratch(スクラッチ)でこんなものがつくれる!
Scratch(スクラッチ)は自由度が高く、工夫次第で幅広い作品をつくることができます。
下記動画では、その一例をご紹介しています。
Scratch(スクラッチ)を早速学びたい方は
下記の記事ではScratch(スクラッチ)の始め方を詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
【小学生~・8歳以上におすすめ】mBlock(エムブロック)
mBlock(エムブロック)は教育用プログラミングソフトウェアのひとつで、ロボットと接続すればロボットの制御も可能です。
Scratch(スクラッチ)のようにブロックを組み合わせてプログラミングすることも、世界中で使われているプログラミング言語「Python(パイソン)」でプログラミングすることもでき、初心者から上級者まで使うことができます。
拡張機能を使えば、音声認識や画像認識といったAI(人工知能)や機械学習の考え方も学べます。
mBlock(エムブロック)でこんなものがつくれる!
mBlock(エムブロック)、連携できる別売りのロボットなどがあり、それぞれのロボットによってつくることのできるものが違います。
例えば、初めてプログラミングを学ぶ子供におすすめなCodeyRocky(コーディロッキー)と接続すると、秒数を数えられるタイマーや、顔を認識してどのくらい笑顔かどうか判定できる笑顔チェッカーなどをつくることができます。
笑顔チェッカーは、CodeyRocky(コーディロッキー)で扱うことのできるAIの中核的な技術のひとつである機械学習を使っているため、AIについて学ぶきっかけにもなります。
mBlock(エムブロック)を早速学びたい方は
下記の記事ではmBlock(エムブロック)の始め方を詳しくご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
ひとりで学ぶのが不安な子供、もっと高いレベルを目指したい子供には教室もおすすめ
この記事では、小学生におすすめなプログラミング学習方法として、無料で手軽に始められるツールをご紹介しました。
しかし、これらのツールを使っても子供ひとりで学ぶのはハードルが高いという方や、子供が独学である程度のスキルを身につけてしまい、高いレベルを目指したいという方もいることでしょう。
そのような場合は、子供向けのプログラミング教室を検討してみてはいかがでしょうか。
一緒に学ぶ先生や仲間がいることで、わからないときは質問したり、仲間と一緒に切磋琢磨したりすることができます。
LITALICOワンダーでは、Viscuit(ビスケット)やScratch(スクラッチ)を使ったものづくりにも取り組んでいます。
決まったカリキュラムはなく、子供一人ひとりの個性やプログラミングの習熟度に合わせて、オーダーメイド型の授業を行うのが特徴です。
パソコン初心者の子供は簡単な操作から始めて少しずつステップアップしていくように、すでにスキルのある子供にはさらに発展したものづくりができるように授業を行うため、無理なくそれぞれのペースで学ぶことができます。
子供のプログラミング学習を何から始めたら良いかと迷っている方は、まずは無料のツールで遊んでみたり、LITALICOワンダーの体験授業にご参加してみてはいかがでしょうか。
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監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)
監修
LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社