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プログラミング教育コラム

公開日:2023.03.08

  • デジタルネイティブ

デジタルネイティブとは?世代の特徴や意味について

デジタルネイティブとは?世代の特徴や意味について

「デジタルネイティブ」という言葉をニュースなどで見聞きした方もいると思います。

 

漠然と「インターネット関連の言葉」「パソコンと関係あるらしい」といった認識はあっても、詳しい意味を知らないという方も多いのではないでしょうか?

 

デジタルネイティブは「インターネットやデジタル機器がある環境で生まれ育った人」を指して使われる言葉です。

 

また、特定の年代に生まれた方を「デジタルネイティブ世代」と表現することもあります。

 

この記事ではデジタルネイティブの意味や、デジタルネイティブ世代はいつ生まれた人を指すのか、その特徴やデジタルネイティブに関わる教育について紹介します。

デジタルネイティブとは

デジタルネイティブとは

 

まずはデジタルネイティブの定義について説明していきます。

 

デジタルネイティブは明確な定義があるわけではなく、一般的に「インターネットやデジタル機器がある環境で生まれ育った人」を表す総称のことで、おおむね1990年代以降に生まれた人に対して使われます。

 

パソコンや携帯電話、インターネットは1980年代にはすでに使われていましたが、それは主に商用や研究、教育が目的でした。

 

それが1990年代になって一般家庭にも普及しはじめたことを踏まえて、その年代以降に生まれた人をデジタルネイティブと呼んでいます。

 

デジタルネイティブという言葉自体は、アメリカの作家「Marc Prensky(マーク・プレンスキー)」によって提唱され、2000年代後半ごろから使われることが多くなりました。

 

ネイティブを日本語に訳すと「元々その土地に住んでいる人」になります。

例えばネイティブスピーカーというと「その言葉を母国語として話す人」になり、生まれたときから慣れ親しんでいるという意味合いでも使用されます。

 

このように、母国語と同様に生まれたときからパソコンなどのデジタル機器やインターネットを使ったサービスに囲まれて育った人のことを表すために、デジタルネイティブという言葉を使うようになりました。

 

もちろんデジタルネイティブだからといって、全員がデジタル機器やインターネットに親しんでいるわけではありません。

 

デジタルネイティブはあくまでその時代に生まれた人の傾向を表している言葉で、すべての人に当てはまるわけではありませんが、世代ごとのマーケティング戦略などで使われることがあります。

デジタルイミグラントとは?

デジタルネイティブの対義語として「デジタルイミグラント」という言葉があります。

こちらは単独で使われることは少なく、デジタルネイティブと一緒の場面で使用されることが多い言葉です。

 

イミグラントは「他国から移住してきた人・移民者」といった意味があります。

このことからデジタル意味グラントは、パソコンやなどスマホの機器やインターネットに、生まれつきではなく後年触れるようになった人という風に使われます。

デジタルネイティブ世代とは

デジタルネイティブ世代とは

 

デジタルネイティブと同じように使われる言葉として、「デジタルネイティブ世代」があります。

 

ニュースなどで「デジタルネイティブ世代」などと使われているので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

デジタルネイティブは「インターネットやデジタル機器がある環境で生まれ育った人」の総称で、「デジタルネイティブ世代」というとその中でも1990年代~2000年代に生まれた人を指す場合が多いようです。

 

ただ、明確に定義があるものではなく、「デジタルネイティブ」も「デジタルネイティブ世代」も区別なく使われる場合も少なくありません。

 

また、デジタルネイティブ世代の中でも「ミレニアル世代」と「Z世代」と2つに世代が分かれています。

それぞれの世代について見ていきましょう。

ミレニアル世代

ミレニアル世代とは1980年代半ば~1990年代半ばに生まれた人たちに対して使われる言葉です。

 

ミレニアルとは「千年紀の」という意味で、2000年以降に成人を迎える人を総称して「ミレニアル世代」と名づけられました。「Y世代」と呼ばれることもあります。

 

ミレニアル世代が育ってきた流れとして、例えばパソコンの世帯普及率は1995年には16.3%だったのが、2000年には50.5%と大幅に上がり、家庭に普及してきたのがわかります。

 

ミレニアル世代

 

出典:「平成12年『通信利用動向調査』の結果 3ページ」(総務省)(2023年2月3日に利用)

 

さらに、携帯電話にいたっては世帯普及率が1995年には10.6%だったのが、2000年には75.4%とパソコン以上に上昇しています。

 

また、携帯電話でインターネットも使えるようになったこともあり、若い年代からデジタル機器とインターネット両方の進化に触れてきた世代といえるでしょう。

Z世代

1990年代半ばから2000年代にかけて生まれた人を、Z世代と呼んでいます。

こちらは最近ニュースなどで目にする機会が多いのではないでしょうか。

 

Zという言葉自体に意味はなく、「Y世代の次」ということで、Z世代と名づけられました。

 

このZ世代はスマホやSNSに親しんできた世代といえます。

2008年にはスマートフォン普及のきっかけとなったiPhone3Gが登場しています。

 

スマートフォンは調査対象となった2010年には世帯普及率が9.7%だったのが、2021年には88.6%まで上がっています。

 

「令和3年『通信利用動向調査』の結果 3ページ」(総務省)

 

出典:「令和3年『通信利用動向調査』の結果 3ページ」(総務省)(2023年2月3日に利用)

 

SNSもTwitter、Facebookが2008年にサービスを開始しています。

Z世代のSNS利用率は71.5%で、全世代の平均利用率が48.6%という中で一番高い数字となっています。

 

また、SNS利用率の2番目はミレニアル世代となっており、この2つのデジタルネイティブ世代はデジタル機器やインターネットを使ったサービスに日常的に親しんでいると言えるでしょう。

 

「令和3年情報通信白書 8ページ」(総務省)

 

出典:「令和3年情報通信白書 8ページ」(総務省)(2023年2月3日に利用)

 

ただし、2つの世代で異なる点もあります。

 

パソコン普及率が2010年には81.7%だったのに対し、2021年には69.8%と下がっていることから、Z世代はパソコンよりスマホをメインで使用する傾向があることがうかがえます。

デジタルネイティブ世代の特徴とは?

デジタルネイティブ世代の特徴とは?

 

デジタルネイティブ世代について、2つに分けて見てきました。今度はデジタルネイティブ世代の特徴や強みについて紹介していきます。

 

こちらもデジタルネイティブ世代の人全員に当てはまるわけではありません。あくまで傾向として紹介していきます。

デジタル機器に親しんでいる

デジタルネイティブ世代の大きな特徴として、生まれたとき、または物心ついたころからデジタル機器やインターネットがあることが当たり前の環境で育ってきたことが挙げられます。

 

そのためデジタルネイティブ世代は、デジタル機器やインターネットを使ったサービスを、抵抗なく活用できる傾向があるといわれています。

 

また、デジタルネイティブ世代はそういった進化のスピードにも慣れているため、新しい商品やサービスが出たときにも使いこなすまでが早いということも特徴としてあります。

オンラインでのコミュニケーションに抵抗が少ない

デジタルネイティブ世代はオンライン上でのコミュニケーションに抵抗が少ない、という特徴もあります。

 

先ほど紹介したようにSNSの使用率はデジタルネイティブ世代がトップであり、地域や年代、国籍を超えた人とインターネットを通じたコミュニケーションを多く取っている傾向があります。

 

こちらもデジタルネイティブ世代は早い段階から携帯電話やスマホなどがあり、日常的に個人でインターネットを使ったコミュニケーションを取っていたことが背景にあると考えられます。

情報検索に慣れている

デジタルネイティブ世代の特徴として、インターネットで情報検索することに慣れていることも挙げられます。

 

それまでは情報を集めるには人に聞くか図書館に行くなど、どうしても時間がかかるものでした。

 

それが検索サイトの登場により、インターネット上で検索したい文字を打ち込むだけで調べることが可能になりました。

 

デジタルネイティブ世代は、若い年代から個人でインターネットに接続できる機器を持っているため、「わからないことはまずインターネットで調べる」という方法に慣れている傾向があります。

課題点

ここまでデジタルネイティブ世代の特徴を見てきました。

デジタルを活用していくことでさまざまな可能性が広がっていきますが、同時に課題点も上がっています。

 

特に多いのが「情報セキュリティやプライバシーの漏洩」に関するものです。

企業の顧客情報漏洩や、SNSで個人のプライバシー侵害などをニュースで見た方も多いと思います。

 

ほかにもデジタルネイティブ世代だからといって、すべての人が子どものころからデジタル機器を持っていたわけでもありません。

 

さまざまな事情で手に入れられなかった方もいて、デジタルネイティブ世代の中でも情報格差が起こっていると指摘されています。

 

もちろんこういった課題はデジタルネイティブだけに限ったことではありませんが、これからデジタル機器やインターネットを使う上では避けては通れないといえるでしょう。

デジタルネイティブと関わりのある教育とは?

デジタルネイティブと関わりのある教育とは?

 

ここでは、デジタルネイティブ世代と関わりのある教育について見ていきます。

 

文部科学省は今後の社会について次のように定義しています。

 

あらゆる活動において、コンピュータなどの情報機器やサービスとそれによってもたらされる情報とを適切に選択・活用して問題を解決していくことが不可欠な社会が到来しつつあります。

 

引用:文部科学省「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」

 

そういった社会において必要となる資質を身につけるための教育が、いくつか推進されていますので、簡単に紹介していきます。

STEAM教育

STEAM教育(スティーム教育)というのは、文部科学省が推進している教育方法のことです。

 

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(人文社会・芸術・デザイン)、Mathematics(数学)の頭文字を合わせて命名されました。

 

情報化が進み複雑になっていく社会の中で、文系・理系や教科といった枠組みにとらわれずに、総合的な学習を進めていくことを目指しています。

 

STEM教育の中ではデジタル機器を用いた学習方法も積極的に取り入れられています。

詳細は以下のリンクからご確認ください。

GIGAスクール構想

GIGAスクール構想は生徒一人につき一台のデジタル端末と、学校内の高速大容量の通信ネットワークを整備していく計画のことです。

 

デジタル端末とは主にパソコンやタブレット端末のことを指しています。

 

実際に令和3年度には小学校から高校までの生徒0.9人につき1台、つまり生徒一人に一台以上のデジタル端末が行き渡った計算になります。

 

GIGAスクール構想により、同じ授業を受けていても生徒個人個人の学習のスピードや理解度によって別々の問題を配信することや、外国の提携校とリアルタイムで意見交換し合う、などの学習が促進されるとしています。

 

同時に、自分用の端末を管理するための情報リテラシーなども課題として挙げられ、これらの対策が学習の中に組み込まれています。

プログラミング教育

プログラミング教育もデジタルネイティブ世代と関連する教育の一つです。

現在では小学校から高校までプログラミング教育が必修化され、誰もが学ぶものとなりました。

 

プログラミング教育というと、コンピュータを動かすプログラミングの技術を学ぶことをイメージするかもしれません。

 

しかし、プログラミング教育の目的は、プログラミングを通してこれからの社会で必要となる資質を身につけることにあります。

 

その資質の一つとして、「プログラミング的思考」があります。

文部科学省ではプログラミング的思考を次のように定義しています。

 

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

 

引用:文部科学省「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」

 

つまり、プログラミング的思考とは、何か問題があったときに筋道立てて解決方法を考え、効率のいい方法を探していくことといえるでしょう。

 

このプログラミング的思考がこれからの社会で活躍する上で重要とされています。詳しくはリンク先をご確認ください。

プログラミングの習い事もある

プログラミングは学校だけでなく、習い事で学ぶこともできます。

 

そういった習い事は「プログラミング教室」と呼ばれていて、ゲーム制作やロボットプログラミングなどを通して楽しみながらプログラミングを学んでいく教室が多くあります。

プログラミングの習い事もある

 

5歳から高校3年生までを対象にした子どもプログラミング教室・LITALICOワンダーは、東京・神奈川・千葉・埼玉でプログラミング教室・ロボット教室を運営しています。

LITALICOワンダーには決まったカリキュラムはなく、子ども一人ひとりの興味関心や習熟度に合わせたオーダーメイドの授業を提供しています。

 

教室へ通うだけでなく、オンラインでも授業をおこなっており、どちらも無料での体験も実施中です。

 

子どもが「タブレットやスマホを使って何かしたい」という方は、ぜひ一度お問い合わせください。

デジタルネイティブについてまとめ

デジタルネイティブについてまとめ

 

デジタルネイティブは、一般的に「インターネットやデジタル機器がある環境で生まれ育った人」の総称として使われています。

 

主に1990年代~2000年代に生まれた人を指しており、デジタルネイティブ世代とも呼ばれています。

 

デジタルネイティブ世代は、デジタル機器やインターネットサービスに比較的抵抗が少なく、インターネットを通じたコミュニケーションを活発におこなっているといった特徴があります。

 

デジタルでさまざまな可能性が広がった反面、情報セキュリティなど課題もあるため、デジタルネイティブ世代だけでなく、これからの社会を生きるためにデジタルを適切に活用するスキルも重要になってくるでしょう。

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