最終更新日：2023.08.04
公開日：2022.09.30
- Unity （ユニティ）
- 入門
Unity初心者の始め方、使い方をわかりやすく解説
「本格的なゲームを作ってみたい」という方に人気のゲーム制作ツールに「Unity 」があります。
Unity はプロのゲームクリエイターも使用しているツールで、市販のスマートフォン向けアプリゲームの50％以上がUnity を使用して作成されているといわれています。
同時に、条件が合えば無料で使用でき、参考本やサイトも充実していることから、初心者が使用することも増えてきています。
この記事ではUnity の概要、できること、初心者が行うことやダウンロード方法などを紹介します。
Unityについて知ろう！
Unityとは？
Unity （ユニティ）は、Unity Technologies（ユニティテクノロジーズ）社が開発・運営しているゲーム制作ソフトウェアのことです。
プロのクリエイターも使用しており、子どもに人気な『PokémonGO』や『FallGuys』などのゲームアプリもUnity を使用して作成されています。
Unityの特徴
Unity は2Dゲーム、3Dゲーム問わずさまざまなゲームを制作することができます。
特にスマートフォン向けのゲーム開発で使用されることが多く、公式サイトによるとそのシェアは50％を超えているとされています。
市販のゲームを作るのにも用いられているとともに、ゲーム制作の初心者や子どもにも比較的扱いやすいという特徴もあります。
画面の見方を覚えてしまえば、直感的にゲーム制作を進められるとともに、「C#」というプログラミング言語を使用することで、複雑なゲームを作っていくこともできるため、多くのプログラミング教室でも取り入れられています。
そのほかにもUnity では建築・自動車の設計や、医療用の人体モデルの作成など幅広い用途に使用されています。
この記事内では、ゲーム制作を中心に紹介していきます。
Unityの費用
Unity はゲーム制作をはじめ、さまざまな機能がありますが、条件が合えば無料で使えるという点も普及している理由の一つです。
Unity にはいくつかのプランがあり、その中の「Personal」プランであれば無料で使用できます。
Personalプランを使用する条件は、過去12ヵ月でゲームに関する収入ならびに資金調達が10万ドルを超えないことです。
初心者がゲームを作るうえではその条件を満たせると思いますので、ほとんどの場合は無料で使うことができます。
Unity初心者におすすめの始め方とは？
Unity （ユニティ）ソフトウェアを手に入れても、初めて触る初心者は画面を見ただけではどうゲームを作ったらいいのか迷ってしまうことも多いと思います。
また、作り始めても「ゲームが思い通りに動かない」「困ったときにどう解決していいかわからない」といったことがあったときに、途中でゲーム制作をやめてしまうことも珍しくありません。
そのため、まずは見本のゲームなどを真似するところから始め、その後アレンジしていくという方法があります。
Unity でのゲーム制作方法を解説した本やサイトなどがたくさんあるため、まずはそこに載っているサンプルゲームをそのまま真似して作っていくといいでしょう。
キャラクターのデータやプログラミングコードが公開されている本やサイトがあるため、それらをコピーするだけで初心者にもゲーム制作を完成まで進めることができます。
その過程で、Unity のプロジェクト画面の見方や用語、ゲーム制作の手順やプログラミングの基礎といったことが自然と身についてきます。
何より「自分が作ったゲームが動く」という体験をすることで、初心者も「ゲーム制作は楽しいものだ」という感覚を持つことにつながります。
サンプルゲームを作ったら、それをアレンジしていくとよりゲーム制作の理解が深まっていきます。
例えばキャラクターを自分の好きなものに変えることや、プログラミングの数値だけを変更して、キャラクターの動くスピードを変えるなどをしていくことで、段々と知識を深めていくことができます。
このように、まずは真似をして、それからアレンジすることによって、Unity を使ったゲーム制作に慣れていき、そこから自分が作りたいオリジナルゲーム制作に移っていくといいでしょう。
Unity初心者の使い方（チュートリアル・初期設定）
ここでは実際にUnity をダウンロードして使えるようにするための方法を紹介します。
Unityを始めるのに必要な機材
- パソコン
- インターネット環境
- メールアドレス、またはGoogleなどのアカウント
Unity はパソコンで利用します。必要なスペックは公式サイトに掲載されています。
スペックを満たしているか、確認してからダウンロードするようにしましょう。
1.Unityのアカウント作成する
Unity でゲームを制作するには「Unity ID」を作成する必要があります。
Unity の公式サイトの右上にある、人のアイコンをクリックすると出てくる「CreateUnity ID」をクリックするとUnity IDの登録画面に移ります。
登録画面で、メールアドレス、パスワード、アカウント名などを入力するとUnity IDが作成できます。
2.Unity Hubのダウンロード・インストールをする
Unity IDが作成できたら、Unity Hub（ユニティハブ）をダウンロード・インストールします。
Unity Hubとは、Unity のダウンロード・インストールや制作中のゲームなどの管理をするツールのことです。他にも設定の変更やチュートリアルのダウンロードができるなど、Unity を使う上でのハブ（拠点）となります。
まずは公式サイトからUnity Hubをダウンロードします。
Unity の公式サイトにアクセスし、「Unity Hubをダウンロードする」をクリックしましょう。
次にダウンロードしたUnity Hubをパソコンにインストールしていきます。
お使いのパソコンの中に「Unity HubSetup」というアイコンが追加されますので、そちらをダブルクリックします。
セットアップ画面が開きますので、画面の指示に従ってUnity Hubをインストールしていきます。
3.Unityのダウンロード・インストールをする
今度はUnity のダウンロード・インストールを行っていきます。
まず最初にUnity Hubを開き、左に表示されたメニューから「インストール」をクリックして、右側に表示される「エディターをインストール」をクリックします。
Unity のバージョンがいくつか表示されるので、「推奨バージョン」と表示されている右にある「インストール」をクリックします。
この推奨バージョンは、動作が確認されている中で最新のバージョンのことなので、基本的にはこのバージョンを選択しておくといいでしょう。
インストール画面が表示されるので、「次へ」をクリックして進めていきます。
これでUnity のインストールが完了しました。
4.Unityの初期設定
Unity のインストールが完了したら、Unity HubからUnity IDでサインインしておきましょう。
左上の人物アイコンをクリックすると出てくる「SinghIn」をクリックし、先ほど作成したUnity IDを入力します。
サインインができたら、Unity Hubの左側にあるメニューから「プロジェクト」をクリックし、右側に表示される「新しいプロジェクト」をクリックすることでゲーム制作を開始することができます。
Unity初心者におすすめの学習方法は？
この章ではUnity （ユニティ）の学習方法を具体的に見ていきます。
Unityを本やサイトで学習する
先ほど紹介したように、Unity には参考本やサイトが数多く存在しています。
そういった本やサイトを参考にすることで、Unity でのゲーム制作を学んでいくことができます。
ただ、数が多いためどれを選んだらいいのか迷うこともあるでしょう。
そういったときは自身の習熟度や作りたいゲームのジャンルから探していくことで、その時に必要な本やサイトを見つけることにつながります。
習熟度でいうと始めたばかりのころは、「入門」「初心者」といったキーワードで探していくといいでしょう。
また、ゲームのジャンルによっても作り方が大きく変わるため、「このジャンルのゲームが作りたい」という希望がある場合は、ジャンルの名前で検索してみましょう。
ゲームのジャンルとしては「アクションゲーム」「シューディングゲーム」「RPG」といったものがあります。
Unityをプログラミング教室で学習する
ここまでUnity の設定や学習方法を紹介してきましたが、初心者がチュートリアルや参考本・サイトで学んでいくのは難しいと感じた方もいるかもしれません。
そういったときはプログラミング教室でUnity を学ぶという方法もあります。
プログラミング教室とは、ゲーム制作などを通してプログラミングを学習する習いごと教室のことです。
プログラミング教室では、わからないことがあったときにスタッフへ相談がしやすいなど、本やサイトで学ぶのとは違った利点があります。
Unity初心者がプログラミング教室に通うメリットは？
プログラミング教室に通うことのメリットとしては、
- ゲーム制作やプログラミングに詳しいスタッフに教えてもらえる
- テキストなどの教材がそろっている
- わからないことがあったらスタッフに質問できる
- 他に通う人と協力しながらゲーム制作ができる
といった点が挙げられます。
LITALICOワンダーのプログラミング教室
高校三年生までを対象とした子どもプログラミング教室の「LITALICOワンダー」では、Unity でゲーム制作をおこなう 「ゲーム&アプリエキスパートコース」があります。
コース専任の研修を受けたスタッフが、Unity を使用したゲーム制作をサポートしています。
制作したゲームを発表して、プロのゲームクリエイターからフィードバックをもらうといった機会もあります。
東京・神奈川・埼玉・千葉にある教室だけでなく、オンラインでも受講できるので、「遠方で通いづらい」「時間がなかなか取れない」という方もプログラミング学習に取り組みやすくなっています。
「自分で2Dや3Dゲームを作ってみたい！」と思った方は、ぜひ一度無料体験にご参加ください。
Unity初心者の始め方や使い方のまとめ
Unity はプロのゲームクリエイターも使用している、ゲーム制作ソフトウェアです。
チュートリアルや参考本・サイトが充実していることから、比較的プログラミング初心者にも扱いやすいソフトウェアとなっています。
パソコンとインターネットがあれば始めることができ、条件が合えば無料で使用することもできるため、「ゲーム制作に興味がある」という方は、一度試してみるといいでしょう。
とはいえ、これからUnity でゲーム制作を始めたいという方にとっては、何からどのように学んでいけばよいかわからないもの。
そんなときはプログラミング教室に通うことも方法の一つです。
インストールやセットアップなどの小さな疑問もすぐに解決できる環境で、知識豊富なスタッフと一緒にモチベーション高く学習を始めてみませんか？
参考文献
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