最終更新日:2020.07.17
公開日:2019.06.05
ビジュアルプログラミング言語のScratchはゲーム制作を通した創造的な学びに最適?使い方や学び方を解説!
様々な教育現場で使われているビジュアルプログラミング言語・Scratch(スクラッチ)。どんなツールなのか、そして学習のはじめかたについて、詳しく解説します!
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Scratch(スクラッチ)はゲームやアプリ制作に興味がある子供におすすめ!
Scratch(スクラッチ)はMITメディアラボ ライフロングキンダーガーテングループが開発したビジュアルプログラミング言語で、専門的な知識がなくてもアニメーションやゲームを制作することができるツールです。
コンピュータサイエンスやプログラミングスキルを学ぶためだけでなく、子供だちの創造的な学びを養うために開発されました。
ビジュアルプログラミング言語とは
ビジュアルプログラミング言語とは
プログラムをテキストで記述するのではなく、視覚的なオブジェクトでプログラミングするプログラミング言語のこと。
- ✓ 専門的なコードの知識がなくても、プログラミングを学習することができる
- ✓ パソコンのマウス操作、タブレット端末のタップ操作で画面上のブロックを組み合わせて操作を行う
Scratch(スクラッチ)とは
Scratch(スクラッチ)とは
8歳~16歳向けのビジュアルプログラミング言語です。
150以上の国と地域で利用され、日本語を含む40か国語に対応。世界中の何百万もの人が家庭や学校、プログラミング教室などでScratch(スクラッチ)を利用したプログラミング学習に取り組んでいます。
日本語版では、漢字モードとひらがなモードがあるので、低学年のお子さんでもスムーズにプログラミングをすることができます。
つくるだけでなく、他の人の作品を見たり、自分の作品を世界中に公開することもできます。
Scratchの概要と利用手順
必要な環境
1.Scratch(スクラッチ)対応の端末
PCまたはタブレット端末(タブレット端末はScratch3.0から対応)
※スマートフォンでのプロジェクトの閲覧はできますが、現時点ではプロジェクトの作成や編集はできません。
2.Scratch(スクラッチ)対応のブラウザ
Chrome、Microsoft Edge、Safariなど
※インターネットに接続して利用するのが一般的ですが、どうしても接続不可の場合にはオフライン版PCソフトをダウンロードして利用することもできます。(PCソフト版は、一部機能が制限されています)
Scratch(スクラッチ)を利用するには
Scratch(スクラッチ)を利用するには、Scratch(スクラッチ)公式サイトにアクセスします。サインインするためのアカウントを作らなくても利用することができますが、ユーザー名とパスワードを設定すると制作した作品を保存したり、コミュニティへ参加したりすることができます。
Eメールアドレスさえあれば、情報を入力して簡単に登録することができ、無料で利用できます。
注意
16歳未満の場合は、アカウントを作成するときに保護者のメールアドレスの登録が必要です。
また、コミュニティへ参加はScratch(スクラッチ)コミュニティーのガイドラインを読んでご利用ください。
登録手順
1. ページ右上の「Scratchに参加しよう」をクリック
2. ユーザー名とパスワードを入力
※ユーザー名は世界中に公開されます。本名や誕生日を入力しないようにしましょう
3. 「生まれた年と月」と「性別」と「国」を入力
4. 「メールアドレス」を入力
5. 登録したメールアドレスにメールが届くので、本文の「電子メールアドレスの認証」ボタンをクリック
「つくる」ボタンをおして、ゲーム制作スタート!
ユーザー名とパスワードを入力してサインインをすると、制作するアプリやゲームの保存や公開などの機能を利用することができます。
<動画で紹介>Scratch(スクラッチ)でどんなゲームが作れるのか
Scratch(スクラッチ)では、下の動画のようなゲームやアニメーションを作ることができます。
<動画で紹介>実際にScratch(スクラッチ)でキャラクターを動かしてみよう!
実際にScratchでプログラミングする方法を、下の動画にて解説します。
動画で紹介した続きは、LITALICOワンダーの無料の体験授業に来てくれたお子さんにテキストをプレゼントしてます。
マウスやキーボード操作などの基本から、家でできるチャレンジ課題なども盛りだくさんのわかりやすい解説テキストです。
もっと学びたくなったらこんな学び方がおすすめ!
Scratch(スクラッチ)には学習用のチュートリアルはついているものの、基本の使い方を学習できる内容になっています。
より複雑なゲームやアニメーション作品を制作したくなったときに、子供だけで(あるいは保護者と一緒に)Scratchを利用していても、学び方に行き詰ってしまうことがあります。
Scrach(スクラッチ)は自由度の高いツールなので、使い方を教えてくれる人やテキストがあると学べることの幅が広がります。
Scratchの学び方3つを紹介!
1.テキスト(参考書)を見ながら学ぶ
ユーザーの多いScratchはテキスト(参考書)も充実しています。
テキストによって難易度も違うため、レベルに応じてステップアップすることができます。
はじめてプログラミングをする人は、基本レベルから楽しく学べる本がおすすめ!
~もっと知りたい方は、こんな書籍もオススメです!~
<おすすめ入門書>
<Scratch3.0対応>
使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ
2.Scratch(スクラッチ)で公開されているプロジェクトの中身を見て学ぶ
Scratch(スクラッチ)に公開されているアニメーションやゲームは、「中を見る」ことができます。
この機能によって、好みのアニメーションやゲームがどのように作られているかを見て、真似をしながら学習することができます。
3.プログラミング教室で学ぶ
3.プログラミング教室で学ぶ
子供の興味や性格に合わせた学習方法を提案してもらうことができる上に、分からないところがあれば専門技術を持ったスタッフに聞くことができます。
また、同年代でプログラミングを学んでいるお子さんが集まるので、子供同士で刺激し合うことができます。
授業スペースが親御さんから見えるようになっていたり、授業後にスタッフからお子さんの様子を教えてもらえたりするため、お子さんの熱中度や理解度を常に把握することもできます。
Scratch(スクラッチ)でもっとプログラミングを学びたいお子さんにもおすすめ!
LITALICOワンダーは、お子さんの興味関心やスキルに合わせたオーダーメイドのカリキュラムを提供しています。
1人ひとりの興味やスキルに合わせてカリキュラムを設計するので、希望や目的に応じてScratch(スクラッチ)の効果を最大限に活かすことができます。
Scratch(スクラッチ)だけではなく、HTML5+JavaScriptベース「enchant.js」でスマートフォン向けのゲームを作ったり、プロも使う開発ツール「Unity」で本格的な3Dゲームを開発することができます。
スキルが高くなればなるほどできること、学べることが増えていきます。
また、ゲーム開発以外にもロボットプログラミングなどに取り組むことも可能です。
まとめ
今回は、Scratchがどのようなツールなのか、どういう方法で学習を始めたらいいのか等を解説しました。
お子さんがプログラミングやScratchに興味を持つか、一度プログラミング教室の無料体験授業で試してみてはいかがでしょうか。
LITALICOワンダーの無料体験授業の詳細はこちら!
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ライターマーケティング戦略本部 マーケティング部 ワンダーG 今井 彩碧(いまい あやみ)
ライター
マーケティング戦略本部 マーケティング部 ワンダーG 今井 彩碧(いまい あやみ)中学3年生でプログラミングと出会い、高校1年生でエンジニアとして社会に出る。その後 高校在学中はプログラミング教室数社にて小学生〜就活生への指導・教材開発や、教育系ベンチャーの起業などに携わる。高校卒業後の2018年8月、株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」にて、子どもへの授業提供や新規教室の立ち上げを経験。現在は同社マーケティング部署に所属。 -
監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)
監修
LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社