最終更新日:2022.12.13
公開日:2022.11.25
- プログラミング
- 始め方
プログラミングの始め方|独学の方法や初心者におすすめの勉強法を解説します
プログラミングは、今後ますます幅広い業界のなかで必要とされていくであろうスキルです。
「就職や転職に活かしたい」「自分でゲームやWebサイトを作ってみたい」といった理由からプログラミングを学びたいと思っている方もいるのではないでしょうか?
一方、プログラミングを学びたいと思いつつも「始め方がわからない」「どの学習方法を選べばいいのかわからない」という方も多いのかもしれません。
そこで、今回はプログラミングの始め方(手順)や必要なもの、初心者におすすめのプログラミングの学習方法について解説していきます。
プログラミングは何から始める?
さっそく、プログラミングの始め方の手順について見ていきましょう。
- 学習の目的を明確にする
- プログラミング言語を選ぶ
- 学習方法を決める
- プログラミングができる環境を整える
- プログラミング学習をスタートする
プログラミング学習は、いきなり始めるのではなく、上記のように(1)から順番におこなうことが大切です。
1.学習の目的を明確にする
まずは「なぜ、プログラミングスキルを身につけたいのか?」という目的を明確にします。
その理由は、学習するプログラミング言語を選択しやすくなるからです。
また、モチベーションを保ちつつ学習するためにも、目的の設定は重要な要素です。
プログラミングを学習する目的は人それぞれですが、以下のような目的を持たれる方が多いようです。
- 就職・転職して高収入を実現したい
- フリーランスとして自由に働きたい
- 副業としてプログラミングの仕事がしたい
- オリジナルのWebサイトを作ってみたい
- 3Dゲームを制作してみたい
- スマホで使えるアプリを作ってみたい
もちろん「まだはっきりとした目的はないけれど、プログラミングを学んでみたい」という理由から学ぶパターンでも問題ありません。
しかし、その場合も「プログラミングで何を作りたいのか」という具体的な目標は設定しておくといいでしょう。
また、仕事に活かすためにプログラミングを学びたい場合は、どの分野で働きたいのかまで明確にしておくと、プログラミング言語を選びやすくなります。
たとえば、「Webサイト制作ができるフリーランスになりたい」「Webアプリを開発している会社に興味がある」などが挙げられます。
2.プログラミング言語を選ぶ
次に、習得するプログラミング言語を選びます。
プログラミング言語は世界中に300以上あると言われていますが、それぞれの言語ごとに、得意なことやできることは異なるため、(1)で明確にした目的を元に決めましょう。
プログラミング学習の目的としてよく見られるパターン別に、該当する言語の一部をご紹介します。
また、プログラミング言語によって習得難易度も異なります。
上記の表の中だと、Java(ジャバ)やC++(シープラプラ)は、習得難易度の高いプログラミング言語です。
一方、JavaScript(ジャバスクリプト)やPHP(ピー・エイチ・ピー)、Python(パイソン)は初心者でも学びやすいと言われています。
学習に挫折しないか不安な方は、習得難易度も考えた上で学習する言語を選びましょう。
プログラミング言語について、詳しくは下記の記事で解説しています。
3.学習方法を決める
プログラミングの学習方法は、主に「独学」と「人から学ぶ」の2種類に分かれます。
独学
- 学習サイトを活用する
- YouTubeなどの動画コンテンツから学ぶ
- プログラミングの関連書籍から学ぶ
人から学ぶ
- プログラミング教室に通う
- オンラインスクールを利用する
- 家庭教師をつける
自分の好みや、学習するプログラミング言語の難易度によって選びましょう。
具体的なプログラミングの勉強方法については、後の項目で解説します。
4.環境を整える
プログラミング学習ができる環境を整えましょう。
まず、パソコンやインターネット環境など、プログラミングに必要なものを用意します。
次に、プログラミング言語を書いて実行するためのソフトウェアのインストールや、初期設定といった開発環境を整えます。
パソコンの選び方などについては後ほど詳しく紹介します。
5.プログラミング学習をスタートする
プログラミングを学ぶ環境が整ったら、いよいよ学習のスタートです。
もしも、学習を進めていくなかで上手くいかない部分が出てきた場合は、人に聞いたり書籍やインターネットで調べたりしながら、一つひとつ理解していきましょう。
プログラミングは独学でも習得できる?
結論からお伝えすると、プログラミングは独学でも習得可能です。
近年は、学習サイトや書籍だけでなく、YouTubeの動画コンテンツなど、インターネット上にプログラミングに関する情報が充実しています。
これらを上手く活用することで、一人でもプログラミング学習を進めやすくなるでしょう。
ただし、プログラミング言語の習得難易度によっても、独学のしやすさは異なります。
プログラミングの独学は挫折しやすい?
実際のところ、プログラミングを独学する人の中には、途中で行き詰まりを感じたり、挫折してしまったりする方もいます。
その理由としては、下記が挙げられます。
- エラーを自力で解決できなかった
- わからないところを聞ける人がいなかった
- モチベーションがなくなってしまった
- 環境構築が上手くいかずに学習前にイヤになった など
プログラミングは数日で身につくような簡単なスキルではないため、継続して学習する必要があります。
しかし、あまりにもわからない箇所が多かったり、エラーが頻繁に出たりする場合、学び続けることが辛くなることもあるでしょう。
もちろん、自力で乗り超えられるのであれば問題ありませんが、もし独学に限界を感じたら、必要に応じてプログラミング教室などを活用することも検討してみるといいかもしれません。
子どもにもプログラミングはできる?
プログラミングスキルの習得は、大人だけでなく子どもにも可能です。
ただし子どもの場合、プログラミングにあまり興味のない状態で勉強を始めると、苦手意識を持ってしまったり、うまく続けられなくなったりするかもしれません。
そのため、最初は、プログラミングが学べるゲームやアプリ、ロボットキットなどで「プログラミングとはどのようなものなのか」楽しく学びつつ、徐々にステップアップする方法がおすすめです。
また、子ども向けのプログラミング教室の中にも、ロボット製作やゲーム制作をしながら、のびのびとプログラミング学習ができる環境を整えているところが多くあります。
プログラミングに必要なもの
プログラミングに必要なものは「パソコン」「インターネット環境」「ソフトウェアなどのツール」の3つです。
パソコン
プログラミングをするときに、必須となるアイテムがパソコンです。
このとき「MacとWindows、どちらのパソコンを選ぶべきか?」と疑問を抱く方もいらっしゃいます。
結論からお伝えすると、学習するプログラミング言語によって異なります。
たとえば、Apple社の端末で使うiOSアプリの開発によく使用される「Swift」や「Objective-C」を学習する場合は、同じくApple社のMacがおすすめです。
一方、「C#」や「Visual Basic」などの言語を使用してプログラムを作るソフト、Microsoft社の「Visual Studio」を使いたい場合、Windowsを選ぶといいでしょう。
インターネット環境
Wi-Fiなどのインターネット環境は、プログラミングをするためのソフトを入手したり、アップロードしたり、作ったプログラムを公開したりするときに必要です。
また、プログラミングの学習を進めるなかで「わからない点をネットで検索して解決したい」と思ったときにも、インターネット環境は必要不可欠と言えるでしょう。
ソフトウェアなどのツール
プログラミングをするときは、専用のソフトウェアやツールをダウンロードして使います。
たとえば、TeraPad(テラパッド)や、CotEditor(コットエディター)などが挙げられます。
また、ソフトウェアやツールには多くの種類があり「学習するプログラミング言語によっても、必要なものが異なる」ということを知っておきましょう。
プログラミング初心者におすすめの勉強方法は?
プログラミング初心者におすすめの勉強方法を3パターン見ていきましょう。
学習サイトを活用する
プログラミングの学習サイトは、初心者におすすめできる学習ツールのひとつです。
主に、動画で学べるタイプと、説明を読んで問題を解くタイプの2種類があります。
それぞれ、一つずつ学習サイトをご紹介します。
ドットインストール
「ドットインストール」は、1レッスンが約3分の短い動画にまとめられています。
スマートフォンからも視聴できるため、移動時間にさくっと学習したい方にもおすすめです。
「はじめてのPHP」など、プログラミング言語について学べるレッスンの他「Webサイトを作れるようになろう」など、実践的なレッスンもあります。
また、無料会員とプレミアム会員(有料)の2種類があるため、まずは無料で利用してみて、より幅広いレッスンを受けたいと思ったらプレミアム会員に登録しましょう。
Progate(プロゲート)
出典:Progate公式サイト
Progateの特徴は、カラフルなイラスト中心のわかりやすいスライドで学べる点です。
最初にスライド講義で説明を理解し、その後すぐにプログラムを作成する流れで学習を進めていきます。
このように、プログラミングの知識をただ頭に入れるだけでなく、手を動かしながら実践的に学習できる点がおすすめポイントです。
初歩的なレッスンの一部は無料で公開されているため、まずは気軽に挑戦してみましょう。
書籍を利用する
プログラミングの関連書籍は、数多く販売されているため、プログラミング初心者が「どれにしようか」迷ったら、下記の点を意識して選びましょう。
- イラストや図が多く使われている
- 内容がカラフルで見やすい
- 説明文がわかりやすく書かれている など
オンラインショップでプログラミングの関連書籍を購入する場合は「試し読み」のシステムを活用して、どのようなタイプの本かチェックするといいでしょう。
プログラミング教室やオンラインスクールで学ぶ
プログラミングスキルを身につけたい場合、独学だけでなく、人から学ぶ方法も選択肢のひとつです。
具体的には、プログラミング教室に通ったり、オンラインのプログラミングスクールを活用して学んだりする方法があります。
プログラミングを人から学ぶ場合「わからないところが聞けるから、挫折しにくい」や「口頭で説明してもらえるから、頭に入りやすい」などのメリットが得られます。
ただし、プログラミング教室やオンラインスクールは数多くあり、それぞれ特徴も異なります。
まずは体験授業に参加したり見学したりして、自分と相性のいいところを見極めましょう。
高校生までのプログラミングならLITALICOワンダー
LITALICOワンダーは、高校生までの子どもを対象としたプログラミング教室です。
一人ひとりの「やりたい」を大切にしつつ、ロボット作りやゲーム作りなどを通して、楽しくプログラミングと触れ合い、スキルを身につけられるような環境を整えています。
授業は東京・神奈川・埼玉・千葉にある教室の他、オンラインでもおこなっているため、全国どこからでも参加可能です。
また、無料のプログラミング体験教室も実施しています。
子どものプログラミング学習に興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
プログラミングの始め方についてまとめ
プログラミングスキルを身につけたいと思ったら、まずは、「なぜ、プログラミングができるようになりたいのか」学習の目的を明確にしてからプログラミング言語を選びましょう。
その上で、学習方法を選択し、プログラミングができる環境を整える必要があります。
また、プログラミングは「サイトを活用する」や「書籍から学ぶ」などの方法で独学することも可能ですが、より効率的に深く学びたいときは、プログラミング教室などを活用し、人から学ぶ方法も検討するといいでしょう。