最終更新日:2023.06.16
公開日:2019.06.23
プログラミング学習は「楽しい!」楽しさの活かし方とは
保護者の方々の中には、プログラミング必修化のイメージがわきにくいという方もいらっしゃることと思いますが、実際にプログラミング学習をした子供たちは、「楽しい」との感想を抱くことが多いです!
今回は、プログラミングのどのような点が「楽しい」のかについて解説したうえで、楽しさを活かすための学習方法について解説します。さらには、プログラミングの楽しさを存分に味わえるプログラミング教室LITALICOワンダーの詳細についてもご紹介します!
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プログラミングは楽しく面白く学べる!
プログラミングは小学生にとって、楽しくて面白い学習となる可能性が高いです。
文部科学省が公表している「小学校プログラミング教育の手引き」の中で、「プログラミングの楽しさや面白さ、達成感などを味わえる題材」でプログラミングを体験する取り組みにする、という方向性が記載されています。
また、実例として総務省が行ったプログラミング教育活動の実証事業の例があります。平成28年〜29年度に北海道から沖縄まで対象にプログラミング授業を行い、実施内容や計画、アンケート結果をまとめたものです。
北海道・信越・関東地区を対象にしたプロジェクト では、この講座において94%の児童が「プログラミングすることも講座も楽しかった」、4%の児童が「プログラミングは楽しかったが講座は楽しくなかった」と回答しています。53%の児童が、プログラミング講座は「少し難しかった」と答えているにもかかわらず、全体の98%がプログラミングを楽しく学べたという結果です。
LITALICOワンダーの実施事例も掲載されています。小学校全学年に対して、プログラミング講座を実施したところ、学年による満足度の違いはほとんど見られず、全体を通して比較的高い満足度になっています。
プログラミングが楽しい理由とは
プログラミングが小学生にとって楽しい理由とはいったいどのようなものでしょうか?その主なポイントは以下の通りです。
- ・ 自分のアイデアを形にできる
(ロボットプログラミングの場合はロボットが目の前で動く、ゲームアプリ・アニメーション制作の場合はキャラクターが画面上で動く) - ・ 創意工夫し、トライ&エラーができる
(失敗したときの修正がしやすい) - ・ 自分の作ったものを説明して、他の人に遊んでもらうことができる
- ・ 他人が困っているときに教えてあげたり協力したりすることができる
- ・ コードを記述しなくても直感的な操作ができる
(ビジュアルプログラミング言語で学習する場合) - ・ テキスト通りにアプリやロボットを動かすだけではなく、プログラムを変えれば自分が意図した通りに動かすこともできる
- ・ スキルや知識を身に付ければコンピューターや機械の仕組みが分かる
- ・ 正解が一つではなく様々な手段を用いて目的を達成することができる
以上のように、プログラミング学習には子供が実際に楽しいと思えるポイントが非常にたくさんあり、楽しめば楽しむほどさらに熱中できる要素もたくさんあるのです。
子供がプログラミングを「楽しい」と思えるために必要なこと
子供がプログラミングを「楽しい」と思えるためには、多少のきっかけや働きかけが必要です。プログラミングを全く体験したことのない子供の前にパソコンやタブレット端末、プログラミングツールだけを与えてもすべての子供が楽しむことは難しいでしょう。
子供がプログラミングを楽しいと思えるきっかけやサポートとしては、以下の3点が重要です。
1. まず実際に手を動かしていろいろなもの(ロボットやパソコンなど)に触れてみること
ロボットやパソコンを自由に触れるということは、それだけで子供にとって大きな楽しみになります。
2. 自分に合ったツールや教材を見つける
難易度ややりたいことに合った教材があれば、自主的・積極的にプログラミングを学習できます。
3. まわりの大人も失敗を恐れずに楽しむ声かけをする
プログラミング学習は失敗から試行錯誤を繰り返すことが楽しみのポイントでもあり、学びのポイントでもあります。周囲の大人が失敗を恐れず子供と一緒に楽しむ声かけをすれば、より一層子供はプログラミング学習を楽しめます(ただし、適度なヒントの提供が必要なケースもあります)。成功したときの達成感は子供にとって、とても大きなものとなります。
プログラミング学習を「楽しい」だけで終わらせないために
プログラミング学習は、とても「楽しい」ものですが、それだけではありません。プログラミング教育の必要性や効果への期待は世界的にも高まっています。
まず、プログラミング教育が重視される背景には、IT人材の不足があります。日本国内のデータですが、経済産業省の試算によると、2030年にIT人材が41~79万人不足すると目されています。
出典:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果
そして、IT人材の不足は日本に限ったことではなく、海外でも同様です。
海外でのプログラミング学習の取り組みとして、たとえばアメリカでは国家施策としてプログラミング教育を重視することを公表しています。
イギリスでは、2014年にカリキュラムを改定し、「Computing」という教科の中で5〜16歳までの間、アルゴリズムの理解やプログラミング教育について学習します。一部の中等教育では人工知能の開発などにも用いられているプログラミング言語Pythonを学習するケースもあります。
このような流れの中で、もし子供がプログラミングを「楽しい」ものとして学習できたのであれば、楽しみながら発展的な学習をできるようにサポートするのが理想的といえます。
そして、効果的な学習をするためには、プログラミング教室での学習が効果的です。まずは、「将来ITエンジニアを目指す」「論理的思考力をはじめとした能力開発に期待する」といった学習の目標を明確にしたうえで、子供に合ったプログラミング教室を探しましょう。
プログラミングの楽しさを重視した5つのコース
LITALICOワンダーでは楽しさを重視したコースを設けているプログラミング教室です。コースの全てに共通することですが、LITALICOワンダーではお子さんが楽しんでプログラミングを学習できるような働きかけを徹底しています。
LITALICOワンダーでは楽しさを重視したコースを設けているプログラミング教室です。コースの全てに共通することですが、LITALICOワンダーではお子さんが楽しんでプログラミングを学習できるような働きかけを徹底しています。
ポイント1. まず実際に手を動かしていろいろなものに触れられること
LITALICOワンダーでは、講義形式ではなくつくってみるところからスタートする授業形式なので、お子さんが楽しいと思える授業スタイルとなっています。
ポイント2. 自分に合ったツールや教材を見つけられる
LITALICOワンダーでは、5つのコースから興味関心に合った教材やツールを見つけることができます。また、それぞれのコースでは一人ひとりに合った個別のカリキュラムが設定されるので、つくりたいものやスキルに応じた学習をすることができます。
では、LITALICOワンダーの5つのコースについて紹介します。
子供の興味・関心が強いゲームやアプリをつくって、楽しみながらプログラミングを学習できるコースです。パソコン操作がはじめてのお子さんでも大丈夫です。
キーボードのタイピングによる英語でのテキストコーディングを中心に取り組みます。
プログラミング経験は必須ではありませんが、タイピングなどのパソコン操作に慣れているお子さんにおすすめです。
ブロックを使ってロボットを組み立てた後に、パソコンやタブレットなどでプログラミングを行います。組み立てたロボットを意図した通りに動かすという楽しさと、機械の仕組みなどを学ぶことができるコースです。
ロボットクリエイトコースよりもさらに複雑で高度なロボットをつくるコースです。モーターやセンサーの仕組みを理解しながら、プログラミングによるロボット制御について理解を深めていきます。
3Dプリンターなどのデジタル工作機器を使って、思ったものを自由自在に形にできるコースです。再現性が非常に高いので、イメージを追及することができます。
ポイント3. 周りの大人も失敗を恐れずに楽しむ声かけをする
LITALICOワンダーでは生徒4人に対して1人のスタッフが付きます。お子さん一人ひとりに対してこまめに褒めたり、アドバイスしたりできる環境を用意しています。
以上のように、LITALICOワンダーでは、お子さんが「楽しい」と思えるポイントをたくさんご用意しています。
まとめ
IT人口の不足などの事情から、プログラミング学習の大切さが世界規模で叫ばれていますが、そもそも多くの小学生にとってプログラミング学習は非常に楽しいものです。
「楽しい」と思えるポイントは多数ありますが、実際につくったものが形として動く、創意工夫して自分だけのアイデアをつくることができる、問題を解決するための手段として活用することができる、などの楽しさは、まさにプログラミングならでは。
関東にプログラミング教室を展開するLITALICOワンダーでは、楽しみながらプログラミングスキルを伸ばせる5つのコースを設けています。気になる方は無料体験講座にぜひお越しください。
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監修LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)
監修
LITALICOワンダー サービス開発グループ 和田 沙央里(わだ さおり)2014年3月株式会社LITALICOに入社。5歳〜高校生の子どもたちが通うIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」の立ち上げで渋谷教室の開設当初から約3年間、300名以上の通塾生徒にプログラミングの指導を続けた。2016年度は総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業のプロジェクト責任者を務めた。現在はカリキュラム・教材開発に携わる。大学では発達心理学・教育心理学を専攻し、卒業後は都内の大手IT企業で金融系基幹システムの開発に従事、現職に至る。
著 :『使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ』翔泳社
監修:『スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社
監修:『子どもから大人までスラスラ読める JavaScriptふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! 』インプレス社