公開日:2023.02.14
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中学生のプログラミング|おすすめの言語やプログラミング教室を紹介します
中学校では、2021年からプログラミングに関する教育が拡充されました。
すでに、拡充されてから一年以上が経過しているものの「プログラミングという教科があるの?」や「そもそもプログラミングを学ぶメリットは?」「学校以外でプログラミングを学ぶ方法はある?」など、疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は中学生のプログラミング教育に関してや、中学生のうちからプログラミングを学ぶ重要性、プログラミングを学習する方法について解説していきます。
中学生のプログラミング教育とは?
実は中学校では、2021年より前からプログラミングに関する授業そのものはおこなわれており、2021年以降、学習内容がより充実したという経緯があります。
「プログラミング」という教科ができたわけではない
プログラミングに関する教育が拡充されたといっても、小学校と同じく、中学校においても「プログラミング」という教科が新しくできたわけではありません。
プログラミングの授業は「技術・家庭」のうち、技術の時間におこなわれます。
さらに言えば、技術の「情報の技術」という単元のなかで、小学校で学んだプログラミング的思考やITに関する知識を深めつつ、ネットワークの仕組みや、情報セキュリティに関することなど、より高度な内容を学んでいきます。
中学生にとってプログラミングが大切な理由
中学生のうちからプログラミングを学ぶメリットは主に3つあります。
大学受験に備えられる
プログラミングは、2025年1月の大学入学共通テストの中に登場することが決定しています。
正確には、新たに「情報」という教科が加わり、この中にプログラミングが含まれます。
つまり、中学生のうちからプログラミングを理解しておくことは、高校の授業だけでなく、大学受験に備えることにもつながると考えられます。
「試行錯誤する力」などさまざまな力を養える
中学生がプログラミングをおこなうことで身につくのは、プログラミングスキルだけではありません。例えば、以下のような力を養うことができます。
- 試行錯誤する力
- 物事を順序立てて考える力
- 問題を見つけ解決する能力
- 想像する力 など
- 創造力(0からアイデアを生み出し現実にする力)
とくに、創造力は、ロボットやAI(人工知能)が代わることのできないスキルとして、これからますますIT化が進む社会のなかで必要とされていくでしょう。
将来の選択肢が広がる
中学生がプログラミングのスキルを身につけることは、将来の選択肢を広げることにもつながります。
まず今後も社会において、IT化はますます進んでいくと考えられています。
一方、経済産業省のデータには「日本では将来的に40~80万人規模でIT人材の不足が生じる懸念がある」との内容が記載されています。
つまり、需要はあるのに人が足りていない状況になり得るため、プログラミングスキルがあるだけで、働き口を見つけやすくなると考えられるでしょう。
中学生におすすめのプログラミング言語は?
中学生におすすめのプログラミング言語を3つご紹介します。
入門にもぴったりのScratch(スクラッチ)、他の難易度の高い言語に比べて習得しやすいJavaScript(ジャバスクリプト)とPython(パイソン)を見ていきましょう。
Scratch(スクラッチ)
各ブロックには「〇歩動かす」などの文字が書かれており、直感的に操作しやすい点もおすすめポイントの一つです。
チュートリアル動画も用意されているので、まずはお手本を見ながら、手を動かして慣れていきましょう。
もちろん、プログラミングのコードに関しての知識は必要ありません。
これからプログラミングを学ぼうと考えている中学生にも、理解しやすい仕様になっています。
JavaScript(ジャバスクリプト)
JavaScriptは、ブラウザ上のWebページに動きを加えたり、Webアプリを開発したりするときによく使われるプログラミング言語です。
とくにWebサイト制作に興味のある方は、学ぶ価値の高いプログラミング言語と言えるでしょう。
また、C言語などの複雑なプログラミング言語と比べると「初心者でも習得しやすい」という特徴があります。
さらに、プログラミングの学習サイトなどでも取り扱われていることが多く、関連書籍も多数販売されていることから、独学しやすい環境が整っています。
なお、名称が似ているJava(ジャバ)とはまったく異なるプログラミング言語です。
Python(パイソン)
Pythonは、Webサービスの開発やAI(人工知能)開発など、幅広い現場で使用されている汎用性の高いプログラミング言語です。
AI開発でよく使われていることから、将来性の高い言語としても注目を集めています。
また、Javaなどの難易度の高いプログラミング言語に比べて、コードの記述がシンプルであるため、プログラミング初心者でも学びやすいと言われています。
中学生のプログラミング学習方法は?
中学生がプログラミングを学習する方法は「学習サイトを使う」「書籍を読む」「プログラミング教室へ通う」の3パターンあります。
学習サイトを使う
Web上で公開されている学習サイトを活用しながらプログラミング学習を進めていく方法です。
例えば、以下のような学習サイトがあります。
- Scratch(初心者向け)
- コードモンキー(ゲーム感覚で学習できる)
- progate(スライド形式で実践的に学べる)
- ドットインストール(3分動画で無理なく続けられる) など
それぞれのプログラミング学習サイトごとに特徴があるため、本人が学びやすいサイトを見つけることが大切です。
また、学習サイトによっては、有料プランが用意されているものもあるため、まずは無料の範囲内で試してみて、良さそうであれば契約を検討するといいでしょう。
書籍を読む
中学生がプログラミングを独学する場合、市販の書籍を購入して勉強する方法もあります。
一冊数千円以下のものも多くあるため、気軽に学習をスタートできるでしょう。
ただし、プログラミングの書籍ごとに書かれている内容のレベルは大きく異なります。
最初はイラストや図解がたくさん載っている初心者向けの一冊を選ぶことをおすすめします。
もしオンラインショップで買うのであれば、必ず「試し読み」を活用して中身がどのような雰囲気かチェックしてから購入するようにしましょう。
プログラミング教室へ通う
独学をしていて挫折しそうになったり、より深く学びたいと思ったりしたときは中学生向けのプログラミング教室に通う方法も選択肢のひとつです。
なかには、ロボット作りやゲーム制作などの実践的な取り組みを通して、楽しくプログラミングスキルを伸ばせるといった特徴のあるプログラミング教室もあります。
また、各自のプログラミングレベルに合わせた授業を受けられたり、わからないところをすぐに質問したりできる点も教室に通う大きな魅力と言えるでしょう。
中学生におすすめのプログラミング教室は?
中学生のプログラミング教室をお探しであれば、テクノロジーを活用した「IT×ものづくり」の授業を提供しているLITALICOワンダーがおすすめです。
LITALICOワンダーでは、プログラミング初心者にも取り組みやすい簡単なアプリ作りから、本格的なプログラミングによるゲーム制作まで、一人ひとりの「やってみたい」という希望やスキルに合わせた授業を受けることが可能です。
子どもたちがプログラミングを通して、社会で役立つ創造力(0から1を生み出す力)や、試行錯誤する力、チャレンジする力などを養っていける環境を整えています。
無料体験授業も実施しているので、興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
中学生のプログラミングについてまとめ
中学生のうちからプログラミングを学ぶことは、学校の授業や大学受験に備えるだけでなく、将来の選択肢を広げたり、試行錯誤する力や創造力を育んだりすることにもつながります。
プログラミング初心者であっても、書籍や学習サイトを活用すれば、独学でプログラミングを学ぶことは可能であるため、まずは本人にとって学びやすい方法を見つけましょう。
より本格的に楽しくプログラミングを学びたいと思ったら、LITALICOワンダーのプログラミング教室もご検討ください。