最終更新日:2023.02.11
公開日:2022.09.02
- プログラミング教材
プログラミング教材のおすすめを小学生〜中学生ごとに紹介!
子どものプログラミング教材には、色々な種類があり、販売されている商品もさまざまです。
そのため「どの教材を選べば良いのかわからない」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は幼児・小学生・中学生別に分けて、おすすめの教材をご紹介します。
また、子どものプログラミング教材を選ぶときのポイントや、プログラミング学習が子どもにとって大切な理由、プログラミング教室に通うメリットについても解説していきます。
幼児におすすめのプログラミング教材
プログラミング学習は、3〜4歳頃からスタートできると言われています。
小さな子どもの場合、図や絵を使って遊びながらプログラミング学習ができるツールを活用すると良いでしょう。
Viscuit(ビスケット)
画像引用:ビスケット
Viscuit(ビスケット)は、文字がわからなくても視覚的に理解しやすい「ビジュアルプログラミング言語」を使った学習サイトです。
例えば、タブレットを使って好きな絵を描き、その絵を操作してプログラミングをすることが可能です。
実際に幼児向けのプログラミング教室でもよく活用されています。
遊び方については、公式サイトでもわかりやすく解説されているため、まわりにプログラミングに詳しい人がいない場合も、自宅で活用しやすい学習ツールです。
サイトにアクセスするだけで、無料で使用できます。
コード・A ・ピラー ツイスト
画像引用:Fisher-Price
コード・A ・ピラー ツイストは、3歳から遊べるプログラミングのおもちゃです。
イモムシ型の愛らしいロボットは、背中のボタンを押すとライトアップしながら走り出します。
また、5つのダイヤルを回すだけで、動きをプログラミングできる仕様です。
音楽が鳴ったり、おしゃべりしたりと、ワクワク要素がたっぷり詰まった教材であるため、楽しみながら、自然とプログラミング学習ができるでしょう。
小学生におすすめのプログラミング教材
プログラミング初心者の小学生の場合、一つ前の項目でご紹介した「Viscuit(ビスケット)」を含め、目で見て理解しやすいプログラミング教材がおすすめです。
Scratch(スクラッチ)
画像引用:Scratch
Scratch(スクラッチ)は、主に8歳~16歳を対象とした無料のプログラミング教材です。
アニメーションやゲームを作りながら、楽しくプログラミングを学べるため、「プログラミングとは何か?」はっきりと理解していない子どももスムーズに活用できるでしょう。
基本的には、マウス操作がメインとなるため、まだタイピングに慣れていないパソコン初心者が使いやすい点もおすすめポイントです。
Springin’(スプリンギン)
画像引用:Springin’
Springin’(スプリンギン)は、プログラミングコードがわからなくても、直感的な操作のみでゲームや絵本などを作れるプログラミングアプリです。
スマートフォンの他、画面の大きいiPadなどのタブレットでも使用できます。
また、他の人が作ったゲームをプレイしたり、作ったゲームを共有したりすることも可能です。
アプリは無料でダウンロードできるため、気軽に活用してみましょう。
CodeMonkey(コードモンキー)
画像引用:CODEMONKEY
CodeMonkey(コードモンキー)は、サルの主人公が冒険に出るゲームを通してプログラミングが学べるサイトです。
「まずは、遊び感覚でプログラミングを学びたい」と希望する小学校3年生〜5年生の方におすすめです。
ゲーム要素は強いものの、経済産業省の「プログラミング教育ポータル」内の教材情報一覧にも載っているため、立派なプログラミング学習ツールのうちの一つと言えるでしょう。
最初の30ステージは無料でプレイできます。
中学生におすすめのプログラミング教材
中学生の場合、プログラミング初心者であればScratch(スクラッチ)がおすすめです。
プログラミングへの理解が深まってきたら、より本格的な教材を使ってみましょう。
Unity(ユニティ)
Unity (ユニティ)は、実際のゲーム会社などでも使われているゲーム開発ツールです。
正確には勉強のための教材ではありませんが、プログラミングに慣れてきたら、Unity を使用して、本格的なゲーム作りをしてみましょう。
実践的な制作を通して新たな気付きや学びが得られることに期待できます。
プログラミング教室のなかにも、Unity を授業に取り入れているところは数多くあります。
Progate(プロゲート)
画像引用:Progate
Progate(プロゲート)は、プログラミングのオンライン学習ができるサイトです。
パソコンの他、スマホでも活用できるため、どこからでも気軽に学ぶことができます。
受講者はスライド形式の説明を理解し、その後、手を動かして学習を進めていきます。
初級編の一部は無料で利用できるため、まずはどのような教材なのかチェックしてみましょう。
IchigoJam(イチゴジャム)
画像引用:IchigoJam
IchigoJam(イチゴジャム)は、てのひらサイズの小さな子どもパソコンです。
「完成版」を購入すると、テレビとキーボードに接続して、すぐにプログラミングができます。
また、基板の上でコンピューターを作るところから挑戦できる「プリント基板組立てキット」も選択可能です。
プログラミング教室によっては、このIchigoJam(イチゴジャム)を導入しているところもあります。
子ども向けの本も販売されているため、自宅学習用の教材としても活用できるでしょう。
ロボット系のプログラミング教材もおすすめ
プログラミング教材と聞くと、教科書やオンライン学習サイトをイメージしがちです。
しかし、なかには、手に取って学べるロボット系のプログラミング教材もあります。
レゴ®️エデュケーションSPIKE™️ベーシック
画像引用:LEGO education
レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシックは、主に教育現場で活用されているプログラミング教材です。
小学校低学年~中学年を対象としています。
カラフルなレゴブロックを組み立て、動かすことでプログラミングを学んでいきます。
おもちゃとしても有名なレゴを使うため、慣れ親しみやすい点が魅力の一つです。
興味がある場合は、レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシックを導入しているプログラミング教室やレゴスクールを探してみましょう。
子どもプログラミング教室「LITALICOワンダー」では、「ロボットクリエイトコース」の授業の中で、レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシックを使用しています。
レゴ®️マインドストーム®️ ロボットキット
画像引用:LEGO
レゴ® マインドストーム® ロボットキットは、5種類のかっこいい電動ロボを作ったり、Scratchベースのプログラミング言語を使って動かしたりして遊べるおもちゃです。
対象年齢は10歳以上です。
自宅でレゴの組み立てを楽しみながら、プログラミング学習を進めたいご家庭におすすめの教材と言えるでしょう。
mBot(エムボット)
画像引用:ケニス
mbot(エムボット)は、一台でさまざまな学習ができるプログラミングロボットです。
- 付属のドライバーを使って組み立てる
- アプリを使って自由に走らせる
- プログラミングにチャレンジする など
上記のように幅広く活用できるため、対象の年齢層が小学生〜高校生までと広めである点が特徴です。
プログラミング教材として長く活用できるおもちゃをお探しの方におすすめです。
プログラミング教材を選ぶときのポイントは?
プログラミング教材を選ぶときに、見ておきたいポイントを3つご紹介します。
対象年齢やレベルをチェックする
プログラミング教材の対象年齢やレベルは「7歳~12歳」や「入門~」など、教材ごとに設定されています。
なかには、早く上達してほしいとの思いから「実際のレベルよりも少し高めの教材を使おう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、レベルが合っていないと、子どもが「難しすぎる」と感じ、プログラミングに対して苦手意識を持ってしまう可能性があるため注意が必要です。
子どもの興味の対象に合わせて選ぶ
プログラミング教材にはたくさんの種類があり、それぞれ学べる内容や楽しみ方に違いがあります。
例えば、パソコンやスマホ、タブレット上でゲーム感覚で楽しめるプログラミング学習サイトがあったり、ロボットを組み立てながらプログラミングを学べる教材もあります。
子どもがプログラミングを続ける上で「楽しめるかどうか・興味を持てるかどうか」はとても大切なことです。
プログラミング教材を選ぶ際は、学ぶ目的に沿った教材の中で、子どもが一番興味の持てるものを選びましょう。
学びたい目的に沿って選ぶ
学びたい目的によって、使用する教材やツールは変わってきます。
「まずは楽しくプログラミングの基礎を学びたい」「プログラミングでゲームを作ってみたい」「プログラミングで制御できるロボットを作ってみたい」など、子どものしたいことに合わせて教材やツールを選ぶことが大切です。
子どものプログラミング学習が大切な理由
プログラミング学習が子どもにとって大切な理由はたくさんあります。
例としては「論理的思考(物事を順序だてて考える)や、問題解決能力をつけることにつながるから」などが挙げられます。
そのなかでもプログラミング学習の魅力は「創造力を養う効果が得られること」です。
プログラミングやロボット作りなど、テクノロジー(科学技術)を活用したものづくりには、創造力の育成に繋がる要素が詰まっています。
子どもの頃から創造力を高めることで、固定概念にとらわれず、柔軟な発想ができるようになり、将来の選択肢を増やすことにもつながります。
プログラミング学習は自宅でもできる?
プログラミング教材を上手く活用すれば、自宅でプログラミング学習をすることは可能です。
しかし子どもの場合、プログラミング学習中の「わからない」をすべて自力で解決することが難しいと感じるかもしれません。
例えば、「何度、回答しても不正解になる」「組み立てたロボットがどうしても動かない」などの状況が挙げられます。
身近にプログラミングや機械に詳しい方がいれば、すぐに対処できるかもしれませんが、「プログラミングは難しい」「わからなさすぎて面白くない」と子どもが嫌になってしまう可能性もゼロではありません。
もしも、自宅でのプログラミング学習が難しいと感じたら、一度、プログラミング教室の利用も検討してみましょう。
プログラミング教室に通うメリット
プログラミング教室に通うことで、得られるメリットとしては「楽しく学べる」や「プログラミングスキルなどが身につく」が挙げられます。
また、独学では難しい「講師のサポートが得られる」というポイントにも注目しましょう。
プログラミングを楽しく学べる
小学生を対象としたプログラミング教室の多くは、楽しく学ぶことに重点を置いています。
そのため、プログラミング教室に通うことは、「まずはロボットや機械に慣れてほしい」「プログラミングの面白さを知って欲しい」などとお考えのご家庭にぴったりの学習方法です。
これからは、小学校・中学校・高校、どの教育現場にもプログラミングの授業が登場します。
そして、ゆくゆくは、大学入試にもプログラミングに関する問題が出てくる可能性が高いと言われています。
子どもの頃からプログラミングに触れて、学校のプログラミング授業に苦手を感じないようにすることは、将来を見据えた上でも大切なことと言えるでしょう。
プログラミングスキルなどが身につく
プログラミング教室に通うことで、プログラミングスキルや思考力の向上に期待できます。
具体的に、どのような能力がアップするのか見ていきましょう。
- 問題解決能力(トラブルがあったときに、何が問題か把握して解決する力)
- 論理的思考(ものごとを順序立てて考えること)
- 発想力・創造力(ゼロから一を生み出す力)
- コンピューターを操作する基礎力
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション(人にわかりやすく説明する力)など
これらの考え方やスキルは、日常生活や社会生活の中でも必要とされるものです。
プログラミング教室は、ただ楽しいだけでなく、子どもの将来に備えたスキル向上をサポートしてくれる立派な教育現場でもあると考えられるでしょう。
講師のサポートが得られる
子どもがプログラミング学習をしていて、行き詰まったとき「自分で考えて、答えを出す」ということはとても重要です。
しかし時には、導いてくれる存在が必要になることもあるでしょう。
プログラミング教室であれば、プログラミングに詳しいプロの講師がいるため「わからないまま放置してしまう」という心配がありません。
このように、挫折しにくい環境で学べる点は大きなメリットと言えます。
LITALICOワンダーのプログラミング教室
LITALICOワンダーのプログラミング教室は、IT×ものづくりを通して、子どもの創造力を育んでいます。
学校の授業のように、黒板に向かって座り、皆で同じ説明を受ける講義型とは異なり、もっと自由度が高く、子どもがワクワク楽しんで学べるような環境を整えています。
また、大切にしているのは、各受講者の希望やレベルに合わせた授業をおこなうことです。
例としては、下記が挙げられます。
さらに、LITALICOワンダーには、ゲーム(アプリ)に特化したコースと、ロボットに特化したコースだけでなく、3Dプリンターなどのデジタル工作機器を使ってものづくりを行うコースもあるため、より子どもの興味に合ったものを学ぶことが可能です。
「どのコースが向いているかわからない」という場合は、後ほどご紹介する体験授業を試してみましょう。
LITALICOワンダーのプログラミング教材
LITALICOワンダーは、受講者のレベルに合わせたプログラミング教材を使って授業をおこなっています。
例えば、下記を使用することがあります。
- Scratch(スクラッチ)
- Unity (ユニティ)
- Viscuit(ビスケット)
- レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシック
- レゴ® エデュケーション SPIKE™ プライム
また、プログラミング環境も目的や希望に合わせて学ぶことが可能です。
例えば、Webサイトを作るなら「HTML(エイチティーエムエル)」、ゲームを作るなら「Unity 」などです。
このように、自由度の高い授業が受けられる点は大きな魅力と言えるでしょう。
オンラインによる自宅学習も可能
LITALICOワンダーでは、オンラインでの自宅学習にも対応しています。
パソコンやネット環境さえ整えば、全国どこからでも授業に参加可能です。
オンラインといっても、先生と生徒は顔を合わせた状態で、かつ操作する画面を共有して授業を進めていきます。
そのため、わからない点があったときも、対面型とほぼ同じ感覚で質問できるので安心です。
プログラミングの無料体験もできる
LITALICOワンダーは、プログラミングの無料体験授業(通学・オンライン)を開催しています。
プログラミング教室に興味はありつつも、下記のような不安を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- クラスに馴染めないかもしれない
- オンライン型でスムーズに授業できるのか不安
- 授業が理解できるか気になる
- 子どもが興味を示すかわからない など
まずは、このような不安感や悩みを解消するためにも、体験授業を受けてみましょう。
また、LITALICOワンダーは、質問などの問い合わせも受付しているため、授業に関して気になることがあれば、お気軽にご連絡ください。
プログラミング教材のまとめ
プログラミング教材には、パソコンやスマホで学習するタイプや、ロボットを組み立てながら学ぶタイプなど、幅広い種類があります。
そのため、子どもの年齢やプログラミングのレベル、興味の対象に合わせて選ぶことが大切です。
また、自宅での独学が難しいと感じた場合は、プログラミング教室の活用を検討するのも良いかもしれません。
まずは、教室の雰囲気や授業内容を知るためにも、体験授業に参加してみましょう。