最終更新日:2022.12.13
公開日:2022.11.30
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プログラミングの資格は就職に必要?メリットやおすすめを解説します
コンビニのATMやスマホでの買い物など、今や私たちの暮らしにITが欠かせないものとなりました。
IT化が進むなかで、将来プログラマーやエンジニアとして就職を考えている方も多いことでしょう。
プログラミングに関連する資格も多く、就職するためには資格が必要だという声を聞いたこともあるかもしれません。
プログラミング関連の資格の種類は、初心者向けの易しいものから取得に時間を要する難易度の高いもの、そして小・中学生に向けたものまでさまざまです。
今回は、プログラミングの資格が本当に就職に必要なのか、そして取得した場合どんなメリットがあるか解説します。
プログラミングの資格は就職に必要?メリットは?
結論から言いますと、プログラミングの資格を持たなくても就職は可能です。
理由は、資格がなくても実際の現場で活躍しているプログラマーは大勢いるためです。
しかし、どんなにスキルを持っていてもそのスキルを証明することは難しいため、企業側が資格保有を求人の応募要件にしている場合もあります。
そのため、資格を取得するということの意味は大いにあるのです。
ここからは、プログラミングの資格を取得すべきか悩んでいる方に向けて、プログラミングの資格を取得するメリットを解説していきます。
資格が判断材料になりアピールにつながりやすい
就職や転職という場で自身の能力をアピールする場合、プログラミングの資格取得は大きなメリットになるといえます。
もちろん、スキルもアピールにつながりますが、採用側からすると実務経験から判断できないことが多いため、プログラミングの資格が大きな判断材料につながるからです。
また、業界未経験者だと実務経験がないため、プログラミングの資格を取得しておいたほうが就職に有利に働く可能性が高くなるといえるでしょう。
資格を取得することで知識を深められる
プログラミングの資格を取得するためには、長い時間をかけて知識を習得していく必要があります。
もし仮に、資格取得に失敗したとしても、いままで勉強に費やした時間は決して無駄にはならず、得た知識は今後も役立つ可能性が高いでしょう。
IT業界では技術の変化が早いことからも、プログラミングの勉強は就職してからも続くと思われます。
いまのうちからプログラミングの知識を深められるのは、資格勉強の大きなメリットです。
プログラミングの資格を取得する際のポイント
ここまで、プログラミングの資格を取得するメリットについて解説しましたが、資格を取得する際に押さえてほしいポイントが4つあります。
ぜひ参考にしてプログラミングの資格取得に向けて取り組んでみてください。
資格取得がゴールにならないようにする
当然のことですが、プログラミングの資格を取得することがゴールではありません。
あくまでも資格取得は、プログラミングの知識を深めて能力を身につけることが前提になるからです。
もちろん、就職するためにプログラミングの資格を取得したいと思われる方もいるでしょう。
ですが先にも述べた通り、就職してからもプログラミングの知識を深めていく必要があるため、資格取得をゴールに設定することは大変危険です。
明確な目標を掲げて、プログラミングの資格を取得していきましょう。
目的に合わせて資格を取得する
プログラミングの資格を取得したからといって、どんな企業でも就職が有利になるかといえば実はそうではありません。
「がんばって資格を取得したのに、希望の就職先で扱っていないプログラミグ言語の資格だった…」とならないためにも、あらかじめ希望する就職先で扱う言語を調べてから、プログラミングの資格を取得するといいでしょう。
資格の取得よりスキルが大切
冒頭でも説明したように、プログラミングの資格は就職に必須ではありません。
資格よりもスキルが大切になります。
実際、実務経験を優先する企業の場合、自身の実績を作る方が就職に有利に働くケースもあるからです。
そのため、プログラミングの資格は、あくまで付加価値であって必須ではありません。
ただし、企業によっては特定の資格の保持を優遇したり、必須にしたりするところもありますので、事前に確認するようにしておきましょう。
自分に合った勉強法を把握しておく
プログラミングの資格を取得する方法はいくつも存在します。
闇雲に勉強しても、なかなか成果が得られない可能性もあるため、自身に合った勉強法を把握しておくことが大切です。
参考書を使用して勉強する
独学でプログラミングの資格を取得したい方は、参考書を使って勉強してみましょう。
さまざまな資格に合わせた対策や傾向などがつかめて、さらに自分のペースで勉強できる点が独学のメリットです。
ただし、参考書も種類が豊富にあるため、内容のレベルが自身に合うかを事前に把握しておく必要があります。
基礎知識を身につけるうえでも、参考書は必要だといえるでしょう。
学習サイトを利用して勉強する
プログラミングの資格を勉強する方法として、学習サイトを用いた勉強法もおすすめです。
なかには動画を見ながら勉強できるものもあるため、初心者の方でも気軽に取り組めるでしょう。
無料で利用できるサイトも多いため、すぐに勉強を始めたい方には取り入れやすい勉強法だといえます。
プログラミングスクールでしっかり学ぶ
「プログラミングの資格を絶対に取得したい!」と強い覚悟がある方には、プログラミングスクールで学ぶという選択肢もあります。
教室に通うスクールだけでなく、オンライン形式のスクールも多くあります。
オンライン形式の場合は、効率よく学習できる点や講師によるサポートが充実していることからも、おすすめしたい勉強法だといえるでしょう。
さらに、苦手な部分や疑問点が出ても、講師に質問できる点が魅力です。
あらかじめ、自身が取得したい資格が勉強できるか、サポート体制が充実しているかといった点を押さえておく必要があります。
プログラミングの資格にはどんなものがある?
プログラミングの資格は、国家資格と民間資格の2つに分類されています。
多くは民間資格が占めており、なかには国際資格という海外勤務を目指す方向けの資格もあるため、資格取得が能力を示す1つの基準であることは明らかです。
ここからは、国家資格や言語別に合わせたプログラミングの資格を紹介します。
プログラミングの国家資格
プログラミングの国家資格で有名な資格はこちらです。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、情報技術の基礎的な知識を身につけるための試験です。
プログラマーやエンジニアを目指す方向けというより、社会人に向けた基礎的な知識が学べる試験となります。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、プログラミング初心者には比較的取得しやすい資格です。
試験は、ITの基本的な知識や技能、さらに実用的な能力が備わっているかを確認する内容になっています。
基本的な知識を理解していれば、合格への道もそう遠くありません。
企業に入社してから取得を推奨される場合もあることから、早めの取得が見込まれます。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験を取得したあとに推奨される試験で、ある程度知識がないと合格が難しい試験です。
名前の通り、応用的な知識と技術が求められる試験となり、プログラマーやエンジニアを目指す方は取得を志してみてはいかがでしょうか。
C言語に関する資格
C言語は汎用性が高く、1970年代に作られ今もなお人気のあるプログラミング言語です。
プログラミング初心者が学習する、最初のステップとしてもおすすめできます。
さまざまな企業でも扱う言語なので、就職にも有利になるでしょう。
C言語プログラミング能力認定試験
C言語の資格には、サーティファイ株式会社が運営するC言語プログラミング能力認定試験が有名です。
階級が3段階あり、3級は基礎的なC言語の知識が求められ、2級になると500字程度のプログラミングが書けることが必要になります。
さらに1級になると、C言語を駆使したプログラムを作成できるかを問われるため、より深い知識が求められるでしょう。
2級と1級は実務経験が必要になるため、まずは3級取得を目指してみてはいかがでしょうか。
Python(パイソン)に関する資格
Python(パイソン)は文法がシンプルであることから、非常に習得しやすいプログラミング言語だといえます。
さらに近年、注目が集まっているプログラミング言語であるため、資格を取得するメリットは大いにあるでしょう。
AIの分野でも幅広く活用されており、YouTubeやInstagramもPythonで作られています。
Python3エンジニア認定基礎試験
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施するPython3エンジニア認定基礎試験は、Pythonの基礎的な文法が問われる試験です。
合格率が約80%あることからも、比較的取得しやすい資格だといえます。
Python3エンジニア認定データ分析試験
Python3エンジニア認定基礎試験を取得した次に推奨されている試験が、Python3エンジニア認定データ分析試験です。
より深い分析を必要とした試験ですが、Pythonを勉強していたら比較的合格しやすい資格だといえるでしょう。
就職に関して言えば、未経験者であればスキル証明につながりやすいですが、経験者の転職にはあまり有利とはならないかもしれません。
Ruby(ルビー)に関する資格
日本で生まれたRubyは、Webサイトやアプリ、SNSなどに活用されているプログラミング言語です。
プログラミング初心者でも、比較的習得しやすいといわれています。
Ruby言語も将来性の高い言語だといえるため、資格を取得してみてはいかがでしょうか。
Ruby技術者認定試験
RubyアソシエーションがおこなうRuby技術者認定試験は、試験のレベルが2つに分類されています。
Silverは、基本的な知識が求められますが、比較的容易に取得可能です。
Goldになると、Silver取得が前提になるため、さらに深い知識が求められます。
取得すれば、Ruby言語を操れる技術者として認定されるため、就職にも有利に働く可能性が高いといえるでしょう。
JavaScript(ジャバスクリプト)言語に関する資格
JavaScript言語は、多くのWebサイトでも扱っているプログラミング言語です。
ポップアップやカーソルを合わせて表示する、動きのあるページを主に作っています。
世界中で使用されていることから、将来性も非常に高く、JavaScript言語の資格を取得するメリットは大きいといえるでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験
NPO団体のLPI-JapanがおこなうHTML5プロフェッショナル認定試験は、Web言語の知識や技術を問われる試験です。
レベルが1と2で分かれており、レベル2になると求められる知識も非常に難しくなるため、非常に難易度の高い資格だといえます。
試験内容は、JavaScriptの基礎文法が大半を占めているため、JavaScriptの基礎参考書で学習しておく必要があるでしょう。
CIW JavaScriptスペシャリスト
CIW JavaScriptスペシャリストは、国際資格のため、言語はすべて英語表記です。
難易度は高くなりますが、海外での勤務を望まれる方は、資格を取得してみてはいかがでしょうか。
Unity (ユニティ)に関する資格
Unity はプログラミング言語ではなく、ゲームの開発に活用されているプログラミングソフトです。
ゲームだけではなく、VR(バーチャルリアリティ)などの技術にも応用されており、非常に将来性のある技術だといえます。
Unity 認定試験
Unity TechnologiesがおこなうUnity認定試験は、取得すると就職に有利に働く可能性が高い資格の1つです。
試験の種類は4つあり、基礎的なレベルからプロのプログラマー向けのものまであるため、モチベーションアップにつながるといえます。
レベルが上がるごとに難易度や経験値が必要になってくるため、勉強は大変ですが、取得すれば大きな自信につながることでしょう。
小学生・中学生にもおすすめのプログラミングの資格は?
プログラミング教育は、早いうちにはじめるに越したことはありません。
なぜなら、幼少のころからプログラミングに触れていると、論理的な思考や、挑戦する意欲が身につくと言われているからです。
小・中学生のうちから、プログラミングの資格を習得していけば、進学や就職にも大きな武器になることでしょう。
ここからは、小・中学生からでも挑戦しやすいプログラミングの資格を紹介します。
ジュニア・プログラミング検定
株式会社サーティファイでおこなうジュニア・プログラミング検定は、子どものプログラミング的思考を定着させるとともに、知識を活かして創造力を育む目的でおこなわれている検定です。
子どもの可能性を広げるためにも、ぜひ取得したい検定だといえます。
日商プログラミング検定ENTRY
日商プログラミング検定は、ENTRY、BASIC、STANDARD、EXPERTの4段階に分かれており、階級や内容もそれぞれ異なります。
なかでもENTRYは、Scratch(スクラッチ)を用いて、子どものプログラミング的思考ができるか否かを問われる実践的な試験です。
プログラミングを初めて学ぶ子どもでも、手が届きやすい試験だといえます。
Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミング能力認定試験は、株式会社サーティファイがおこなう、中・上級者向けのプログラミング試験です。
1級~3級まで段階がありますが、初級の3級でも知識は高校生以上向けとなっているため、難易度はそれなりに高いといえます。
ですが、Java言語は汎用性の高いプログラミング言語であることから、早い時期に資格取得を目指したいところです。
高校生までのプログラミングならLITALICOワンダー
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子どもの成長や個性に合わせたカリキュラムを組み、独自のアイデアや創造力を生み出す育成を目指しています。
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プログラミングの資格についてまとめ
プログラミングの資格は就職に必須ではありませんが、身についた専門的な知識を証明するためにも、資格が強い味方になるはずです。
そのためにも、早い時期からの学習が望まれます。
将来、プログラマーやエンジニアとして活躍したいと考えている方は、希望する目標に向けて、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。