最終更新日:2023.11.14
公開日:2023.04.26
- マインクラフト
- Java版
マインクラフトのJava版とは?購入方法や統合版との違いを紹介
子どもから「パソコンでマインクラフトをしたい」と言われて調べてみると、「Java版」という言葉を目にして疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
マインクラフトは現在ゲーム機やスマホ、パソコンなどで購入することができますが、パソコン向けマインクラフトにのみ「統合版」に加えて「Java版」あります。
この記事ではマインクラフトのJava版の概要や統合版との違い、Java版の購入方法、無料の体験版の情報などを紹介します。マインクラフトの購入で迷っている方はぜひご覧ください。
マインクラフトとは?
Java版の説明の前にまずはマインクラフトの概要を説明します。
マインクラフトはMicrosoftが運営している、子どもを中心に全世界で大人気のゲームです。
2011年に正式に販売が開始されてから2023年までに累計で2億本以上も販売されており、スマホ、ゲーム機、パソコンなどさまざまな機器で遊ぶことができます。
マインクラフトの内容
マインクラフトはキャラクターやアイテムなどがすべて「ブロック」でできた広大な世界を舞台に、冒険や建築などを楽しめるゲームです。
冒険では敵との戦闘や洞窟の探検といった要素があり、建築ではブロックを使って自分の家や、自動ドアなどの複雑な装置をつくるといった要素があります。
マインクラフトには「サバイバルモード」と「クリエイティブモード」と2つのモードが用意されていて、サバイバルモードではアイテムを集めたり敵と戦闘したりといった冒険要素が強くなっています。
対してクリエイティブモードでは、アイテムが使い放題で自由に建築を楽しむことができます。
ゲームの明確なゴールは定められておらず、プレイヤーそれぞれが好きな遊び方ができる点が特徴です。
また、「マルチプレイ」といってインターネットを通じて離れた場所にいる友達と同じ世界で一緒に冒険や建築ができることも人気の要因となっています。
マインクラフトでは定期的にアップデートがあり、新しいキャラクターやアイテムなどが追加されることにより遊びの幅が広がっています。
マインクラフトの種類
マインクラフトで遊ぶ機器には、次の3つの種類があります。
- パソコン(Windows、Macなど)
- ゲーム機(PlayStation4/5、Nintendo Switch、Xbox Seriesなど)
- スマホ・タブレット(iOS、Android)
基本的にはどの機器で遊んでもゲーム内容は同じです。
なお、PlayStation🄬3やニンテンドー3DSなど以前のゲーム機でも遊ぶことは可能ですが、アップデートは終了しており、今後追加要素が加わる予定はありません。最新バージョンで遊びたい方は注意が必要です。
また、マインクラフトには、「Java版」と「統合版」の2つの種類があります。
「Java版」はパソコン向けです。基本的なゲーム内容はほとんど共通ですが、Java版は「いち早く最新バージョンが遊べる」などの違いがあります。
なお、遊べるプラットフォームは次のように異なります。
※PlayStatin🄬4対応のマインクラフトは、PlayStatio🄬5本体でも遊ぶことができます。詳しくはPlayStation公式Webサイトをご確認ください。
Java版について、次の章で詳しく紹介します。
マインクラフトでプログラミング学習もできる
また、マインクラフトで遊ぶことでプログラミングの考え方が身につくと言われています。
例えば、マインクラフトで「自動ドア」という装置を作りたい場合には、以下の工程でおこないます。
- 作りたい自動ドアの完成形をイメージする
- 必要なブロックを考え、集める
- 必要な手順で組み合わせる
- 試行錯誤してより良くなるように改善する
次に、例えばプログラミングでアプリを作る場合も同様に、以下の工程でおこないます。
- アプリの完成形をイメージする
- アプリに必要な情報や画像などを考え、集める
- それを適切に組み合わせる
- 試行錯誤してより良く改善していく
このように、プログラミングとマインクラフトには共有する部分があり、マインクラフトを楽しんでいるうちにプログラミングの考え方が身についていくといわれています。
また、マインクラフトには「教育版マインクラフト」と呼ばれる個人ではなく教育機関向けのものがあり、学校などの教育現場にも取り入れられています。
教育版のマインクラフトでは、マインクラフトの世界の中でほかの生徒と一緒にプログラミングの課題に取り組むことで、プログラミング学習とともに協調性も身につけていきます。
実際に四国の小学校では、教育版マインクラフトを使って「プログラミングで指示通りにキャラクターを動かす」という授業がおこなわれ、子どもたちがゲームを楽しみながらプログラミングの考え方などを学んでいきました。
マインクラフトのJava版とは?
パソコン向けのマインクラフトには「Java版」と「統合版(Bedrock 版とも呼ばれます)」の2種類がありますが、この「種類」のことをマインクラフトでは「エディション」と呼んでいます。基本的なゲーム内容は同じですが、Java版と統合版で一部違いがあるので紹介していきます。
なお、現在ではJava版と統合版は一つのパッケージに統一して販売されています。
パソコン用のマインクラフト(Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC)を購入すると、Java版と統合版を自由に切り替えて遊ぶことが可能です。
ただし、Java版と統合版の切り替えができるのはWindowsパソコンのみで、Macで遊べるのはJava版だけとなります。
マインクラフトのJava版と統合版の違い
マインクラフトのJava版と統合版の主な違いとして、
- Java版はいち早く最新バージョンが遊べる
- Java版はModや自作スキンが使用できる
- Java版と統合版同士でマルチプレイができない
がありますので、それぞれ見ていきましょう。
Java版はいち早く最新バージョンが遊べる
マインクラフトはアップデートでキャラクターなどが追加されるとお伝えしましたが、Java版と統合版ではそのタイミングに違いがあります。
現在はJava版から先にアップデートされ、その後に統合版という流れになっています。そのため、「早く最新バージョンで遊びたい」という場合はJava版を選ぶといいでしょう。
Java版はModや自作スキンが使用できる
Java版の特徴として、Mod(モッド)や自作スキンが使用できることがあります。
聞きなれない言葉だと思いますので、それぞれ説明していきます。
Modとは「modify(モディファイ)」という日本語にすると「改変」から来た言葉で、ゲームにおいては機能の変更や追加ができるデータという意味で使われています。
マインクラフトにおけるModには、「グラフィックをリアル調に変える」「戦闘機など元々はないアイテムを追加する」などがあります。
このModはJava版のみ使用できる機能で、統合版では使うことができません。
次に「スキン」とは、キャラクターの見た目を変える洋服のようなものです。マインクラフトではキャラクターの見た目を変えるスキンがいくつか用意されていて、好みの姿に変えることができます
統合版では用意されたスキンしか使用できませんが、Java版では自分で作ったスキンやインターネット上にあるスキンを使って自由に見た目をカスタマイズすることが可能です。
このように、元からある機能を変更したり、要素を追加できるのもJava版の特徴の一つです。
ただし、Modも自作スキンもある程度の知識が必要なので、使用する際には注意が必要となります。
Java版と統合版同士でマルチプレイができない
マインクラフトはインターネットを通じて、離れた人とも同じ世界で遊べる「マルチプレイ」があるのも人気の要因となっています。
しかし、マルチプレイには条件があります。統合版であればパソコンやスマホ、ゲーム機など遊ぶ機器が違ってもマルチプレイが可能なのに対して、Java版はJava版同士でしかマルチプレイができません。
子どもが「友達と一緒に遊びたい」という場合は、お互いがJava版と統合版どちらを使っているか確認し、エディションをそろえるようにしましょう。
マインクラフトのJava版の購入方法は?
マインクラフトのJava版はインターネットで購入することができます。
主な購入方法としては、
- マインクラフトの公式サイト
- Microsoftの販売ページ
- Amazonなどの通販サイト
があります。コンビニや家電量販店などの店舗ではJava版は購入できませんのでご注意ください。
なお、統合版はJava版と違いパッケージソフトとして店舗で購入することが可能です。
マインクラフトJava版の購入方法例
ここでは、例としてマインクラフトの公式サイトでの購入方法を紹介します。
まずはマインクラフトの公式サイトにアクセスし、右上にある「MINECRAFTを購入」をクリックします。
次に、「どんなふうにプレイしたいですか?」と表示されるので、「パソコン」をクリックします。
そうすると「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」という画面に移るので、「デラックスコレクション」か「ゲーム本編」を選択して「購入」をクリックします。
デラックスコレクションとは、冒険に役立つアイテムやスキンなどがセットになっているものです。ゲーム本編だけでも遊ぶことができますので、好みや値段によって選んでいくといいでしょう。
2023年3月時点では「デラックスコレクション」が5,280 (税込)、「ゲーム本編」は¥3,960 (税込)となっています。
続いて、Microsoftアカウントの入力画面になります。まだアカウントを持っていない場合は作成をしてサインアップします。
アカウント作成自体に年齢制限はありませんが、作成するうえでは規約に同意する必要があります。保護者の方と一緒に作成するか年齢によっては保護者の方のアカウントで購入を進めるようにしましょう。
この後、クレジットカードの入力画面になり、入力すると購入が完了しマインクラフトをダウンロードできるようになります。Microsoftの公式サイトでも基本的な流れは同じです。
Amazonなど通販サイトでの購入方法は少し違い、「利用コード」を購入し指定のサイトに入力することでダウンロードが可能となります。
マインクラフトの最安値
マインクラフトはパソコン以外でもさまざまな機器で遊ぶことができますが、それぞれ値段が異なっています。
2023年3月時点の各値段は以下の通りとなっています。購入する際の参考としてご覧ください。
基本的にパソコンやゲーム機よりもスマホ、タブレットのほうが安くなっており、最安値はAndroidの「950円」です。ただし、スマホやタブレット版は内容が多少異なりますので、購入する際はご確認ください。
ただし、価格は改定されることがあることと、購入先によっては独自にセールがおこなわれる場合もありますので、最安値は状況に応じて変わる可能性があります。
マインクラフトの無料体験版
「子どもに合うかわからない」「一度試してみたい」という方向けに、マインクラフトでは無料の体験版があります。
マインクラフトでは体験版のことを「無料試遊版」と呼んでいて、一定時間ゲームを遊ぶことができる内容となっています。
体験版が遊べるのは、2023年3月時点ではパソコン、PlayStation、Androidのみとなっています。また、遊べる時間も機器によって違いがあるようです。
お持ちの機器で体験版が遊べる場合は、購入する前に試してみるのもいいでしょう。
マインクラフトJava版に必要なパソコンスペック
パソコンでマインクラフトを遊ぶ際に、推奨されているスペックを紹介します。
以下の表に公式サイトに掲載されている主なスペックをまとめました。スペックはJava版と統合版のどちらも共通です。
お使いのパソコンでマインクラフトが遊べるか不安な方は、先ほど紹介した無料の体験版で一度試してみるという方法もあります。
プログラミングを学ぶならプログラミング教室で
マインクラフトを通じてプログラミングに興味を持った子どもには、プログラミング教室で本格的に学んでいくという方法もあります。
プログラミング教室とは、プログラミングに精通した講師や一緒に通う仲間と一緒にプログラミングを学んでいく習い事のことです。
一人で学習するのと異なり、わからないことは講師に質問できたり、仲間と切磋琢磨して学習を進めていけるといったメリットがあります。
LITALICOワンダーは、東京・千葉・埼玉・神奈川でプログラミング教室を運営しています。教室に通うだけでなく、オンラインでの授業も実施中です。
マインクラフトのJava版まとめ
マインクラフトには「Java版」と「統合版」という2つの種類(エディション)があります。
Java版はパソコンのみで購入することが可能で、「最新バージョンがいち早く遊べる」「自作スキンやModが使える」など、Java版だけの特徴もあります。
パソコン用のマインクラフトでは、Java版と統合版を切り替えて遊ぶことができるため、パソコン用を購入する際にはどちらかを選ぶ必要はありません。
Java版と統合版ではマルチプレイができない、といった注意点もありますので、子どもが遊ぶ際には目的に合わせて遊ぶエディションを選んでいくといいでしょう。