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プログラミング教育コラム

公開日:2023.10.30

LITALICOワンダー「ロボットクリエイトコース」の無料体験授業レポート

LITALICOワンダー「ロボットクリエイトコース」の無料体験授業レポート

子ども向けプログラミング教室の「LITALICOワンダー」は、ロボットプログラミングやゲーム・アプリ制作など、子どもが楽しく主体的に学べるコースを用意しています。

 

LITALICOワンダーでは教室に通いながら授業を受けることができるほか、全国どこからでも参加できるオンライン授業も展開しています。「子どもが楽しめるかな」「どのコースが合うか確かめたい」という方向けに、教室・オンライン共に60分の無料授業を実施中です。

 

資料請求について

LITALICOワンダー「ロボットクリエイトコース」の無料体験授業レポート

今回は無料体験授業の中で、自分でロボットを組み立ててプログラミングで動かしていく「ロボットクリエイトコース」の様子をお届けします。

 

体験授業はJR・京王井の頭線「吉祥寺駅」から徒歩5分の場所にある、「LITALICOワンダー吉祥寺」で行いました。カラフルな内装で通塾生がつくったロボットや3Dプリンターなどが並んでおり、子どもたちが楽しく過ごせる空間になっています。

 

 

今回ロボットクリエイトコースを体験するのは、小学3年生の「はじめくん」です。お母さんと一緒に教室にやってきましたが、どうやら慣れない場所で緊張している様子。

 

 

最初はスタッフから体験授業の内容や時間配分、授業が終わった後のフィードバックについてなど、体験授業の流れが説明されます。

 

説明の後は場所を移動して、いよいよロボットクリエイトコースの体験授業が始まります。

顔合わせと授業開始

今回の体験授業は教室の床に座って行います。

まずは授業を担当するスタッフの「タニ―」から自己紹介。はじめくんはまだ緊張している様子。

 

 

授業を始める前にタニ―から、

「家にブロックある?」

「習い事何かしているの?」

などの質問をしながら徐々にはじめくんの緊張を解いていきます。

 

何度かやり取りして雰囲気が和らいでから、今日つくるロボットを決めていきます。体験授業ではつくるロボットは決まっておらず、参加したお子さんが「つくりたい」と思えるものをスタッフと一緒に選んでいきます。

 

タニ―がタブレットでいろいろなロボットの作品例を見せながら、

「動物や乗り物もつくれるよ」

「ボールを使ったロボットもあるよ」

「はじめくんはどういったロボットがつくりたい?」

など、声かけしていきます。

 

最初は声が小さかったはじめくんも、だんだんはっきりと答えるようになってきました。

そして、習い事でサッカーをしていることから「ボールを使ったロボット」をつくることに決めました。

ロボットのパーツ探し

つくるロボットを決めたら多くのパーツの中から必要なものを探して、自分で組み立てていきます。あらかじめ完成されたロボットを使うのではなく、自分で組み立てたロボットをプログラミングで動かしていくことで、ロボットの構造や動く仕組みも理解しながら学びを深めていくことができます。

 

ロボットに必要なパーツや組み立て方はタブレットに表示されています。はじめくん、指でタブレットを操作しながら、ボックスの中から必要なパーツを探していきます。

 

 

パーツは膨大にあるため、はじめくんはどこから手を付けていいか戸惑っているようでしたが、横でタニ―が探している様子を真似て自分でも進めていきます。そしてパーツを見つけた後は「あ、これだ!」と嬉しそう。

 

 

だんだんと要領がつかめてきたのか、「分かった!」「意外といけるな~」と声を出しながら進めていきます。

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会話をしながら進めていく

パーツ探しの最中もタニ―からときおり話を振って、会話しながら授業が進行していきます。

 

「はじめくん特技は何?」

とタニ―が聞くと、

「水泳が得意!」

と答えます。

「そうなんだ、今は何級?」

「今は9級で、クロールと背泳ぎをやってます」

と先ほどは一問一答だったのが、はじめくんもたくさん話すようになってきました。

 

 

また、笑顔が見られることも増えてきて、楽しく授業に取り組めているようです。

 

他にも、タニ―から好きなゲームや夏休みに行った場所について質問を受けて、今プレイしているゲームや水族館に行ったことなどを話しながら進めていきます。

 

そのうちにはじめくんからタニ―に、「何かゲームやってます?」などの質問をし出して会話が盛り上がっていきました。

 

 

今回必要なパーツは約90個とかなり多く、集中が途切れることも考えられます。しかし、話しながらだと適度にリラックスしながら集中して取り組める子どもも多いため、スタッフがお子さん一人ひとりの様子を見ながら会話を振るなど飽きずに取り組めるよう授業の進め方を工夫していきます。

ロボットの組み立て

パーツが集まってきたので、タブレットを見ながらパーツ同士を組み合わせていきます。数個のパーツを組み合わせたものをいくつかつくり、さらにそれを組み合わせて徐々にロボットの姿に近づけていきます。

 

パーツには複数の凸凹がついており、その凸凹同士を組み合わせる位置も重要になってきます。パーツ探しよりも集中力を必要とする作業になったことから、会話も少なくなり真剣な表情で組み合わせていきます。

 

 

はじめくんは途中で「あ、違うかも…?」といってはめる位置の違いに気づきタブレットを見ながら修正していました。また、タニ―からも「はめる位置確認してみよう」などの声かけをしつつ試行錯誤しながら進めていきます。 

 

そうしてパーツ同士を組み合わせた後は、それらのパーツとセンサー、バッテリーなどを台座にはめていきロボットが完成しました。

 

 

このロボットは上から転がしたボールが角を曲がって下のアームに落ちていきます。ボールを開始位置からアームまで転がした後で、手でアームを上げるとボールを開始位置に戻すことができ、再度下に転がっていくという装置です。

 

はじめくんは手を使ってボールを転がしてみて「おー!」と歓声をあげたり、アームを上げたりとロボットの動きを確かめています。

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プログラミング

今度はこのロボットにプログラミングをしていきます。先ほどは手動でアームを動かしましたが、この動きを自動化することが今回のプログラミングの目的です。

 

プログラミングはタブレットで専用のアプリを使っていきます。アプリでは、あらかじめ指示の書かれたブロックを組み合わせることでプログラミングができるため、キーボード操作に慣れていないお子さんにも親しみやすくなっています。

 

ブロックには「赤色を感知したとき」「アームを90度上げる」などの指示が書かれていて、組み合わせや色や数字の部分を変えることでロボットに思い通りの動作をさせることができます。

 

プログラミングでもまずはタニ―から質問していきます。

「はじめくんプログラミングしたことある?」

「ちょっとだけやったことある」

などのやりとりを通して取り組みやすい雰囲気をつくっていきます。

 

プログラミングは二段階あり、まずはボタンを押したらアームが動くプログラミング、その後にボールの色を感知して自動でアームが動くプログラミングをしていきます。

 

はじめくんはタブレットを指で操作しながらブロックを組み合わせ、タニ―もその様子を見ながら「いいね!」など声をかけていきました。

 

 

アームを動かすプログラミングができたので試してみます。はじめくんがアプリ内のボタンを押すとロボットのアームが上がりました!はじめくん「おお!動いた!」と喜んでいます。

思い通りに動かせるように改善

しかし、アームが思ったより上がっていない様子。これではボールを上まで運べません。ここでタニ―から「クイズ出すね、どうしたらもっとアームが上がるでしょう?」とはじめくんに問いかけました。はじめくんは考えた後に「角度?」と答えてブロックの書かれた指示の角度を変えていきます。

 

角度を変えてボタンを押し、その動きを見てさらに角度を変えて調整していきました。何度か繰り返した後に、ボールを運ぶのにぴったりの角度を見つけました。はじめくんとタニ―が一緒に喜びます。

 

最後はボタンを押さなくても自動でアームが動くプログラミングに挑戦です。タニ―から「どうしたらいいと思う?」と問いかけられると「色を使う!」とすぐにピンときた様子。

 

早速プログラミングに移っていきます。今回は赤いボールを使ったので、ボールがセンサーに近づいたときに赤色を感知してアームが上がるようにプログラミングしていきました。

 

慣れた手つきでプログラミングを完成させ、実行してみます。開始位置からボールを転がしてセンサーの位置まで転がっていくと、自動でアームが上がってまた開始位置にボールが戻っていきました!プログラミング成功です。はじめくんも大喜びで、何度も繰り返し遊んでいました。

 

今回のロボットプログラミングはこれで終了です。はじめくんは「今度はボール2つで試してみたい!」と次への意欲も語っていました。

 

フィードバック

授業が終わった後はタニ―からお母さんに、次のようなフィードバックがありました。

 

今回つくったロボットはパーツが90個近くあり大変だったと思いますが、パーツ探しも組み立ても集中して器用に取り組んでいました。また、パーツの組み立てで間違いがあったときも自分で気づいてタブレットのマニュアルを見て修正することもできていたと思います。

 

プログラミングのときも角度の調整など感覚的に理解しながら取り組んでいて、センサーと色の関係にすぐ気づくなど論理的思考力の高さも見せていました。

 

はじめくんは創造性もあるので、ロボットプログラミングだけでなくアニメーションやゲーム制作も取り組んでみると得意を活かせるかもしれません。

 

 

体験授業が終わる頃には最初は緊張していたはじめくんも、笑顔でたくさん話すようになりました。フィードバックが終わったあとも、お母さんも交えてタニ―としばらく楽しそうに話してから、元気よく手を振って帰っていきました。

 

LITALICOワンダー「ロボットクリエイトコース」の無料体験授業レポート

LITALICOワンダーの無料体験授業

 

LITALICOワンダーでは今回紹介したロボットプログラミングのほかにも、ゲームやアプリを制作しながらプログラミングを学んでいくコースや3Dプリンターを使ったコースなど、さまざまなコースを用意しています。

 

コースを選んだあとも全員が同じ内容を学ぶのではなく、子ども一人ひとりの興味関心や好きなこと、習熟度などに合わせてオーダーメイドで授業を設計していきます。

 

 

また、LITALICOワンダーではロボットやゲームなど自分がつくった作品を人前で発表する機会を定期的に設けています。

その一つの「ワンダーメイクフェス」は、子どもたちが自らの作品を会場に展示したり、観客の前でプレゼンしたりとさまざまな形で発表するイベントです。

 

子どもたちは発表する際にタイトルや説明文、使う画像を工夫するなど、作品の魅力を伝えるためにスタッフと一緒に創意工夫をしながら取り組んでいきます。

 

発表する機会があることで、子どもたちが目標に向かって作品づくりに取り組む経験や発表後の達成感など多くのことを体験することができます。

 

今回紹介した教室での体験以外にもオンラインでも体験授業を実施しています。

どちらも無料で参加できますので、「ロボットづくりが好き」「プログラミングに興味がある」「ゲームやアニメ好きを生かしたい」という方はぜひ一度お問い合わせください。

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