最終更新日:2023.11.14
公開日:2022.10.28
- Roblox(ロブロックス)
Roblox(ロブロックス)とは?遊べるゲームやダウンロード方法などを解説
「Roblox(ロブロックス)」は、世界中で親しまれているゲーミングプラットフォーム(ネット上にあるゲームができる環境)です。※
近年、日本でも広がりをみせているため、子どもから「Roblox(ロブロックス)で遊びたい」とお願いをされ、存在を知ったという方もいるのではないでしょうか。
一方で、まだRoblox(ロブロックス)で遊んだことのない人にとっては、どのようなものなのかわかりにくいかもしれません。
そこで今回は、Roblox(ロブロックス)の特徴や、遊べるゲームの種類、ダウンロードの方法について順番に解説していきます。
※Roblox内の多種多様なゲームをオンライン上でプレイできます。また、オリジナルゲームを開発し、世界中のユーザーにプレイしてもらうことも可能です。
Roblox(ロブロックス)とは?
画像引用:Roblox
Roblox(ロブロックス)とは、世界中で大流行中の「ゲーミングプラットフォーム(ネット上にあるゲームができる環境)」のことです。
1日のアクティブユーザー(利用者)が、180ヶ国で5000万人(2021年11月時点)を突破していることからもその人気の高さがわかります。
まずは、Roblox(ロブロックス)がどのようなものなのか、全体像を見ていきましょう。
さまざまなゲームが揃っている
Roblox(ロブロックス)の特徴は、プラットフォーム内にさまざまなジャンルのゲームが揃っていることです。
ゲームの数はすでに2400万以上とも言われています。
たとえば、下記のようなゲームがあります。
- ゴールを目指すアクションゲーム
- 脱出ゲーム
- ペットを育てる育成ゲーム
- のんびりと街で過ごすシミュレーションゲーム
- ホラーゲーム など
Roblox(ロブロックス)に登録しているユーザーは、パソコンやスマホを使って、これらの多種多様なゲームを基本的に無料で遊ぶことができる仕組みです。
また、個人が制作したゲームのほか、スポーツブランドの「NIKE」や、アパレルブランドの「ラルフローレン」などの企業が制作したゲームも楽しめます。
アバター設定を楽しめる
参考:Roblox
Roblox(ロブロックス)は、ゲームで遊ぶだけでなく、アバター(プレイヤーの分身となるキャラクター)を設定することができます。
プレイヤーは、アバターの体型や髪型、洋服やダンスを踊らせるなどの動き方を選択し、オンライン上でさまざまなファッションを楽しんだりすることができます。
基本は無料だが「課金システム」もあり
基本的に、Roblox(ロブロックス)のゲームや、アバター用の基本アイテム(服やアクセサリーなど)は無料です。
しかし、課金することで、より有利にゲームを進めたり、デザイン性に優れたアイテムを手に入れたりすることもできます。
オンライン上で世界中の人と交流できる
Roblox(ロブロックス)のゲームは、クラスメイトなどの友達と一緒にプレイできるほか、世界中の人と楽しむことも可能です。
また、ソーシャルネットワークの機能があるため、世界中の人とメッセージのやりとりを通して交流できる点も特徴です。
Roblox(ロブロックス)でおすすめのゲームをご紹介!
Roblox(ロブロックス)にあるゲームのなかからおすすめを3つ紹介します。
BIG Paintball!
出典:Roblox(https://www.roblox.com/games/3527629287/BIG-Paintball)
BIG Paintball!は、プレイヤー同士がペイントボールを撃ち合い、相手を倒すシューティングゲームです。
シューティングゲームと聞くと、敵を攻撃するなど殺伐としたイメージを持つ方もいるかもしれませんが、このゲームはカラフルかつポップな印象である点も特徴です。
メイン操作は「移動」と「攻撃(撃つ)」で、弾が切れることもないため、シューティングゲームに慣れていない方もチャレンジしやすいゲームと言えるでしょう。
Islands
出典:Islands [BUTTERFLY FESTIVAL!] – Roblox
マインクラフトに似た世界で、自分の島を作って遊ぶシミュレーションゲームです。
木や石を使ってアイテムを作ったり、家具を飾ったりするなど、創作要素がたっぷり詰まっているため、クリエイティブな遊びが好きな方におすすめです。
また、島の外には、自然豊かなステージが広がっています。
プレイヤーは、あたりを散策しつつアイテムを作るための素材集めを楽しむこともできます。
Piggy
出典:Piggy [BREAKOUT CHAPTER] – Roblox
Piggyは、恐ろしいブタのキャラクターから逃げるホラー系のゲームです。(対象年齢:9歳以上)
プレイヤーは、ただ逃げるだけでなく「アイテムを手に入れて、うまく活用し、敵を足止めする」など、頭を使いながら脱出を目指していきます。
基本的には、鬼ごっこのようなシンプルなルールなので、誰でも気軽に楽しめます。
Roblox(ロブロックス)は危ない?安心して使うためにできること
Roblox(ロブロックス)のソフトウェアそのものに、危険性はありません。
しかし、他のゲーム同様に、使い方によってはトラブルが生じる可能性があります。
そのため、子どもが一人で使う場合は、ペアレンタルコントロール(保護者が子どものIT機器を管理する)がおすすめです。
まず、Roblox(ロブロックス)の場合、「知らない人とチャットでつながれる」「課金制度がある」などの特徴があることを理解しておきましょう。
そのうえで、Roblox(ロブロックス)設定画面から、「チャット可能な相手の範囲」を制限したり、子どもと「勝手に課金しない」などのルールを話し合ったりすることが大切です。
Roblox(ロブロックス)のアプリのダウンロード方法は?
Roblox(ロブロックス)は、インターネット環境と、パソコンもしくはスマホ(タブレット)があれば、簡単にはじめることができます。
さっそく、はじめ方・ダウンロード方法を見ていきましょう。
1.Roblox(ロブロックス)のアプリをインストールする
Roblox(ロブロックス)のゲームをスマホやタブレットで遊ぶ場合は、下記のストアで「Roblox」と検索して、アプリをインストールしましょう。
パソコンでプレイする場合は、各ゲームをパソコンにインストールする前にRoblox(ロブロックス)の公式サイトでアカウントを作成しておくと、スムーズに始められます。
※次の「2.アカウントを作成する」を参照
2.アカウントを作成する
出典:Roblox
Roblox(ロブロックス)のアカウントを作成するために、必要事項を入力していきます。
上記の画像はパソコンで登録する場合の画面ですが、スマホからアカウントを作るときも、入力項目は同じです。
- 生年月日
- ユーザーネーム(本名を使わない)
- パスワード(半角英数字で8文字以上)
- 性別(任意)
次に、利用規約とプライバシーポリシーをよく読み「新規登録」ボタンを押しましょう。
これで、アカウント作成は完了です。
ログイン情報(ユーザーネームとパスワード)は忘れずに覚えておきましょう。
3.インストールする【パソコンの場合】
アカウント作成後、トップページに並んでいるゲームのなかから、気になるものをクリックして、ゲームの詳細画面を表示させます。
その後、下記①~②の順番で、インストールを完了させましょう。
①画面上の緑色の再生ボタン(赤丸の部分)をクリック
出典:Roblox(https://www.roblox.com/games/7378813434/Cotton-Obby)
②「Robloxのダウンロードとインストール」をクリックする
出典:Roblox(https://www.roblox.com/games/7378813434/Cotton-Obby)
「Robloxが正常にインストールされました」の画面が表示されたら完了です。
ゲーム詳細画面に戻り、もう一度、緑色の再生ボタンを押してみましょう。
今度は、インストール画面ではなく、ゲームのスタート画面へと切り替わります。
4.好きなゲームを選んで遊ぶ
アカウント作成が完了したら、さっそく気になるゲームを選んで遊んでみましょう。
Roblox(ロブロックス)のサイトでは、「サバイバル」や「現実世界ロールプレイ」など、ジャンルごとにゲームが分かれて表示されています。
ゲームの数が多すぎて「どれで遊べばいいのかわからない」場合は、好みのジャンルのゲームからチャレンジしてみるのもよいでしょう。
Roblox(ロブロックス)はプログラミング学習にも活用できる
近年、世界的に注目を集めているのが「STEAM教育」です。
「STEAM教育」は、Science(科学)・ Technology(技術)・ Engineering(工学)・Mathematics(数学)・Arts(アートもしくはリベラルアーツ)の頭文字をとった言葉で、これらすべてを、一つひとつ個別に学習するのではなく、統合的に学ぶ教育のことです。
そして「STEAM教育」が広がりつつあるなか、プログラミング学習ができるゲームの需要も高まっています。
よく知られているのはマインクラフトですが、Roblox(ロブロックス)も同じように、教育的側面に優れており、欧米ではすでに教育現場で活用されています。
ゲーム制作もできる
Roblox(ロブロックス)がプログラミング教育につながる理由のひとつは、「Roblox(ロブロックス)上で、ゲーム制作ができるから」です。
具体的には、ゲーム制作を通し、プログラミングのコードを書くスキルを磨いたり、「どんなゲームだったら面白いと思ってもらえるか?」「どのような仕様にすれば操作しやすいか?」など、遊ぶ人の立場に立って考える力を養ったりすることができます。
Roblox(ロブロックス)でゲームを作るためには、「Roblox Studio」と呼ばれるソフトをパソコンにインストールします。
今のところ、スマホやタブレットでは制作できません。
ゲーム制作に慣れるためには
Roblox(ロブロックス)で本格的なゲームを作ろうと思うと、「Lua(ルア)」と呼ばれる高速スクリプト言語に関する知識やスキルが必要です。
そのため、プログラミングそのものに慣れていない場合は、直感的な操作でプログラミングができる「ビジュアルプログラミング言語」を使うところからはじめてみましょう。
たとえば、カラフルでわかりやすいブロックがプログラミングコードの代わりになる「Scratch(スクラッチ)」を使って、ゲーム制作にチャレンジする方法もおすすめです。
子どものプログラミング学習でおすすめの教材
子どもが楽しくプログラミング学習に取り組める教材をご紹介します。
Scratch(スクラッチ)
画像引用:Scratch
Scratch(スクラッチ)は、画面上に並んでいるブロックを組み合わせるだけで、ゲームやアニメーションを作ることができるビジュアルプログラミング言語です。
一つひとつのブロックには「10歩動かす」などの文字が書かれているため、本格的なコードがわからない子どもでも、スムーズにプログラミングができる仕組みです。
基本的な操作はマウスでできるため、タイピングに慣れていなくても問題ありません。
パソコンとインターネット環境があれば無料で利用できます。
レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシック
レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシックは、小学校低学年~中学年向けの教材です。
世界的に有名なブロック「レゴ」を使い、さまざまなものを組み立てながら、プログラミングに必要な考え方や、試行錯誤する力などを養うことができます。
また、専用アプリを使い、Scratch(スクラッチ)ベースのプログラミングにチャレンジすることも可能です。
ただし、レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシックは、主に教育現場で活用される教材です。
そのため、興味のある方は、本製品を教材として導入しているレゴスクールやプログラミング教室が自宅の近くにないか探してみましょう。
プログラミング教室の利用もおすすめ
プログラミング教室に通うと、ゲーム作りやロボット作りを通して、さらに本格的なプログラミング学習に取り組むことができます。
たとえば、LITALICOワンダーは、当記事でもご紹介した「Scratch(スクラッチ)」や「レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシック」などの楽しく学べる教材を導入し、子どもたちが授業を通して「ゼロから一を作り上げる力」「アイデアを生み出す力」「問題解決力」などのスキルを育んでいけるようサポートしています。
無料の体験授業も実施しているため、興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
Roblox(ロブロックス)のまとめ
Roblox(ロブロックス)は、さまざまなゲームで遊んだり、ゲーム制作をしたりできるゲーミングプラットフォームです。
基本プレイは無料なので、まずはアカウントを作成して好みのゲームで遊んでみましょう。
そのうえで、もしも、子どもがゲームを作る側に興味を抱いたら、いきなり難易度の高いRoblox(ロブロックス)で制作するのではなく、まずは「Scratch(スクラッチ)」などのビジュアルプログラミング言語で、簡単なゲーム作りから挑戦する方法がおすすめです。
また、「ゲーム制作を、より本格的なプログラミング学習につなげたい」とお考えの場合は、プログラミング教室の活用も検討するとよいでしょう。