最終更新日:2023.08.28
公開日:2023.07.25
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C#のおすすめ本10選!入門〜中級者向けの本を紹介!
プログラミング言語「C♯(シーシャープ)」はゲームエンジン「Unity(ユニティ)」で用いられていることでも注目が高まっており、「本を購入して、自分でC♯を学びたい」と考えている方も多いかもしれません。
そこでこの記事ではC♯の解説本の選び方や、入門~中級者それぞれを対象とするおすすめのC♯解説本10冊を紹介します。
C#の本の選び方
プログラミング言語「C♯」を本で学びたいと思ったとき、数多く出版されているC♯解説本の中から、どのように一冊を選べばよいのかわからないと感じる方もいるかもしれません。
ここではC♯解説本の選び方や、プログラミング言語を本で学習するメリットを紹介します。
C#とはどんな言語?
C♯は、Microsoft社が2000年に発表したプログラミング言語です。
プログラミング言語のなかでは比較的新しいため、従来のプログラミング言語のいいところを備えており、使いやすいプログラミング言語だといわれています。
C♯は主にWindows系のアプリケーションをつくるために開発されたプログラミング言語ですが、現在ではゲーム開発などにも使われています。
例えば、スマホゲームなどの制作によく使われるゲームエンジン「Unity(ユニティ)」では、C♯が用いられています。
C♯については、以下の記事で詳しく説明していますので参考にしてください。
C#の本を選ぶポイント
C♯の解説本は数多く出版されているため、本をどのように選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。
C♯の解説本を選ぶ際のポイントは、「自分の学習段階にあっているか」という点です。
初心者向けの本から上級者向けの本までさまざまな本が存在するため、自分の学習段階に合った本を選ぶことが大切です。
また、文字の多い本もあれば図やイラストが多い本もあり、文章のトーンも異なります。
「C♯について、どこまで掘り下げて解説しているか」という点も本によって差があります。
自分が「わかりやすい」と感じる解説形式の本を選ぶといいでしょう。
C#を本で学ぶメリット
C♯を本で学ぶメリットは、比較的安価に学べることです。
プログラミング教室に通うと数万円程度の費用がかかることもありますが、本で学ぶ場合は、本の購入費である数千円の費用だけで学ぶことができます。
また、自分のペースで学べるというメリットもあります。
C♯は、プログラミング言語の中では難易度が中程度であるとされています。
本で独学する場合は、わかりづらい部分を納得のいくまで復習し、自分のペースで知識を着実に身につけていくことができます。
C#のおすすめ本5選【初心者・子ども向け入門本】
ここでは、初心者や子どもが学ぶ場合におすすめのC♯解説本を紹介します。
プログラミングがイラストで理解できる!C#の絵本 第2版 C#が楽しくなる新しい9つの扉
C♯をこれから学ぶ人、一度学び始めたけれど挫折した人、すでにプログラミングをしているけれど改めて基本を確認したい人に向けて書かれた入門書です。
「プログラミングとはなにか」という初歩の段階から、用語の解説も交えて説明がされています。
プログラミングのさまざまな概念をイラストを使ってわかりやすく説明されており、直感的に理解できるようになっています。
「最低限の知識」に絞って解説。確かな力が身につくC#「超」入門 第2版
これからC♯の勉強をはじめる人が、Windowsアプリケーションをつくることができるようになることを目標として書かれた本です。
C♯は高機能であるだけに学ぶことがたくさんありますが、この本では「Windowsアプリケーションをつくるための最低限の知識」に絞って解説がされています。
文法の章、「オブジェクト指向」の解説の章、Windowsアプリケーションをつくる章の大きく3部構成になっており、ゲームを例としてわかりやすく説明されています。
丁寧できめ細かい解説。やさしいC# 第3版 (「やさしい」シリーズ)
図解やイラストが豊富で、C♯のさまざまな概念が直感的に理解できるよう、丁寧に解説されています。
ゲームやアプリづくりなどのサンプルプログラムも豊富に掲載されており、実際にやってみることで、理解した概念をしっかり定着させていく仕組みになっています。
C♯を着実に、じっくり学びたい人におすすめの本です。
じっくり読み込んで理解したい人に。基礎からしっかり学ぶC#の教科書 第3版 C# 10対応
はじめてC♯を学ぶ人、そしてより高度なレベルを目指す人の両方に向けて、C♯の基本的な使い方を解説した本です。
「教科書」というだけに文章量も多く、しっかりと解説されています。じっくりと読み込んで着実に理解していきたい人におすすめの本です。
「自分で考えながらソースコードを入力していくことで、小手先のテクニックではない本物の知識が血肉となって身につく」と著者が最初に述べている通り、各章の最後に5問の練習問題があり、その章の内容を理解したことを確認してから次に進むようになっています。
C♯を楽しく学ぶ!作って覚えるVisual C# 2022 デスクトップアプリ超入門
「教科書的な文法きっちりの本ではなく、もっと柔らかい感じの、作りながら楽しく自然にコードや文法を学ぶことができるようなもの」というコンセプトで書かれた本です。
無料で使えるプログラミング環境「Visual studio 2022」を使って、簡単なアプリケーションを作りながらC♯の記述方法を学んでいきます。
イラストや実際の操作画面の図が豊富に挿入されており、やさしい語り口やオールカラーによる見やすさなど、楽しく学ぶための工夫が随所に凝らされています。
C#のおすすめ本2選【中級編】
ここでは、中級レベルの方が2冊目として選ぶのにおすすめのC♯解説本を紹介します。
確かな知識を習得したい人に。独習C# 第5版
C♯プログラミングを新たにはじめる人や、今後より高度な実践を目指す人が、確かな知識を習得するために書かれた本です。
C#の概念や使い方を体系的に学ぶ目的で、各章で「解説」「例題」「練習問題」という構成になっています。
文字量も多く、詳しく丁寧に解説されている教科書的な本なので、独学でC♯の基本的な使い方をしっかりと身に付けたい人におすすめの本です。
Visual C#を極めたい人に。現場ですぐに使える! Visual C# 2022逆引き大全 500の極意
Microsoft社の「Visual Studio」という統合環境上で動くC♯である「Visual C#」。その最新版(2023年6月現在)である「Visual C# 2022」について、500の「Tips(助言)」がまとめられた本です。
基本的なテクニックから高度なテクニックの順番に助言がまとめられているので、Visual C#を1から学ぶ人は最初から順番に読んでいくことで知識が得られ、実際にVisual C# 2022を使っている人は困ったときに調べる辞書的な本として活用できます。
C#をUnityで始めたい方向けおすすめ本3選
Unityを使いながらC♯を学んでいきたい場合には、以下のような本があります。
プログラムを着実に理解するために。スラスラ読める Unity C#ふりがなプログラミング
Unityを使って実際にゲームをつくっていく過程で、C♯の使い方を学んでいくための本です。
プログラムの上に「意味」を表すふりがなが振られており、「個々の単語や記号が何を意味しているのか」ということがわかるようになっています。
またプログラムの「読み下し文」が掲載されており、英数字と記号の羅列であるプログラムを日本語に直すと「何を命令している文なのか」ということがわかるようになっています。
プログラムを一つひとつ着実に理解して身に付けていきたい人におすすめの本です。
現役ゲーム作家監修のC♯学習本。UnityではじめるC# 基礎編 改訂版
Unityでスマホゲームをつくりながら、C♯の基本の使い方を学ぶ本です。
現役ゲーム作家いたのくまんぼう氏が制作した「脱出ゲーム」や「物理パズルゲーム」をつくっていくうちに、C♯の基本的な知識も楽しく身につくようになっています。
オールカラーで見やすく、実際の操作画面の画像も豊富で、プログラミング初心者がC♯を学ぶ際の心理的ハードルが下がるよう工夫された本です。
まるで先生の指導を受けているよう。Unity 3Dゲーム開発ではじめるC#プログラミング
C♯の基礎について解説したあと、実際にUnityでゲームをつくりながらC♯についての理解を深めていく構成になっています。
UnityでゲームをつくりながらC♯を学ぶ本はたくさんありますが、「まずゲームを完成させること」に重点を置いた本も多いなか、この本はしっかりとC♯の概念を学ぶことに重点が置かれています。
翻訳本であり、口語調で翻訳されているので、まるで先生がそこにいて指導してくれているような気持ちで学べる本です。
C#が学べるプログラミング教室
プログラミング言語としては中程度の難易度であるC♯を本で学んでいると、わからない部分が出てくるかもしれません。
初心者が独学でC♯を学ぼうとすると「わからない部分を誰かに聞きたい」という思いが出てくることがあるでしょう。
このような場合は、プログラミング教室に通ってC♯の学びを深めるという方法もあります。
プログラミング教室でC#の学習をする
プログラミング教室では、さまざまなソフトウェアを使ってプログラミングを学びます。
小学生向けのプログラミング教室では、Scratch(スクラッチ)と呼ばれるプログラミング学習ツールを使い、ゲームをつくりながらプログラミングを学ぶことがあります。
中学生以上になるとUnityでゲームをつくったり、プログラミング言語「JavaScript(ジャバスクリプト)」を使ったWebページ制作などを学ぶ教室もあります。
UnityではC♯が用いられているため、Unityでゲームをつくりながら同時にC♯を習得していくことになります。
LITALICOワンダーのプログラミング教室
LITALICOワンダーでは、5歳から高校3年生までの子どもを対象に、教室とオンラインの両方でプログラミング教室を運営しています。
LITALICOワンダーのプログラミング教室には「ゲーム&アプリプログラミングコース」や「ゲーム&アプリエキスパートコース」などのコースがあります。
Unityは「ゲーム&アプリエキスパートコース」で学ぶことができ、スマホ向け3DゲームやVRゲームの製作などをおこないます。
ここでは、LITALICOワンダーのゲーム&アプリエキスパートコースに通う子どもたちの作品例をご紹介します。
Unityの作品例:文鳥ディフェンス
クリエイターネーム:文鳥にいさん(小学4年生)
文鳥をモデルとしたロボットを操作し、やってくるヘビを蹴散らすゲームです。
「普通ヘビ、普通ヘビ、特殊ヘビ」を繰り返すプログラムが書かれています。
文鳥自体ではなく、文鳥を模したロボットを戦わせることで動物愛護にも配慮しています。
Unityの作品例:ホラー(?)ゲーム
クリエイターネーム:カタバミ(中学1年生)
C#を始めて半年未満のカタバミさんが、Unityで初めてつくったゲームです。
ロボットから逃げるゲームで、ロボットが意外に速かったり、地形がガタガタしていたりと、難易度が高いゲームになっています。
一方「ゲーム&アプリプログラミングコース」では、ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を使ってプログラミングを学びます。
ほかにも、世界中で人気のゲーム「マインクラフト」の世界の中でプログラミングを学ぶ「マインクラフトクリエイトコース」などのコースもあります。
教室・オンラインともに無料体験授業もおこなっていますので、子どもがプログラミングに興味を持っている場合は、お気軽にお問い合わせください。
C#のおすすめ本まとめ
C♯の解説本は、初心者向けの本から上級者向けの本までさまざまな学習段階の本が出版されています。
これらの中から、自分の学習段階に合い、自分が「理解しやすい」と思う解説形式の本を選ぶことが大切です。
C♯を本で学んでいくうち、「わからない部分を誰かに聞きたい」と思うことがあるかもしれません。
このような場合は、プログラミング教室に通って学びを深めていく方法もあります。
LITALICOワンダーのプログラミングコースも、ぜひご検討ください。